2009.05.05

南房のイサキと外房のマルイカ

GWは1泊2日でささやかな釣り三昧を過ごすことに決めた。釣りものの決定の前に宿探し。以前お世話になった洲崎の民宿堀切荘は港にも近く親切なご夫婦が経営する宿で、たいへん居心地が良かったという印象が残っている。まず、宿はここに決めるとしよう。そうなると船は洲崎港の勝丸に決まり、釣りものは必然イサキになった。普段とはさかさまの経路で釣りのプランを決定するのも面白いものだ。

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5月1日12時洲崎港に到着。イサキの午後船に乗り込んだ。平日のためか乗船客は2名で、少し寂しい。13時に港を出て20分後洲崎沖のポイントに到着。さあやってーの合図で60号のビシを海中に送り込んだ。コマセはアミエビでエサは宿が用意したイカタンを装着した。

指示ダナの30メートルでクラッチをオン。ミチイトとハリスが馴染んだ頃を見計らいコマセを一振り。その直後に穂先をビリビリと振るわせるアタリが到来した。仕掛けは3本バリなので、追い食いを狙いゆっくりと待つ。するとギュンと竿を絞り込む強烈な引きが。ダブルを確信して巻き上げにかかり、取り込んだのはパーフェクトの3尾だった。さい先のよさに気を良くしてすぐに2投目。コマセを振るとまたすぐにアタリ。今度もパーフェクトを狙うが、釣れたのは1尾だけ。そんなことが3投目、4投目と続いた。

「1尾目が掛かってからも竿を動かさないとダメだよぉ」

釣り方を観察していた船長からひとことアドバイス。そのアドバイスに従って、1尾目がかかってからゆっくりとコマセを振るように竿を上下に揺すってみる。すると、明らかに2尾目とわかるアタリが竿先に出た。それからは順調にダブル、トリプルを重ねることができた。イサキは口が堅いのでばれにくく、ハリ掛かり後に少々誘いの動作を入れても問題ないのだ。

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夢中で釣っていると、沖揚がりの17時半までの約4時間は瞬く間に過ぎていった。帰港するまでに釣果を数えたら59尾も釣っていた。自分にしては出来過ぎの感じだが、それだけイサキの魚影が濃いということだろう。

宿で刺身、塩焼きにしてもらったが、コリコリしているもののうま味が少なく、イサキは釣った当日では若過ぎることが判明。持ち帰ってからの楽しみとした。

翌2日は大原港の春栄丸に乗船してマルイカを狙った。なぜ洲崎から遠い大原までわざわざ遠征したかというと、小湊から御宿までの船宿が軒並み休業日だったからである。漁協かなにかの取り決めで休業日を決めているらしいが、土曜日に休業とは釣り人にとっても船宿にとっても痛い。

そんなわけで2日目ものんびりできる午後船を予約し、12時の出船で大原沖へ繰り出した。事前の情報では内房のマルイカよりは良型のアカイカと呼ばれるクラスが数釣れているそうだ。仕掛けは7センチスッテのブランコ仕掛けが有利らしい。そこで、もう5年ぐらい前に使っていたスッテを押入の奥から引っ張り出して仕掛けを自作した。念のために5センチスッテの直ブラ仕掛けも用意して、万全の体制を整えた。

約30分ほど真沖へ走ってようやくポイントに到着。期待の1投目は50メートルで着底。誘う間もなくズシリと重量感のあるアタリが竿先を引っ張り込んだ。3バイぐらい掛かったかな、と慎重に巻き上げると、大きいアカイカが1パイだけ一番下のスッテに掛かっていた。でかい!心の中で感嘆符を打った。

すぐに2投目。またしてもずしりと重いアタリだ。今度も良型のアカイカ。内房では滅多にお目にかかれないサイズが続いた。今がチャンス、と仕掛けを落として着底する間がもどかしい。誘ってもアタリがないときは決まって船長から「上げてー」の合図がかかる。イカがいれば必ず乗ってくるぐらい活性が高いのだろう。

我を忘れて乗せ続けているときに、ふとある体験が甦ってきた。大きいマルイカは身が固くて旨くなかった、という体験である。内房でもたまに釣れる良型のマルイカ。釣趣は最高だが、食味の点ではイマイチだった。足下の樽を見ると良型のマルイカがかなり釣れている。ここは食味を優先して小型狙いに切り替えるべきではないか。そう判断して仕掛けを5センチスッテの直ブラと交換した。イカ族は身の丈にあったエサを捕食する、と雑誌に書いてあったのを思い出したからだ。

狙いはズバリ当たったようで、仕掛けを交換してからは思い通り小さなマルイカしか乗らないようになった。釣れるペースはブランコに比べて落ちたように思えるが、狙い通りのサイズが釣れるのでこれで満足だ。

それでも17時半の沖揚がりまでコンスタントに釣れて、釣果は49杯だった。船中では60パイ越えの人もいて、皆さん大満足な様子だ。中乗りさんに話を聞くと、マルイカはなみがあるのでHPをよくチェックして釣行日を決めた方がいいそうだ。また、年によってのばらつきもあるため、釣れている年には迷わずに釣行した方が賢明だろう。

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帰宅してさっそく大きいのと小さいのを刺身で食べ比べててみたが、予想通り大きい方は身が固く締まっていた。そこで、翌日に沖干しならぬベランダ干しを作ってみた。あぶって食べると、結構いける。火を通すことで甘みが増し、もっちりと美味しくなったようだ。

イカは冷凍しても味が落ちないので、しばらくはイカ三昧が楽しめるだろう。

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2008.10.05

金谷沖の金アジ(08年9月27日)

釣りもののマアジは最高に美味しい。しかも刺身、ナメロウ、サンガ焼き、寿司、フライ、南蛮漬け、塩焼きなどなど、いろんな料理で楽しめるのが嬉しい。

そんなマアジだが、釣れる場所で味が違う、とはよくいわれる話だ。有名なのが関アジ。大分県の佐賀関で一本釣り漁によって獲られるマアジだけが関アジというブランドを冠することが許されるそうだ。

そして関東では金谷沖のマアジが美味しいとよくいわれるところだ。ここで釣れるマアジは体色が黄金色をしているそうで、「金アジ」と呼ばれている。

ところがまだ金アジを実際に見たことがない。関アジはデパ地下の魚屋で1尾4,000円の値札が付いたのを見たことがあるが、金アジにはいまだお目にかかったことはない。

そこで、買えないのなら釣ろうじゃないか、と釣行を思い立った。釣りたいというよりも食べたい願望が先に立った釣行だ。

まずは船宿探し。グーグルで「金アジ」を検索すると「江戸前タカちゃんの釣行記」がヒット。その記事に金谷港太海丸の釣行記が掲載されていた。さっそく太海丸へ予約の電話を入れて9月27日の釣行が決定した。

初めての船宿なので、緊張して船頭さんに挨拶すると、マアジ釣りのコツを教えてくれた。太海丸ではサバの邪魔が入らない限りサビキで狙うそうで、サビキ仕掛けも船宿が推奨しているものを購入することができる。

サビキの上にイワシミンチのコマセカゴを装着。オモリは60号で統一している。竿は長短2本用意したが風があるようなので短い方のシマノ ライトゲーム73(190センチ)使うことにした。リールは手巻きでアブ4000番にPE4号を100メートル巻いている。

浜金谷港を出港して北へ向かう。10分ほど走るとポイントに到着した。やってー、の合図で仕掛けを投入ししたら25メートルでラインがストップ。1メートル巻き上げてコマセを振り、さらに1メートル巻き上げてアタリを待つ。

ほどなく竿先がクンクンとおじぎ。追い食いを狙ってしばらく待っていると竿が真ん中まで曲げられるほどの重量感が伝わる。そろそろ上げ時か、と巻き上げてみると25センチほどのマアジが5尾もぶら下がっている。いきなりの5匹掛けに驚くやら嬉しいやらであわててクーラーにしまい次の投入へ。

クーラーには氷と海水を適量入れて、釣ったアジはすぐに入れるようにした。これはサバ釣りで教えてもらった活け締めのやり方。この方法だと一瞬で魚が冷やされ絶命するので、魚体を痛めることなく鮮度も保てる。いったんバケツに入れるとよくないようだ。

今回は12リッターの小さなクーラーボックスを持ち込んだが、それが見る見る満杯になっていった。そしてとうとう10時にこれ以上は入りきれない状態になり釣りは終了。

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沖揚がりの12時までの2時間は常連の方と話したり風景を見てのんびり過ごした。帰宅し数えると、マアジ92尾という釣果だった。それを捌くのに3時間半。釣った時間とほぼ同じくらいかかってしまった。

常連の方から聞いた話では金谷沖のアジでも岩礁に着いているものだけが金アジになるそうだ。実際、根掛かりで3回も仕掛けを取られてしまうほどきつい根の周りを攻めていた。その結果、釣れたのは写真のように黄金色に輝くアジばかりだった。

そのお味のほうも掛け値なし、金メダルクラスだった。ちなみに一番美味しかった料理は薬味をたっぷりと使ったアジタタキ。それをニンニクのスライスと一緒にいただく。新鮮で脂が乗っているアジの甘みとうま味が薬味の香りでいっそう引き立った。さらにニンニクを加えることで食欲が増し、いくらでも食べられる。

金谷沖の金アジは美味しいアジが食べたくなったらまた釣行したい。そして太海丸もまた訪れたい船宿だった。

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2008.07.21

洲崎沖のクロムツ(08年7月20日)

日中はうだるような暑さでも夜の海上は涼しくて快適だ。やはり夏は夜釣りに限る、と勝山港萬栄丸にお邪魔して夜釣りのクロムツを楽しんだ。

7月20日16時半。12名の釣り客を乗せた船は定刻通り洲崎沖に向けて出港。目的のポイントまで約1時間の航程だ。

船がスローダウンして潮回りに入ると、「エサを付けて準備してください」という見留船長のアナウンスが続く。

「ピッ」。船長が狙いを定めたポイントで投入の合図。仕掛けが一斉に放たれ、水深86メートルでミチイトの出が止まり糸がふけた。

明るいうちはアタリは少ないものの釣れれば良型、とは萬栄丸のホームページから得た知識。あわよくば良型のクロムツを、と竿を持つ手に力が入る。

底から3メートルほどのタナを探っていると、早くも竿先にはっきりとしたアタリが到来。2回、3回と引き込みを確認して電動リールの巻き上げレバーを倒す。サメ対策のため最高速度で巻き上げるのが洲崎沖のセロリーだ。

魚の抵抗と高速巻き上げの水圧のため竿が根元まで絞られる。良型のクロムツを期待していたが、波間に浮かんだのはハチビキとチカメキントキのダブルだった。

その直後、反対側の右舷で歓声が上がった。中乗りさんによれば、かなり良型のクロムツが取り込まれたそうだ。

その後船は大きく移動。気が付けばとっぷりと日が暮れ、照明がこうこうと海面を照らしていた。いよいよクロムツの時間帯に突入、と期待が膨らむ。

次のポイントは、急なかけ上がりになっていて、120メートルから80メートルまで一気に浅くなっていく。オモリが海底を引きずらないように注意してタナをキープする。

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ガガガッと竿先を何度も叩くようなアタリに、慎重に竿を立てるとずっしりとした重量感。ハリ掛かりを確認してリールの巻き上げに入る。やがて海面にぽっかりと浮かんだのは40センチを超える良型のクロムツ。最初の1尾が良型で、涼しいはずの夜釣りで身体がカッと熱くなった瞬間だった。

次の投入でも同サイズのクロムツを釣ることができた。左右を見回すと皆さん良型を取り込んでいる。船が潮回りするたびにコンスタントに誰かが釣り上げるという展開が最後まで続いた。

船長はこのポイントに狙いを定め、何度も潮回りを繰り返した。私にも潮回りのたびに、アタリは訪れるのだが、ハリ掛かりできなかったり巻き上げの途中でばらしたりで、手こずってしまった。

クロムツは3本バリの一番上に掛かってきたので、タナは上の方と考えて比較的高めのタナを狙った。その効果があってか、アタリは頻繁に訪れるのだが、なかなかハリ掛かりまで至らないことが多いのだ。

それでも22時半の沖揚がりまでに30~41センチのクロムツ7尾を釣ることができた。ゲストは、アジ、サバ、チカメキントキ、ハチビキと多彩で数も多かった。なお、船中の釣果は3~15尾で最大は2.1キロだった。

これからしばらくは暑い日が続くが、クロムツの夜釣りは涼しく身体にも優しい。猛暑対策には夜釣りのクロムツがお勧めだ。

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2007.09.24

洲崎沖のオニカサゴ

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仕事の関係で9月は釣行の予定が立てづらく、22日に楽しみにしていた仕立てもキャンセルする始末。このままではストレスに負けてしまいそう、とかなんとか言って23日に洲崎沖のオニカサゴを狙うことにした。

洲崎港勝丸の午後船は、お客4名と仲乗り(?)2名を乗せて13時に出港。ポイントへは20分足らずで到着した。勝山港からだと1時間コースだが、洲崎港はさすがに近い。

船宿のエサはサバの身エサとイカの短冊。特エサとしてサーモンの皮を用意した。最初はサーモンとサバを使うことにした。

水深は130メートル。100メートルを過ぎたところでミチイトの残りが心細くなってきた。300メートル巻いていたはずなのに、なぜ?

暮れのタチウオで2回切られたのを思い出したが、後の祭りだ。祈りながら着底を待つ。145メートル出たところでようやくミチイトの出が止まりほっと胸をなで下ろした。あと10メートルあるかどうかのきわどさだった。

底から1メートル切って、リズミカルに誘いを入れるがなかなかアタリはやってこない。そうこうしていると周りでは1尾、2尾と取り込まれている。何かが違う?

ここでいろいろ考えた。仕掛けの全長が1.6メートルなので底から1メートル巻き上げる。そして竿を1メートルあおって誘い、しばらくしてまた底へ。そしてまた1メートル巻き上げる。

オニカサゴは体型からすると泳ぎは得意ではなさそうなので、速い誘いには乗っててこないのではないか。そう考えてこの動作をゆっくりやってみた。

するとどうだろう、今までの不振が嘘のようにアタリが出始めた。底のエサをくわえるだけでは魚信は伝わらないので、ゆっくり聞き上げると、ブルブルっときた。

メバルやクロムツのような向こう合わせの魚種にはゆっくりした誘いが効果を発揮することがある。オニカサゴも同じなのかもしれない。

この日の釣果は8尾。1尾は小さいのでリリースした。オニカサゴの釣果としてはできすぎだろう。

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2007.09.08

洲崎沖のクロムツ

記録的な猛暑だった今年の夏。ひところの暑さは和らいだものの、海上でも残暑はまだ続いている。そんな時は夜釣りに限る、と9月1日夜釣りのクロムツに釣行した。
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お世話になってなったのは勝山港萬栄丸。萬栄丸のクロムツは定員を少なめに設定していて、14名の釣り人が余裕のある釣り座に着くと、16時勝山港を出発した。

約50分後、ポイントの洲崎沖へ到着。見留光男船長の合図で一斉に150号のオモリが海中に放たれる。電動リールのカウンターが105メートルを表示して止まった。

これまでの経験で、クロムツは明るいうちは活発に食ってこないので、のんびり竿を構えていると、右舷トモで一投目からクロムツが取り込まれた。しばらく間をおいて同じ右舷でさらに1尾。今日は早い時間帯から魚の活性が高いようで、暮れてからの時合いに期待が高まる。

私の竿が最初の魚信を捉えたのは開始から30分ほどしてから。潮回りで仕掛けを投入すると、オモリが海底に届く前にひったくるようなアタリ。明らかにサバのものだが、がっかりはしない。新鮮なサバの身エサはクロムツにも最高のご馳走になるからだ。

中乗りさんにサバを薄い身エサにしてもらい、さっそくハリに刺して仕掛けを海中に送り込む。2メートルほど底を切って時々底ダチを取り直していると、竿をガツガツと揺する明確なアタリが到来。

竿を大きくあおるとハリ掛かりを伝えるようにきれいな弧を描いた。すぐさま電動リールを最高速度で巻き上げる。スピードが遅いと途中でサメの餌食になってしまうのだ。洲崎沖ではサメ対策も釣果を伸ばすポイントになってくる。

サメの攻撃をかわし高速巻き上げにもバラさず取り込んだのは、30センチクラスのクロムツ。やや小降りだったものの、今期初の1尾はやっぱり嬉しい。

同じようなサイズを3尾追加した頃、船長は大きく舵を切って次のポイントへ船を移動させた。ここはやや水深があり135メートルまでミチイトが出て行った。

前のポイントでは竿を手持ちにしていたが、腕が疲れてきたのでここでは置き竿にしてみた。すると船の揺れがほどよい誘いになるのか、面白いようにアタリが現れてくる。しかもなぜか手持ちの時より食い込みがよく、ハリ掛かりさせる確率が高くなった。

しかも釣れるクロムツは40センチ前後の良型ばかり。潮回りの移動がほとんどなく、流しっぱなしで釣れるので効率もよかった。ここでは良型ばかり9尾を追加し、クロムツは合計13尾の釣果になった。そのほかには良型のマアジとこれまた良型のスルメイカが混ざった。

この日は宵のうちから沖揚がりまで切れ間なく釣れて、船中ではトップ21尾だった。
9月とはいっても日中はまだ暑いが、夜の沖釣りは半袖では肌寒い。涼しく美味しい魚を釣るならクロムツがお勧めだ。
 
 

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2007.08.19

松輪のサバ

仕事関係でお世話になっている方たちと松輪サバを狙い、8月18日に剣崎間口港の利一丸を仕立てた。今回で3回目となるサバ仕立てだが、松輪サバが美味しいと評判を呼び、毎回メンバーが増えて8名での釣行になった。

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前日までの猛暑が嘘のように涼しい朝だった。参加メンバーに暑さ対策の注意を喚起し、遅くとも11時には沖揚がりすることで了解を得ていたが、そんな配慮も必要なさそう。

5時30分に出船して剣崎沖で錨を降ろした。最初はコマセをせっせと撒いてサバを集めにかかる。これまでの経験ではいったんサバが集まると、潮が変わるまで釣れ続く。去年は釣れすぎたため途中で竿を置いた。さて、今年はどんな釣れっぷりを見せてくれるのか。

水深は58メートル。船頭さんの指示ダナは底から5メートル。かかり釣りなので水深はほとんど変わらない。ビシを海面から53メートルプラスハリス分落としてコマセを撒きながら指示ダナに合わせる。

今回は置き竿にして、船の揺れでコマセが出て行くようにしてみた。130号のビシを手持ちでやるのはかなり体力を使う。夏の暑さの中で1日竿をを振るのは私にとって苦行以外の何者でもない。

最初にサバを釣り上げたのはS氏のお嬢さんだった。今回が初参加だが、去年お父さんが釣ったのサバの味が忘れられなくて、今年は自らチャレンジしたそうだ。丸々と太ったマサバを手に嬉しそう。

開始から30分ほどすると船中でポツリポツリ釣れ始める。去年のような怒濤の入れ食い状態でなく、コマセをこまめに撒いてじっくり待つとアタリが到来するパターンだ。こういう調子なら、沖揚がり時間まで釣っても釣りすぎにはならないだろう。

「今年は数が少ないけど型がいいね」とは、3回連続で参加したメンバー。言われてみれば、クーラーに収まったサバは大型が多い。中には目測50センチ超の良型も交じっている。内訳はゴマサバ7割にマサバ3割ぐらいだろうか。

船内を見回ると皆さんまんべんなく釣っているようだ。沖釣り初心者はサバの手応えに喜び、ベテランもそれなりに楽しんでいる。来年もこの釣りはリクエストされることだろう。

12時の沖揚がりまでにいい人で20尾ぐらいの釣果だった。私は14尾を持ち帰ることができた。家庭の生ゴミを出さないよう、船上でサバの頭と内臓を切り離して海(カモメ)に還元した。

ホームセンターで細長いジップロックを発見した。それを今回初めて使ってみたが、非常に使い勝手がいい。普通のジップロックはLサイズでも幅28センチほどしかないが、この製品は35センチもある。1尾だけ胴回りが太くて入りきれないものがあったが、頭と尻尾を落とせばほとんど収納できた。

夏場の釣りは魚の鮮度管理が大切だ。サバは特に傷みやすいので私なりに工夫している。まず釣ったらすぐにみず氷に漬けて活き締めにする。血抜きすると切り口から魚のうま味がしみ出るので刃物は入れない。釣っている間はみず氷に漬けた状態にしておく。沖揚がり直前、頭と内臓を取ってジップロックに入れる。クーラーから海水を抜き、氷を追加すれば、氷漬けの状態で家まで運ぶことができる。

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家に帰って捌くと、その身は活きている状態で、刺身、シメサバはこの上ない新鮮さで食べることができた。ジップロックの効果で頭と内臓を落とした切り口から水の侵入もなく、締まった身としっかりした味が楽しめた。今年のサバは去年ほどは脂が乗っていなかったが、刺身やシメサバには、こちらの方がくどくなくすっきりして旨いと思う。

たくさんのサバなので干物を作りたいところだが、夏は干物作りに適さない季節。そこで塩を振ってピチットにくるんで塩サバを作った。これは味が馴染む2,3日後を楽しみに待つことにしている。

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2007.08.14

金谷沖のカマス・タチウオ

今年は15日の旧盆をはさんで異常気象としか思えないぐらいの猛暑が続いている。こんな日は夜釣りに限る、と萬栄丸の夜クロムツを予約しようとしたが、定員いっぱいだった。この暑さじゃ同じ考えの人はたくさんいるだろう。

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そんなわけで早朝から出船して午前中に沖揚がりになる船を捜していたら、金谷の勘次郎丸のHPで見つけた。早朝だけカマスを釣って、その後タチウオを狙うリレー釣りだ。カマスの経験はないものの、一度やってみたかったので予約を入れた。

勘次郎丸に乗船すると、活きイワシエサのタチウオでお世話になっている船頭さんが笑顔で迎えてくれた。カマスの仕掛けを購入して釣り方を尋ねると親切に教えてくれた。

金谷港前に並んだ船が、5時の時報とともに一斉にエンジンフルスロットルにしてポイントへ疾走する。カマスの時合いは早朝の1時間程度なので、時は金なりならぬ魚なりというわけだ。

仕掛けを投入すると道糸が10メートルも出ないうちに着底。竿を大きく振り上げて誘うとすぐにガガガッとはっきりしたアタリが穂先を揺すった。巻き上げるとカマスがダブルでハリ掛かりしている。足下の生け簀に放してすぐに再投入。

この繰り返しでカマスが次々にかかってくる。初めてでも戸惑うことがなく順調に釣果が上がった。そして6時半に船頭さんがタチウオへのリレーを告げカマス釣りは終了した。生け簀の中には30センチ前後のカマスが14尾泳いでいた。

タチウオのポイントは観音崎よりやや東京湾の中に入った場所。到着するとすでに船団ができていた。エサはサバの切り身で、オモリは60号を使う。潮の流れとタナによってオモリを交換するつもりだったが、最後まで60号で通した。

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この場所の水深はなんと15メートルほどしかない。こんな浅場にタチウオがいるのだろうか。半信半疑で仕掛けを投入すると、それが杞憂とわかるまで時間はかからなかった。上から10メートルまで巻き上げたときにもたれるような魚信が伝わった。

イワシタチウオの時のように、アタリがあったらゆっくりと巻き上げて、食い込みを促すが、どうも勝手が違いなかなか食い込まない。そうこうしているうちにエサだけ取られていく。そんなことを繰り返していると、船頭さんが見かねて仕掛けを修正してくれた。3メートルのハリスの真ん中に30センチのエダスを付けていたのが、ハリス1.8メートルで1本バリになった。

その効果があって、食い込みがはっきりわかり、ハリ掛かりしやすくなった。しかし、アタリは100発100中で出るけれど、ハリ掛かりできるのは10回に1回もない。しだいにイライラがつのってくる。

横を見ると常連さんが次々とタチウオを取り込んでいる。釣り方を観察すると誘い方が全く違う。ジギングのようにリールを巻きながら竿をシャクくっているのだ。速い誘いを繰り返しているうちにアタリを捉えると、巻き上げをスローにしつつ軽くシャクる。すると竿がズンと引き込まれハリ掛かりを伝える。そこでアワセると完璧だ。これには驚いた。イワシタチウオでは考えられない釣法だ。

見よう見まねでやってみる。するとどうだろう、あんなに渋かった食い込みが一発だった。魚との駆け引きとか、そんなことは考えなくていい。タナを通過してアタリがなかったら再度下まで落として繰り返す。アタリが明確に出るので、知らないうちにエサを取られる確率もグンと低くなる。

船団の他の船の釣り方を見るとやはり同じようにジギングライクな釣法だ。この釣りでは2年間ブランクがあるが、その間に世の中が一変したようだ。

この日、タチウオの釣果はジギング釣法に切り替えてなんとか数が伸び、60センチから1メートルを17尾だった。トップが30尾。同じポイントの他船ではトップ50尾を超えている船もあった。

下船後船頭さんから、誘い方がスローだと食い込まないが、速い誘いには魚の反応も速く大きいので食い込みやすいと教えてもらった。家に帰ってから、雑誌「つり情報」のタチウオ特集を読むと、ちゃんとジギング釣法のことが書いてあった。

タナが浅い時期、ライトタックルで攻めるタチウオは面白いので、もう一度チャレンジしてみようと思っている。

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2007.08.12

若狭湾のマルイカ

福井県若狭湾で7月27日17時~28日5時の12時間におよぶマラソン釣行に参加した。誘っていただいたのは関西時代にお世話になったBUNさん。メールやミクシーではやりとりしているが、釣行にご一緒するのは2年ぶりぐらいか。今回はBUNさんが名誉会長を務める堂島フィッシングクラブの例会に同行させてもらった。

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若狭湾のマイカ(マルイカ)釣りは半夜釣り、深夜釣りのスタイルがある。半夜釣りは17時~0時、深夜釣りは0時~夜明けまでという時間区分になっている。そしてし「通し」というオプションを用意している釣り宿が今回お世話になった金録丸だ。ほぼ12時間ぶっ通しで釣るスタイルは若狭湾でも珍しいそうで、まして関東では聞いたことがない。はたしてこのマラソン釣行を最後まで完走できるか。

ギラギラと照りつける夕日を背に金録丸はべた凪の若狭湾を湾口に向けて進んだ。30分ほどでポイントに到着すると、錨を降ろして船を固定。イカを集めて釣るかかり釣りで攻めるのだろう。

明るいうちはのんびりやってください、と船頭さん。船上はゆったりとした雰囲気で各自弁当を食べたりビールを飲んだりと思い思いに時合いが来るのを待つ。

それでもポツリポツリとスルメイカが釣れている。明るいうちは海底付近の深いタナがいいそうなので、60メートル下までオモリを落としてゆっくりと誘いかける。

BUNさんのアドバイスに従い、イカ釣りでは初めて2本竿を試すことにした。1本は底狙いで、1.9メートル7:3調子の竿に電動リールをセットした。深いタナを狙うのでオモリは60号を使用。もう1本は手持ち用で、1.2メートルのアオリイカ竿に手巻きリール。オモリは30号を使う。

仕掛けは自作と船宿仕掛けを使った。船宿仕掛けは、日本海の夜釣りでは定番の布巻きスッテを5本接続している。エダスが思いの外短く、2センチぐらいしかない。誘いやすさへのこだわりなのだろうか。

陽が暮れて、集魚灯が灯され海面を照らすと船上も活気づく。あちこちでマルイカ、スルメイカが取り込まれ、水鉄砲が光を浴びてキラキラ輝いている。

手持ちのアオリイカ竿だが、この釣りに合っているようでほんのちょっとした変化も伝えてくれる。イカがスッテを触ると波の揺れとは違う変化が穂先に現れる。ある時はほんの数ミリおじぎしたり、ある時はふっと水平方向に戻ったり。どちらも穂先をに集中していないと見逃してしまうわずかな変化だ。

怪しいと思ったら迷わずアワセる。空振りしてもとにかくアワセてみる。イカが乗ったらズンと竿に重さが伝わりしなる。

マルイカの乗りで竿がしなるのは限界負荷のオモリを使っているから。ティファのディアボロスという1.2メートルのアオリイカ竿はオモリ負荷10-30号のグラス竿だ。イカが乗ると胴まで曲がるのでタメが効きバレが少ない。スルメ2ハイとマルイカ1パイが同時に乗ったときの曲がり具合は感動ものだった。

集魚灯を灯してからは海面から15~35メートルのタナを集中して探るようにした。たまに底狙いの置き竿にアタリがあったら、底へも仕掛けを送り込んだ。日中のマルイカ釣りはほとんど底狙いだが、夜釣りではイカが浮いてくるので浅い方にタナが変化する。浅めのタナを中心にこまめに探った方がアタリが多く出るようだった。

かかり釣りなので船頭さんも竿を出した。竿と手釣りだ。手釣りでは大きくしゃくって誘いをかけ、アタリを捉えるとかなり強くアワセている。そしてどこが違うのか次々とマルイカを取り込んでいく。うーん、とうなるしかない。仕掛けは船頭仕掛けなので同じはず。タナか誘い方かアタリの取り方か・・・。

それでもアタリは頻繁に訪れてくれて2時頃までにマルイカを25ハイ、スルメイカ5ハイほどの釣果に。それ以降はアタリがパタリとなくなった。アタリがないと睡魔が襲ってきて3時頃にとうとうダウンしてしまった。

マルイカのサイズはさすが日本海、千葉の浅場のものより二回り大きい。それに夏の釣りで夜釣りは快適だった。港でのうだるような暑さが夜の海上では嘘のように涼しく、肌寒くさえ感じる。関西が本拠地だったらはずせない釣りになること、間違いない!

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2007.06.03

金谷沖のマルイカ

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内房各地で1束越えが出るなど、マルイカが大いに盛り上がっている。浅場のマルイカは使用するオモリが30号前後で、ライトに楽しめるのが魅力だ。

5月27日に浅場のマルイカを狙って、勝山港萬栄丸を訪れた。

港へ着くと駐車場はほぼ満杯で、萬栄丸は3艘出しの盛況ぶりだ。このところのマルイカの釣果を見れば、人気が出るのもうなずける。

定刻の5時に出船してまずは勝山港沖を狙う。

船が急ストップし、やってくださいという投入の合図で仕掛けを降ろすと、25メートルほどの浅場だった。

オモリを底から50センチほど切って5秒ほどタタキを入れて静止すると、穂先にクンという微妙なアタリが現れた。身切れしないようにソフトにあわせるとイカが乗った感触が伝わる。

20センチクラスのマルイカを取り込んですぐさま再投入する。乗りがいいときはスピーディーな動作が釣果を左右する。

勝山沖で7時までに10パイほど釣り上げたところで、船長から金谷沖への移動がアナウンスされた。

金谷沖にはマルイカ船団ができて、それも小さなエリアに集中している。マルイカの群れが固まっているのだろうか。

場所代わりを期に仕掛けを直結仕掛けに変更し、合図とともに投入。マルイカの魚影は濃いようで、ここでも第一投目からアタリが訪れ、順調に数を伸ばしていく。

ところががうまく乗せられたのは初めだけで、後が続かない。両隣の方は順調に数を伸ばしているのに、自分はアタリがあるのに乗せられない。?マークが頭の中を駆けめぐり、タタキの後の静止時間が次第に短くなっていく。

これはいかん、ということで仕掛けを元の直ブラに交換することにした。するとどうだろう、再びしっかり乗せることができるようになった。直結仕掛けはアタリが出やすいものの乗せるのにはテクニックを要すのだろうか。

船中を見回すと、直ブラ、直結が半々ぐらいでブランコ仕掛けの人はほとんどいなかったようだ。

私の釣果はマルイカ30パイ、ムギイカ2ハイ。船中トップはマルイカ64ハイだった。竿頭の方に話を聞くと仕掛けは直結だが、短いアオリイカ竿を使うことで前アタリを出すように工夫しているとのこと。

内房のマルイカはしばらく好調が期待できるので、多彩な仕掛けをマスターして好釣果に結びつけたい。

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上の写真はマルイカの船上干し。中乗りさんにお願いしてロープを張ってもらった。下の写真はそのマルイカを焼いたもの。写真でしか味わえない方には申し訳ないが、かなりオイシイ。

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2007.05.06

クロムツ・メバル・マルイカ

今年のGWは2日に年休を取って9連休。そんなに休んで何するの?という声が聞こえてきそうだが、定年後の練習とでも答えておこう。実際、沖釣りは毎日やっても飽きないと思う。ただし資金に余裕があれば、の話だが。

沖釣りは多くのプロセスで成り立っている。

釣況の調査→釣りもの・船宿の決定と予約→仕掛け作り→運転→実釣→運転→道具の後始末→魚の処理と料理→ブログアップ

一連のプロセスに延べで2日は費やしているだろうか。これに干物作りが加わるとさらに時間が必要になる。ゴールデンウィーク期間中はこの作業をゆっくり進められるので余裕が違う。

今回は洲崎沖のクロムツ、御宿沖のクロメバル、行川沖のマルイカに釣行した。釣り方や仕掛け、道具といったものが全く違う3種類を連続して釣行できるのもGWの余裕がなせる技である。

4/30 洲崎沖のクロムツ(萬栄丸)

開幕直後で様子がわからないままの釣行だった。この魚は釣趣よりも食味が勝る。おいしい魚を食べたい一心で釣行した。

ところが実績が高い洲崎南沖は潮がめちゃくちゃ速くてポイントに船をとどめることができない。一流し一投で、投入が遅れたらその回はパス。仕掛けを上げたら再投入できない。

ここでは船中1尾しか釣れなかったため船長は釣りものの変更を決断、キンメのポイントへ移動した。

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移動後にすぐキンメが釣れた。型はイマイチだったがクロムツのポイントではアタリすらなかったので、ただただ嬉しい。釣行前は良型クロムツをたくさん釣りたいと夢見ていたが、厳しい現実に直面すると、夢を実現可能なレベルに修正して満足感を味わうことができた。ちょっと寂しいけど気持ちの切り替えが大切だ。

釣果はキンメ16尾 他にサバ、アジ、スミヤキ、チカメキントキ。

キンメは大半を干物にした。新鮮なので特徴的な目も取らずに干物にできた。薄味にして鱗が着いた皮までバリバリと食べられるようにした。これでご飯が何杯でもいける。

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5/3 御宿沖のクロメバル(中嶋丸)

外房ではメバル五目で出船する船宿が増えてきた。中嶋丸は以前からクロメバルを狙ってきたが、ライトタックルで釣らせてくれるのが魅力だ。外房のクロメバルは30センチオーバーが珍しくない。時には35センチを超える”超大型”が顔を見せることもある。その大型メバルを軽いオモリのライトタックルで釣るのが魅力なのだ。

今回の仕掛けはメバルバリ10号、ハリス1.5号、ミキイト3号とメバルにしては”太仕掛け”だ。オモリは30号で竿はサクラのメバル竿4.5メートルを使った。この竿は常識はずれに長いので取り扱いがやっかいだが、大物とのやりとりには威力を発揮する。

エサは生きたカタクチイワシで、15センチはありそうな立派なサイズだ。こいつに襲いかかるメバルだから30センチ以上あるに違いない。

仕掛けを底から1メートルほど上げてアタリを待と、グイと重い根掛かりの感触が伝わった。しかし聞くように竿を立てると穂先が軽くおじぎした。はて、魚かな。少し強めに竿を持ち上げるがびくともしない。やっぱり根掛かりだ。

ところが次の瞬間、穂先が突っ込んだ。まさしく根が動いたという感触に大物を確信して戦闘態勢に入る。竿が満月にしなるが魚は浮いてこない。逆にドラグが滑り道糸が出ていく。カジメが多い場所なので、糸を巻かれたらアウトだ。極力道糸を出さないようこらえる。

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やりとりに5分ぐらいかかったのだろうか。一進一退を繰り返しながらようやく海面に姿を見せたのはヒラメだった。茶さんの差し出すタモに誘導して何とか取り込むことができた。後検量2.6キロ 66センチだったが長竿のおかげで1.5号のハリスでも持ちこたえられたのだろう。

釣果はメバル、ヒラメ、カサゴ各1尾にマトウダイ5尾。エサが大きいのでどの魚も大きいのが特徴だった。

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30センチオーバーの本命メバルは宿でお造りにしてもらった。

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マトウダイ2尾を宿にプレゼントしたらサザエを出してくれた。初めて宿泊したが、安くて清潔で親切な民宿だった。(守谷海岸 民宿庄之助)

5/4 行川沖のマルイカ

GW直前に外房でマルイカが本格化した。外房のマルイカは経験ないが、船宿のHPを見ると内房よりサイズが大きそうだ。マルイカはおいしいので大好きで、大型・肉厚の刺身をぜひ味わいたい。

お世話になったのは小湊港鯛丸。19トンクラスの大型船に片舷9名で満席らしい。ということは釣り座の間隔が広いということだ。しかも座席が一人掛けで何と肘掛けまである。大きい船にゆったりとした釣り座で快適このうえない。

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船は小湊沖から行川沖までを行き来してイカを探っていた。水深がけっこう深く50メートルを超えることが多く、しかも潮の流れがきついのでオマツリの連発だった。

直ブラ5本スッテの仕掛けでタタキ釣り。これは内房、外房共通ののスタイルだが、外房ではブランコの方が乗りがいい場合があるそうだ。特に水深が深い場合にその傾向が出やすいらしい。お蔵入りかとあきらめていた7センチのスッテが再び日の目を見ることができそうだ。

3.3メートルの竿でオモリ60号の仕掛けをタタくのは結構くたびれる。竿がオモリに負けているのでアタリも取りづらいが何とか7ハイを釣ることができた。常連氏の会話を聞いていると、マルイカ釣りで初めての渋さだったとか。

そんな日もあれば過去最高の日に遭遇することもある。何事も運と割り切るとストレスにならない。釣果の中には結構いいサイズも交じっていたので、また近いうちにブランコ仕掛けを持って外房を訪れたい。

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2007.04.08

岩井沖のアオリイカ

春爛漫の房総半島に大型のアオリイカを狙って釣行した。

金谷港の輝栄丸は一年を通してアオリイカを狙う、アオリイカフリークの船宿だ。常連客は熱心で、アオリイカに関しては一家言持つ人が多い。

4月7日は曇り空でやや肌寒かったが、海上は波も穏やかなアオリイカ向きのコンディションだった。乗船客は3名で茶さんともう一人は常連さん。

前半は二人とも全く気配がなくむなしくシャクるだけ。ところが常連氏に良型マルイカとアオリイカが立て続けに乗った。ダレ気味だったところにカツが入ってシャクリに力がこもるようになる。

場所を大きく移動して岩井沖に。ここでようやく最初の一パイが乗った。小振りだったが今季初のアオリイカに喜びは隠せない。

このアオリイカをさっそく沖干しにする。前から小さいのが釣れたらやってみたいと思っていたのだ。

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続いて中型の600グラムクラスが乗ってきた。ようやく春の乗っ込みらしくなってきたと喜んだが、後が続かなかった。

今回も3.3メートルの長竿を試してみたが、グイーンとしなって中型の引きを堪能することができた。

沖干しを帰って焼いてみたが、皮がぶよぶよしてパリッと焼き上がらず生臭みが残った。刺身で旨いイカなので沖干しもさぞや旨いだろうと想像していたが、全くの当て外れに終わった。

次はマルイカの沖干しにチャレンジしてみようと思っている。マルイカ=ケンサキイカで高級スルメの材料になっている。きっと沖干しは旨いに違いない。

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2007.03.04

洲崎沖のオニカサゴ

「毎晩タチウオの干物を食べているせいで、顔がタチウオに似てきた」。嫁にそう言われたらタチウオ釣りには行きにくい。そこで今回はオニカサゴ。

久々に久津見名人と3月3日、勝山港萬栄丸からの釣行した。名人はカモシ釣りのベテランで、これまで輝かしい実績を誇っている。今はカモシ釣りがシーズンオフなのでオニカサゴにおつきあい頂いた。

6時出港で40分かけて洲崎沖に到着。いつものポイントは潮がかっ飛んでいるためにやむなく手前のポイントへ。それでも何とか型は見られるだろうと楽観的に考えた。

まず最初は恒例のサバ釣り。名人もサバを釣って身エサにするやり方はご存じだった。二人でサビキ仕掛けを投入すると一投目からアタリ。釣り上げたのは良型アジのダブルだった。これはこれで嬉しいゲストだ。

サバを3尾確保した後、オニカサゴに切り替えた。船が流し換えをしている間にサバの身エサを作る。できるだけ薄くヒラヒラと舞うようにするのがコツだ。

オニカサゴ狙いで仕掛けを沈めると潮の速さにビックリした。150メートルのアナウンスで220メートルも道糸が出て行く。潮が遅い場所でこうなのだから本命ポイントでは釣りにならないだろう。

速潮に苦労しながらもオニカサゴを2尾釣り上げたが、1尾は小さいのでリリース。他にユメカサゴ3尾とハナダイ1尾を釣り上げた。名人も良型のオニカサゴを1尾釣り上げて、今日の状況ではこんなものだろう、と達観していた。

船中9名の釣果は0~2尾ぐらいだったのではないだろうか。釣果は寂しかったが天気が良く気持ちのいい釣りだった。何よりも名人との久しぶりの釣行を楽しむことができた。

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ハナダイはけっこういいサイズだったので切り身で粕漬けにした。今週の金曜日あたりが食べ頃だろう。

150号のオモリを1日手持ちにしたため背中、腕、腰が筋肉痛を起こしてしまった。「つり情報」でライトタックルのオニカサゴを紹介していたので、次回はそちらに行ってみようかと思案している。

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2007.02.18

観音崎沖のタチウオⅢ

タチウオはいついなくなるかもしれないので・・・。と、ついつい釣行してしまう。

家の冷蔵庫には1週間前に釣った切り身がたくさん残っていて、釣っても仕舞うところがないのに、どうしても行きたくなってしまう。それぐらいイワシタチウオは面白い。

前回の釣果は21尾。活きイワシエサで狙うと、アタリが多くて工夫次第で釣果はもっと伸ばせると、仕掛けにあれこれ手を加えた。

まず、道糸のPEラインの号数を4号から2号に落とした。これで感度が上がり、あの微妙なモタレも見逃さないはずだ。

ついでにオモリも100号から80号へ落とした。道糸が細くなれば糸ふけが少なくなるのでオモリを軽くしてもオマツリしないはず。オモリが軽いと疲れないし、竿の操作が軽快になるぶん誘いやシャクリもやりやすい。

仕掛けはハリスをフロロ12号から10号へ。前回は1度もハリス切れがなかったのでワンランク細くした。蛍光パイプもより発光するタイプに換え、長さも3センチに詰めた。

そして、エダスの長さを思い切って20センチに詰めた。エダスが長いとどうも感度が悪くなる気がしたからだ。エダスを長くするのは、エサが自然に動くようにという意図があるからだと思う。そこで幹糸との結束に親子サルカンを使わず、チチワ結びにすることで自然な動きになるようにした(つもり)。

仕掛けは準備万端整って、2月10日に金谷港ふじ丸に乗り込んだ。わりと大きい船に6名の釣り客で左舷トモに席を確保。この船のトモは広くて釣りやすい。

観音崎沖は相変わらずのタチウオ船団。水深は70メートルで、底から6メートルのところからタナを探ると、すぐさまアタリが到来。

竿をゆっくり持ち上げるように食い込みを促すが、なかなか強い引きにならない。しかし竿に重さを感じるので、タチウオは確かにエサに食いついている。

ここで焦ってあわせると、頭だけ残してサヨナラになる。食い込んだという判断はなかなか難しいので、穂先に現れる変化を見逃さないようにしている。

しばらく待って穂先がクイ、ククッときたときにあわせたらズバリ、ハリ掛かりした。竿がギュンと曲がるのは何度見ても楽しい。

第一投目からアタリが続発した。とにかく仕掛けを入れると必ずアタリがある。10メートル巻いてアタリがなければ、エサを取られていると思っていい。

今回は細いPEで臨んだためか、小さなモタレも敏感にキャッチすることができ、アタリを見逃したことはほとんどなかった。逆にアタリがあったのにハリ掛かりできなくてくやしい思いをすることが多かった。

エダスを詰めたのもよかったようで、枝バリにタチウオがけっこう掛かってきた。これまでの仕掛けでは見逃していたアタリを捉えることができたからだろう。

今回も好調に釣れ続け、最終的に26本のタチウオを手にすることができた。帰宅して他船の状況をみるとあまりよくなかったようだったので、前回よりも釣果がアップしたのは仕掛けの工夫によるところが多かったのではないだろうか。

細くしたハリスでもタチウオの歯に切られることはなかった。しかしオマツリが1回だけあったときにPEを30メートルほど切ってしまった。PEは擦れには弱いようだ。

さて釣果をどうしたか。良型がけっこう多いので、26尾も持ち帰ると冷蔵庫には入りきれず、家庭内争議のもとになる。そこで10尾だけ持ち帰ることにして、残りは船頭さんと同船した方にお分けした。

持ち帰ったタチウオはほとんどを粕漬け、みりん干し、塩干物にした。幸い翌日の天気がよかったので最高の干物に仕上がった。それを冷凍して毎日の晩酌でちびちび頂いている。

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塩干物は身に軽く塩を振って干すだけ。シンプルなので魚の持ち味が生きる。

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みりん干しは醤油1:みりん1の漬けだれに30分漬けて干す。個人的には砂糖は入れない方が魚の味が楽しめると思っている。醤油もみりんも良いものを使えばさらに味が引き立つ。脂が乗っているので醤油との相性がいい。

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2007.02.04

観音崎のタチウオⅡ

金谷のイワシタチウオが絶好調だ。船宿のHPを見ると、連日トップが20~30本、日によっては40本以上の釣果をあげている。

生きイワシで釣るタチウオは良型が多く、アタリも頻繁に出るので釣りの楽しさを純粋に満喫することができる。私にとって釣行日が待ち遠しい釣りの一つになっている。

今回は神戸から齋藤名人が出張をかねて釣行することになった。もともとイワシタチウオは名人から紹介してもらった釣りだ。初めての釣行でいきなり20本以上を釣り上げ、その面白さに我を忘れてしまった記憶がある。

釣行日は2月3日で、お世話になったのは勘次郎丸。この船宿は毎日HPを更新するので釣況の目安として重宝している。現役の漁師が船頭を務めるので釣り方など的確なアドバイスをくれるのが頼もしい。

最近の釣況の良さに釣り人の集まりも良く、当日は12名の満船であった。マスコミでの紹介も頻繁にあるため、イワシタチウオが注目されているのも理由だろう。右舷ミヨシから名人、私、宮澤さんの順に座り準備を整えると船は6時に出港した。

観音崎沖のポイントは水深70メートルで、上から60~50メートルがタナの目安だそうだ。

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開始早々名人が4本指クラスを釣り上げた。たぶん船中1号だろう。タナを聞くと62メートルだったそうで、さっそく64メートルから誘い上げると63メートルでコツンときた。しかしハリ掛かりには失敗。急いでエサを交換する。

続く投入でふわりと食い上げるようなアタリがあった後、竿がピンとまっすぐに戻ってしまった。100号のオモリの負荷も感じない。どうしたのか巻いてみると、PEラインが40メートル付近で高切れしていた。タチウオの仕業なのか、原因がわからないまま急いで新しい天秤と仕掛けをセットした。

65メートルからスローで巻き上げながら徐々に浅くしていくとまた63メートルでアタリ。注意していないと見逃すぐらいの繊細なアタリだ。巻くのを止めて竿をゆっくり起こすようにして食い込みを促すが、なかなか食い込んでくれない。2メートルほど巻いたところで、グイッと穂先が引き込まれた。

ここでアワセを入れるとハリ掛かりに成功。開始からもたもたしたが、ようやく4本指クラスを取り込んでほっとした。

前半、アタリが渋く食い込みが浅いため、釣果を伸ばすのが難しいかなと不安になった。

ところが後半にさしかかった時、突然時合いに突入した。船が移動した直後の投入で宮澤さんが釣ったタナを聞いて驚いた。それまで60メートル前後だったのが、いきなり40メートルになったからだ。

半信半疑で45メートルから徐々に仕掛けを上げていくと41メートルで明確なアタリ。食い込みも激しく早いので、難なくハリ掛かりに成功した。それからはまさに入れ食いモード。活性が上がったのかハリ掛かりに失敗することが少ない。アタリがあれば釣れるという展開だった。ここで手返しよく釣れたかどうかが釣果を左右した。

今回の釣りを通して、名人からアタリダナをよく教えてもらった。名人は電動リールのずる巻き釣法で広い範囲に渡ってタナを捜すため、人よりも早くタナを探し当てる。船が移動した直後やアタリが途切れたとき、この釣法は真価を発揮した。アタリダナを早く見つければそれだけ集中して攻められるので効率が非常にいい。それが釣果の差となって現れた。

タチウオは活性が低いときはアタリが小さく、食い込みが浅い。こういうときは繊細なアタリを捉える感度と食い込ませやすい柔軟さを併せ持つ竿が欲しくなる。しかも100号というオモリを背負ってこの調子をだすのである。そんな竿を見つけたら、タチウオ釣りがもっと面白くなるに違いない。

仕掛けは、はじめ名人からもらったアシストフックの付いたもの使っていたが、食い渋りの中ではシングルフックの方がアタリがでると判断して変更した。この仕掛けはワイヤーではなく12号のフロロを使っている。何回か飲み込まれたが、太ハリスと蛍光チューブのおかげでハリス切れは一度もなかった。また生きエサなのでハリスの太さで食いの違いはないように思えた。

この日の釣果は21本で名人は28本のダントツ竿頭。名人のタナリサーチのおかげで釣果を伸ばすことができた。それと久しぶりに名人の技を見せてもらい、大いに参考になった。

タチウオはタナ取り→アタリ取り→アワセ→取り込みと一時も気を抜くところがない。イワシタチウオは特にアタリが多いので緊張のし通しだ。そこが面白くワクワクするところでもある。この釣りは仕掛け、道具、釣り方にまだまだ工夫の余地があるので、どう攻略していくかも楽しみだ。

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2007.01.28

観音崎沖のタチウオ(06年1月20日)

内房金谷港から出船するタチウオ船はエサに生きたイワシを使う。生きエサのアピール度は素晴らしく、アタリが頻繁にあり釣れるサイズも良型が多いのがこの釣りの特徴だ。

いつもだと12月にシーズンに入るが、今期はやや遅れて1月になってトップが10尾以上と、ようやく釣果が上向いてきた。待ちに待った好機到来、これは行かずば!

お世話になったのは惣四郎丸。3名の釣り人が乗船すると港内の生け簀からシコシワシをたっぷり積み込んで6時30分に出港した。

ポイントの観音崎沖にはすでにタチウオ船団ができていて、その端でスローダウン。

「水深98メートル。底から10メートルまでを探ってください」

船長からタナのアナウンスがあり、シコイワシを弱らせないようスプールをサミングしながら送り込む。

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着底するとハリス分巻き上げてゆっくりシャクリながら上へ上へとタナを探る。すると底から5メートルでコツンときた。

ゆっくり聞き上げながら食い込みを促すと、グイッと穂先を押さえるアタリに変わった。間髪入れずにアワセをいれればガツンと竿が止められた。自分なりに完璧と思えるハリ掛かりだった。

巻き上げ中にタチウオは海面に向かって泳ぐため、一瞬負荷が軽くなる。バレたかと勘違いするが、騙されてはいけない。その後また強い抵抗をみせながら上がってきて、海面ではキラリとサーベルようなシルバーを輝かせる。

一投目で取り込んだのは1メートルオーバーのいわゆる5本指サイズだった。今季初のタチウオが良型で、全身が熱くなった。タチウオ釣りはこうでなくっちゃ。

続く投入もアタリが頻発する入れアタリ状態だった。ところがその半分もハリ掛かりさせることができない。ハリ掛かりに失敗すると頭がカーッと熱くなり、成功して取り込むと身体が熱くなった。

それでも釣果は順調に伸びて、足もとのクーラーボックスはタチウオで埋まっていった。開始から3時間で10本を超えた。しかもほとんどが100センチ前後で、内径60センチのクーラーボックスに納めるのに苦労するほどだ。

後半は潮が止まったためか、アタリが小さくて知らないうちにエサを取られることが多くなった。あの大きな体で繊細な食い方をするもんだと感心してしまう。

釣るのが難しくなれば、それだけやる気をだして集中するのだが、後半はポツリポツリの展開となり12時半に30分早い沖揚がりとなった。

私の釣果は14本で、船中では3~14本だった。この釣りは、とにかくアタリは頻繁にあるので、釣り方や仕掛けの工夫しだいでもっと釣果は伸びるはずだ。それと熱くなりすぎるのも判断を狂わせるので、できるだけ冷静に対応することを心がけたい。

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2007.01.08

洲崎沖のオニカサゴ(07年1月2日)

初釣りは正月らしく晴れのある魚を釣りたいが、オデコは避けたい。いろいろ迷った末、年末まで好調だった洲崎沖のオニカサゴに決めた。朱色の晴れ着をまとったオニカサゴを釣って、ぱっと明るい一年のスタートにしたいものだ。

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お世話になったのは内房勝山港の萬栄丸で、1月2日が初日とあって、船上は12名の釣り客で賑わった。

まず年始恒例の餅投げで一年の無事を祈った後、6時に勝山港を後にした。

約一時間ほどでポイントの洲崎沖に到着。岩崎一好船長からサビキ仕掛けが配られる。これはオニカサゴと同じポイントで早朝だけマアジ、沖メバル、サバなどが釣れるので、やってみたい人はどうぞという船宿の配慮なのだ。

もちろんオニカサゴだけを狙う人は初めからオニカサゴの仕掛けで釣ってもいい。私は新鮮なサバの切り身を確保するため、しばらくサビキで狙うことにした。

第一投目を水深100メートルまで落とし込んだところで早くもアタリが到来。ガクガクと竿を揺する感触でサバかなと期待する。オマツリを避けるために電動リールを最高速で巻き上げた。

取り込んだのは狙い通りのゴマサバで、新鮮なエサの確保ができて大喜び。個人的には釣りたてのサバの切り身がオニカサゴには最高の特エサと思っている。

続く投入では沖メバルがトリプルで釣れた。サビキには何がかかるかわからないところが面白い。

船中でオニカサゴが釣れ始めたところで仕掛けを交換。先ほどのサバを切り身にしてハリに付けるといよいよ本命の釣りのスタートだ。

水深は140から120メートルでかけ上がりになっている。オモリが海底に当たったら1メートル巻き上げる。それを繰り返しているとグン、ググンと穂先にアタリが出た。

しっかり食い込ませてから竿を立てるとズシリと重みを感じた。ハリ掛かりを確信してリールの巻き上げレバーを倒す。

巻き上げの途中で何度も強い引き込みを見せるので本命にまちがいなさそう。そして海面をぱっと朱色に明るく染めたのはまさしくオニカサゴだった。しかも40センチ級の良型だ。

オニカサゴに切り替えての一投目で良型を釣って有頂天になった。今年はいい年になりそうだなどと浮かれるのもつかの間で、その後はパッタリと魚信が途絶えてしまった。

いや、オニカサゴのアタリはあるのだが型が小さすぎた。小さなアタリでは巻き上げず、良型の追い食いを狙っていると、確かにダブルで釣れるはするが、チビオニとチカメキントキやアカイサキの組み合わせだ。

船内を見回すと、いい型のオニカサゴがポツポツ釣れている。良型のオニカサゴは確かにいる。ただ自分のエサに食いつかないだけだ。そう思って、誘い方やタナを変えてみるが効果は現れない。

オニカサゴらしいアタリでようやく1尾追加して沖揚がりとなった。この日の釣果はオニカサゴ5尾のうちリリース3尾。チカメキントキ、アカイサキ、沖メバル多数だった。

トップがオニカサゴ8尾で良型が揃ったようだ。型は選べないというが、良型が好むエサはあるのかもしれないし、誘い方やタナにも工夫がいるのかもしれない。年の初めに考えさせられる釣りになってしまったが、奥の深さを改めて知ったのは収穫ということにしておこう。

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2006.12.10

平砂浦沖のヒラメ(06年12月9日)

午前は乗り合いでヒラメ、午後は仕立てでアオリイカ。その日は泊まって、釣った魚をつまみに一杯やる。釣り師にとって夢のようなプランを立案したのはやまださんだった。それになんの迷いもなく乗ったのが茶さんと私。3人は12月9日洲崎に集合した。

お世話になったのは洲崎港の勝丸で、釣り人7名を乗せて暗いうちに港を出た。洲崎灯台を左に見ながら平砂浦沖へ到着。薄明るくなった空に船長の開始の声が響く。

イワシをハリに刺し、サミングしながらゆっくりと送り出すとPEのマーカーが12メートルのところで止まった。予想以上に浅いポイントにちょっと驚いた。こんな浅い場所にヒラメがいるのだろうか。

そんな疑問を払拭するようにいきなり左舷ミヨシの竿が曲がった。けっこういい型を思わせる曲がり具合だったが残念ながら途中でバラしてしまった。

それから程なく右舷トモで竿を出しているやまださんにヒット。船長が飛んできてタモを差し出した。取り込んだのはソゲクラスだったが、まずは型を見られてほっとする。これでおかずは確保できた、とやまださんが喜んでいる。

左舷トモに私、その隣に茶さんが並んでいる。開始早々ヒットが続き、二人とも今日はいけそうという期待に顔がほころぶ。

しかし二人にはアタリはなかなか訪れない。ときどき竿が重くなるのを感じて巻き上げると、イワシに噛まれた後が残っている。ヒラメの歯形とは明らかに違うので、おそらくイカのしわざだろう。

後ろが賑やかなので振り返るとやまださんが良型のマゴチを手にしている。やまださん、今日は飛ばしている。ヒラメにマゴチと高級魚を連続でゲットした。

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やまださんの魚だけをおかずにするわけにはいかないので、何とか釣りたいと気を張っていると待望のアタリだ。軟調子のマダイ竿を使っているので食い込みはいいはず。3、4回穂先がおじぎするが焦らずに待つと大きな引き込みに変わった。今だ!竿をゆっくり引き起こすようにアワセると大きくしなった。

ゆっくり巻き上げても12メートルしかないのですぐに魚影が現れた。茶褐色はヒラメに間違いない。船長にタモ入れしてもらい無事に取り込んだ。ソゲクラスの小型ではあったがまずは一枚手にできてほっとする。

この頃から北風が強くなってきた。雨も降り出して寒い。早上がり、そんな予感が頭によぎる。その前に釣らないと、という思いが通じたのか本日2回目のアタリ。今回は2回目のおじぎで穂先が海中に引き込まれた。アワセも決まり海面までゆっくり巻き上げると茶さんが差し出してくれたタモに無事収まった。

風と雨がだんだん強くなっていく。身体が芯から冷えて手が思うように動かない。まるで2月の釣りのようだ。そんな中でも粘る茶さんに強いアタリが訪れた。合わせて巻き上げにかかった瞬間、竿がまっすぐに戻ってしまった。痛恨のハリス切れだ。アタリが少なくなってきただけに残念そう。

風と雨が強くなり、いよいよ身体が言うことを聞かなくなってきた。それでも船は帰港しようとはせず、とうとう正規の沖揚がり時間まで釣りを楽しませて?くれた。

釣果はやまださんがヒラメ2枚、マゴチ1尾、アオリイカ1パイで私が35~45センチのヒラメ2枚。茶さんはバラシた後も粘ったが残念ながら型を見ることができなかった。

午後のアオリイカはとても釣りができる状況ではなくなったため中止。宿で冷えた身体を温めてくつろぐことにした。

平砂浦沖は水深が浅い場所がポイントになるため、軽いオモリで対応できる。今回は40号と30号を使ってみたが、オマツリもせず問題はなかった。次回は堅めのメバル竿を試してみようか、などと釣り談義に花を咲かせて楽しいひとときを過ごすことができた。

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2006.11.26

剣崎沖のヤリイカ(06年11月25日 )

と~るさんが主催するミヨシのメンバー9名で11月25日、剣崎沖のヤリイカを狙った。船宿はいつもの儀兵衛丸。いつものようにヤリイカとハモノの両方を狙う釣行だ。

当日は急に寒くなったが天気は快晴。儀兵衛丸はまだ薄暗い長井港を6時半に出船して剣崎沖を目指した。

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ここにきてヤリイカの調子が上向いてきたのか剣崎沖には船団ができていた。船は狭い範囲に集中してているので、ヤリイカの群れは固まっているのかもしれない。

今回用意した仕掛けは11センチのプラヅノ4本に赤帽子スッテ1本の5本バリ仕様だ。といっても新しく作ったのでも買ったのでもなく、去年の釣行が強風で出船できなかったため使わなかった仕掛けだ。一年間寝かせていた仕掛けでも劣化していることはないだろう。

実釣開始の合図と同時に投入機から勢いよく飛び出した仕掛けは、水深145メートルの海底で止まった。すぐに糸ふけを取り、シャクリを開始する。50センチ程シャクって3秒間ポーズをとる。穂先に変化がなければ1メートル巻いてまたシャクる。

シャクリを繰り返して130メートルまで巻いたら再び底へ戻す。それを何回か繰り返してアタリがなければシャクる幅やスピード、タイミングなどを変えてみる。しかしアタリはなかなか訪れてこない。一年ぶりのヤリイカなのでシャクリ方がぎこちない。だいいちイカのアタリがどんなだったか思い出せない。

最初の1パイが乗ったのは確か3、4流し目の時だ。シャクった竿がズシンと止まり、オモリの負荷以上の曲がりをみせている。乗ったか?半信半疑で巻き上げに入る。途中で何回か引き込みをみせるので、ここで初めてイカの乗りを確信する。

慎重な巻き上げの末、海面に姿を現したのは胴長30センチほどの良型のヤリイカ。今まで釣ったヤリイカの中では最大サイズだろう。無事に取り込んでほっとする。生け簀に入れると、生け簀と同じサイズだった。

次の一杯は食い上げてきた。穂先がふわふわと持ち上がるので、オマツリかもしれないと思いながらあわせてみる。ズシリとした感触にイカの乗りを感じるが、まだオマツリの疑いもある。巻き上げながら左右を見回すがどうやらオマツリではなさそう。さらに引き込みがあり、初めてイカの乗りを確信する。取り込んだのは最初のイカとほぼ同サイズのヤリイカ。

2ハイの良型を手にして、気持ちに余裕が出てきたのか、小型を釣りたいと思うようになった。ハモノ狙いのエサにするイカだ。マダイの食べ頃サイズといえば胴長20センチぐらいか。小型、小型と念じながらシャクリ続けると、ちょうどいいサイズのヤリイカが続けて2ハイ釣れた。

エサを確保したところでさっそくハモノ狙いに切り替える。ヤリイカで使った竿とリールはそのままに仕掛けのみを交換した。仕掛けはハリス10号の孫バリ仕掛け。ヤリイカの水管と尖った部分にハリを刺して海中へと送り込んだ。オモリが着底すると5メートル巻き上げて、手持ち竿でじっとアタリを待った。

ところがなんのアタリもないまま時間だけが過ぎていく。周りではヤリイカがポツポツ釣れているので、切り替えが少し早かったかと後悔する。しかし獲物はすぐそばにいる、と自分に言い聞かせてエサのヤリイカにつながる穂先をじっと見つめ続けた。

「この場所でハモノを狙わない手はないよ」と船長から突然のアナウンス。どうやら釣行のフィナーレを飾るべくハモノの確率が高いポイントへ移動してくれたようだ。さらに気合いが入る。

エサに使えるサイズのイカはあと1パイだけ。最後のイカに願いを込めて水中へと送り出し、期待を込めて穂先を見つめる。するとその穂先がわずかに揺れた後、ガクッガクッと2回おじぎした。

来た!もっと食い込め!祈るように竿を握りしめてさらなる引き込みを待つが、次の魚信はやってこなかった。仕掛けを上げるとイカはゲソの部分だけ食われてなくなっていた。孫バリを水管に打っていたが、ゲソに打っていたら結果は違ったかもしれない。

これでエサがなくなりハモノ狙いはあえなく終了。程なくして沖揚がりを告げるアナウンスも流れてきた。

結局持ち帰ったのはヤリイカ4ハイとスルメイカ1パイだった。イカ釣りの釣果としては寂しいがハモノ釣りのエサを釣ったと思うことにして、5ハイのエサをおいしく頂くことにする。

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2006.11.05

洲崎沖のクロムツ(06年11月4日)

前回のクロムツ釣行からはや3ヶ月。またあの美味を腹一杯味わいたくて勝山港の萬栄丸に釣行した。同行の坂本氏は前回の釣果に納得いかず、リベンジを胸に秘め新しい竿を持参しての釣行だ。

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乗船者全員が揃うと16時の定刻前に出港。最近好調が続いている洲崎沖を目指した。明るいうちにポイントに到着。慎重な潮回りの後、投入の合図が出た。待ってましたと一斉に仕掛けが投入され、ドボンドボンとオモリが水柱を上げる。

暗くなってからが時合いと決め込んでのんびり構えていると、第一投目からアタリが訪れた。しかしクロムツのガガッとくる手応えとは違うし、巻き上げ中に竿を引き込むことなくすんなり上がってくる。中型のアジを予想していたら、海面に姿を見せたのはキンメだった。柿の葉ぐらいの小型キンメが一番上のハリに掛かっていた。

次の投入でも同じタナにあわせるが、アタリがあったら2メートルほど巻き上げて待った。するとやや強い引き込みが来たので巻き上げると狙い通り一荷だった。型は小さいが暗くなるまでキンメで遊ぼうと思うが、その後パタリとアタリが途絶えてしまった。

船のライトが一斉に点灯し、いよいよ本番到来と気合いを入れるが、なかなかクロムツの魚信が届かない。今日は厳しくなりそうと、少し焦ってきたときに隣の釣り人が良型を釣り上げた。タナを聞くと底から5メートルで一番上のハリに掛かったそうだ。

次の流しでさっそくタナを修正すると、ドンピシャでクロムツが食ってきた。食いが活発なときは自分の試行錯誤でタナを探ることができるが、渋いときは釣った人に聞くに限る。素直、謙虚に教えてもらう姿勢が大切なのは釣りも同じだ。

タナがわかったらこっちのもんだ、と竿を持つ手に力が入るが、この日は勝手が違っていた。待てど暮らせどクロムツは釣れず、サバやスミヤキばかり。普段はエサにするか海にお帰りいただくこの魚もそっとクーラーボックスにしまった。

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そして稲光と雷鳴を合図に沖揚がりとなってしまった。釣果はクロムツ2尾で、坂本氏も同数だった。氏はリベンジかなわず再リベンジ釣行を胸の内で誓っていたようだ。船中0~5尾という渋さに船頭もなすすべがないという様子だった。

2尾では腹一杯というわけにはいかないので、坂本氏ならずともぜひまた釣行することを心に決め、深夜の勝山港を後にした。

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2006.10.22

南房のシマアジⅣ(06年10月21日)

今回の釣行で4回目になる。過去3回で手にできたのは小型が1尾だけ。予想以上に手強い。改めてシマアジについて調べてみたら面白い記事を発見した。

釣りサンデーの『新さかな大図鑑』でシマアジが、釣魚評価と食味評価ともに五つ星の最高ランクを付けられていた。ちなみに高級魚といわれる魚の評価はこうなっている。

           釣魚評価 食味評価

マダイ         5      4

ヒラメ         5       5

アラ          5      5

マゴチ        5      4

石鯛         5      5

アオリイカ      4      5

釣魚、食味両方とも五つ星を獲得したのはシマアジ、ヒラメ、アラ、石鯛の4種類しか見あたらなかった。

ヒラメは放流のおかげで魚影が濃くなっていて、比較的釣れるチャンスが多いと思う。この評価は釣りの難易度ではないので、ヒラメの釣魚ランクが高いのだろう。ヒラメは比較的釣りやすくて面白くておいしい魚だから人気が高いのもうなずける。石鯛は船からではなく磯釣りの釣魚評価となっていた。

難易度の点では、シマアジは遠征釣りならば手にできるチャンスは高くなるが、アラ、石鯛は幻の魚と言われるぐらい希少になってきている。五つ星の魚を釣るのは簡単ではない。

10月21日に初めて海正丸の朝船に乗船した。釣り客は全員で5名。ゆったりと釣り座を構えられるので嬉しい。私は左舷トモに席を確保した。

5時半に出船。10分ほどで千倉港前のいつものポイントに到着。合図と同時に仕掛けを投入。さあ、今日こそはキロ越えを釣るぞ!と気合い十分だ。

今回はウイリー3本、空バリ1本の4本バリ仕掛けを製作した。幹糸を10号、エダスを8号にしてチチワ結びで結束している。エダ間を50センチと短めにして全長を短くした。

何回かコマセを打ち返すと、コマセを追って魚が浮いてくるのが見えた。しかしエサ取りとは様子が違う。やけに大きいのだ。それが何十匹と水面近くまで浮いてくるのだ。トモの常連氏に聞くと大部分がイサキとメジナだそうで、フグもかなりいるらしい。

浅いところにいる魚は無視して15メートル前後のタナを集中的に攻めるが、上から下までエサ取りだらけで付けエサのオキアミは一瞬でなくなる。それでもウイリーに食わせる作戦でシャクリ続ける。

ガツンといいアタリがあって胸を躍らせるものの、釣り上げるとワカシだったりスマガツオだったりで、がっくり。たまにメジナやイサキも顔を出すが、本命からの魚信が一度もないまま沖揚がりとなる。

この日の釣果は船中でも小型が1尾だった。船長に聞くと、潮の流れが全くないためシマアジが口を使わないしエサ取りの襲撃になるらしい。確かに船を前進させて仕掛けを動かすようなこともやっていたので、苦しい状況だったことは事実だ。

これでシマアジは1勝3敗となった。勝率を5割に持って行くには2連勝しなくてはならない。そういえばヒラメに初めてチャレンジしたときも連敗だった。あきらめずに通えばそのうちいい結果に結びつくだろう。

海正丸のHPを見ると初挑戦で釣り上げた人もいるぐらいだから、釣れるときは簡単に釣れるのだろう。いかにいいタイミングで釣行するかがポイントだ。仕掛けなど準備して、機を見ていつでも釣行できる態勢にしておこう。

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スマガツオをナメロウ、サンガ焼き、ユッケにしたら結構おいしかった。魚が新鮮だとどんな料理にしてもおいしい。今度シマアジを釣ったらのナメロウとサンガ焼きにしてみよう。

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2006.10.15

勝山沖のアオリイカ(06年10月14日)

7月に神戸のS名人と岩屋沖にメバル釣行したとき、フラッシュダンサーというエギを見せてもらった。ボディの断面が曲面ではなく多面体になっている斬新なデザインのエギだ。これだと光が反射しやすく、アオリイカによりアピールできるかもしれない。そう思ってさっそく名人と明石の阪田釣り具店に立ち寄り、4タイプのエギを購入した。

今シーズン初めてのアオリイカは勝山港萬栄丸から釣行した。6名の釣り客が左右に3名ずつ分かれ、私は右舷トモに席を取った。船は14時30分に出港、まずは勝山港前のポイントを攻めた。

岩崎船長から「潮が濁っているのでピンク系がいいですよ」とアドバイスをもらったが、マーブルオレンジのエギをセットすることにした。船長にフラッシュダンサーについて聞くと、見たことないとにう返事。まだ萬栄丸では使われていないのかもしれない。

10メートルから20メートルの間で船長からタナの指示がアナウンスされるので、きっちりとタナを守ってシャクる。すると早くも左舷ミヨシで釣れたらしい。

「サクラダイで釣れたよ」船長が教えてくれた。今度の潮回りでサクラダイに換えようか迷いながらしゃくていると、ズシンと竿が止まった。久しぶりの感触に胸の鼓動が高まる。船体に吸い付かれないよう注意しながら抜き上げたのは胴長25センチのアオリイカ。

シーズンのはしりにしてはいいサイズだ。釣れたエギを交換することもないので、そのままオレンジのフラッシュダンサーを使い続けることにした。

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勝山港前で1時間ほど粘ったが、釣れたのが船中で2ハイだったため富浦沖へ大きく移動した。沖合に出ている小さな磯の側から流し始める。潮は適度に流れていて、船長は潮回りを繰り返しながら広くポイントを探ってくれる。

最初の1杯を釣ってからは音沙汰がない。船長に船中の様子を聞くと左舷ミヨシが4ハイ釣っているという。すぐにミヨシへ行きエギを見せてもらうと、マーブルサクラダイだった。そこでこちらもフラッシュダンサーのマーブルピーチに交換。

しばらくして2杯目のアオリイカが乗ってきた。やはり当日のアタリエギはピンク系だったのだろうか。結果論だが、もっと早く交換していたら釣果が伸びたかもしれない。

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当日は暗くなってからのゴールデンタイムに乗りは良くなかったようだ。その後はぱたりと釣れなくなってしまった。

結局この日の釣果は2ハイで船中釣果は0~5杯だった。左舷トモの人が0で左舷ミヨシが5ハイなのでミヨシ有利だったのかもしれない。フラッシュダンサーが良いのか悪いのかはこの日1日では判断できなかった。

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2006.10.01

南房のシマアジⅡ(06年9月28日)

シマアジ初チャレンジの前回(9月14日)はアタリが1回もないという完敗を喫した。道具、仕掛け、釣り方は本や雑誌で知識を得たが、しょせん畳の上での水泳練習でしかなく、船上でいろいろ勉強させてもらった。海正丸の船頭や常連さんから親切にご指導いただけたのがありがたかった。

そして今回。道具や仕掛けを買いそろえて再チャレンジした。新しく道具入れに収まったものは・・・。

竿:シマノ NERVIOⅢ(80-120 210) タックルベリーで中古を購入

ビシ(80号)、テンビン、クッションゴム

魚種が増えると道具も増える。シマアジなどという特殊?な魚ならなおさらだ。

午後船なので12時に海正丸に到着。午前から通しのお客さん2名がいて3名での出船となる。午前の釣果は船中で1尾。前日はトップで4尾釣っているので期待したのだが、これは厳しいことになりそうだ。

10分ほど走ってポイントに到着。船頭の指示ダナは16メートルから7メートル。これは前回と同じで、しかも指示が出るのは最初に1回だけ。あとは釣り人が自分でタナを探って判断しなさい、ということだろう。シマアジはタナがころころ変わるそうなのでもっともなことだ。

仕掛けはウイリー2本と空バリ1本の3本バリ。一番下の空バリがハリス1メートルで、1メートル間隔で15センチのエダス。ウイリーは赤、緑をセットした。初めて自作したウイリーに果たして魚が食いついてくれるだろうか。

21メートルまで降ろして4メートル巻き上げシャクってコマセを振る。しばらく間をおいてから1メートル巻き上げてまたシャクル。それを7メートルまで繰り返す。

初めはビシからのコマセの出具合がわからず、閉じたり開いたりの試行錯誤が続いたが、ようやく7メートルでコマセができるような設定を見つけることができた。オキアミのコマセ釣りはほとんど経験がないので、その辺の要領をつかむまでしばらく時間がかかりそう。

「右舷トモの常連氏がバラした。けっこういいサイズだったのに・・・」船頭が教えてくれた。アタリがなく飽きてきたところにカンフル剤のような情報だ。タナを聞きに常連氏のもとへ。そこで氏の釣果と釣り方を見てびっくり。

足下の樽には入りきれないほどのイサキ。自分の釣果はここまでイサキ3、メジナ1なのに20尾は釣っているだろうか。釣り方を見ると、シャクリ後の間を取らずに常にシャクリ続けている。ちょうどジギングで巻き上げているのと同じ釣り方だ。

氏にうかがうと、ウイリーは動いてないと魚は食ってこない、オキアミは動かさないとエサ取りに食われる、というコメント。正否は実績が物語っている。

さっそく自席に戻りジギングシャクリを試みてみると、なんと一発でイサキが食ってきた。それから調子よく4投で4尾のイサキを釣り上げ、なかにはウイリーに食ってきたイサキもあった。

イサキが釣れるのは嬉しいが、イサキを狙っているわけではない、とそんな考えが頭をよぎった瞬間、イサキとは思えない強いアタリが穂先に出た。巻き上げる途中にも抵抗が強い。もしかして・・・。

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予感は当たっていた。ビシを手に海中を見ると、キラリと銀色に輝く魚体がヒラを打った。シマアジだった。船頭や釣り客はみんな反対側にいて頼んでもタモは間に合わない。いちかばちか思い切って抜き上げる。ふわりと宙を舞った次の瞬間、銀色の魚体は船上ではね回った。

「シマアジだー!」思わず叫んだ。常連氏がやってきて祝福をくれ、船頭も「こんな条件が悪い中よく釣った」と褒めてくれた。30センチに満たないシマアジだけど、1尾でこれほど嬉しかったのは久しぶりだ。

船中釣果としてはシマアジはこの1尾だけに終わってしまった。まさにラッキーの一語だろう。しかし常連氏のアドバイスがなければシマアジはおろかイサキすら貧果に終わったにちがいない。

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持ち帰ってさっそく刺身にした。シマアジ、イサキ、メジナの豪華3点盛り。やはりシマアジはうまい。表現が難しいが、口中に旨みがほとばしる、とでも書くしかない。イサキ、メジナは活け締めして死後硬直前の柔らかい状態で刺身にできた。締めてから5時間後に我が家の食卓に乗った。午後船はこんなことでもメリットがある。

千倉のシマアジは協定で12月までなので年内は通ってみるつもりだ。

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2006.09.19

南房のシマアジ(06年9月17日)

高級魚の中でもシマアジは超がつく魚の一つだろう。それに難易度も高く沖釣りファンなら誰もが一度は釣ってみたいと願う魚に違いない。

シマアジは未経験だが、ビギナーズラックということもある。あれこれ考える前に釣行しようと思い立ち、9月17日に白間津港海生丸にお邪魔した。

12時半出船の午後船に乗船すると酒井正和船長にご挨拶。初めてのシマアジであることを告げると、右舷胴の間の操舵室に近い席を勧めてくれた。ここだと船長の目が届くしわからないことが聞きやすいのでありがたい。

定刻通り出船して真沖へ20分ほど走るともうポイントに到着。「水深22メートル。17メートルから10メートルの間を探って」とのアナウンスが流れると一斉に仕掛けが投入された。

仕掛けを19メートルまで落とし2メートル巻き上げて最初のシャクリを入れた直後、いきなり穂先が突っ込んだ。まさかのアタリにビックリして強くあわせてしまったが、しっかりハリ掛かりしたようだ。

グイグイと何度も竿を引き込む力強さにシマアジを想像し、緊張で頭が真っ白になった。船長も本命とみたのだろうポンピングしちゃダメ、とアドバイスをくれる。ところがようやく海面に現れた魚影にがっかり。それはシマアジの輝く魚体ではなく茶褐色の大きなサンノジだった。

全身の力が抜けて呆然としていると左舷ミヨシで竿が絞り込まれている。慎重なやりとりの末、船長が差し出すタモに収まったのは1キロクラスのシマアジだった。初めて見る生きたシマアジの魚体に見惚れてしまった。

気を取り直してコマセワークに没頭するが、2度目のアタリはやってこない。エサのオキアミがあっという間になくなるのはエサ取りが異常に多いのだろう。この対策を何とかしないとシマアジがいても食わせることができない。

常連氏の仕掛けを見ると4本バリの上3本にウイリーを巻き、一番下のハリにオキアミを付けている。この仕掛けだとエサ取りに強いし、オキアミが調子いい場合にも対応できる、と納得した。

シャクリ方にもテクニックがあって、広い層を探るようにシャクらなければいけない。シマアジはタナの変化が激しいので常に広く誘うことが大切、と船長から教えてもらった。

沖揚がりの17時まで休みなくシャクリ続けたが、最後まで本命のアタリが訪れることはなかった。この日は潮の流れが緩んだためか、船中でも2尾という釣果だった。

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翌日、記憶を頼りにウィリー仕掛けを試作してみた。ウイリー仕掛けを作るのは初めてなので、決して綺麗な仕上がりとはいかないが、次回こそ型を見たいという気持ちはこもったと思う。

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2006.08.13

洲崎沖のクロムツ(06年8月11日)

暑さに弱くて夏の釣りは苦手なのだが、夜釣りとなれば話は別。8月11日、釣友の坂本氏と内房勝山港の萬栄丸にお邪魔して夜釣りでのクロムツを楽しんだ。

見留光男船長の操船で16時に出船。約1時間後にポイントの洲崎と大島の中間付近に到着する。投入の合図と同時に一斉にオモリが投げ込まれ、穏やかな海面に無数の波紋が広がった。

サバの切り身を3本バリにチョン掛けして海中へ送り込むと、88メートルで着底。タナを1メートル切って待つ。すると早くもコツンというアタリが到来。一投目からのさい先の良さに喜んで巻き上げると沖メバルだった。

開始から1時間ほど経過して薄暗くなった頃、ようやくクロムツのアタリが訪れた。穂先をガクガクと叩くようなアタリに軽く竿を立てるとズシリと重みが伝わってきた。クロムツのハリ掛かりを確信してリールの巻き上げに入る。

途中でサメに横取りされないよう、竿をロッドキーパーにセットしたままリールを最高速度で巻き上げる。それでもサメに追いつかれるようなら手巻きでアシストすればスピードはさらに上がる。海面で襲われることもあるため、取り込みもスピードが大切だ。

巻き上げる途中もクロムツの抵抗で竿が絞り込まれる。バレないかハラハラし通しだ。そうして取り込んだのは40センチオーバーの良型クロムツ。船上の明かりに照らされてキラキラ黒光りする姿に心の中で歓声を上げる。

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1尾目を釣り上げた感激もそこそこ、急いで仕掛けを投入するとすぐにアタリ。時合いに突入したようで、そこからはまさに入れ食いだった。

底から1~3メートルのタナで誘っていると必ずアタリがあり、向こう合わせでハリ掛かりしてくる。サメの被害もなくクーラーの隙間は見る見る埋まっていった。手返しの速さが釣果を伸ばす展開になり、一瞬たりとも気が抜けない。

ところがアタリがあるのにハリ掛かりできず、エサを取られることが多くなった。クロムツは鋭い歯でエサを取るのが上手い魚のようだ。対策としてまめにエサをチェックし、空バリの時間をできるだけなくすようにした。

アタリが続いているのに船を移動することがあった。後で船長に聞くとサメ対策だそうだ。同じ場所に長くいるとどうしてもサメが寄ってきてしまう。そうなると次のポイントへ移動するそうだ。撒き餌をするわけではないので、サメは魚が暴れる音に反応して集まるのかもしれない。

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暗くなってからは22時30分の沖揚がりまで好調が続き、釣果は30~45センチのクロムツ20尾。数、型とも大満足の結果となった。クロムツ初体験の坂本氏は5尾だった。途中のバラシが多かったのは竿の選択が間違っていたと悔やんでいた。10月のリベンジ釣行ではいい結果を出してくれるだろう。

持ち帰ったクロムツは大半を干物にした。この魚は脂が多いので干物にすると旨い。翌日は天気が悪かったので天日干しができず冷蔵庫での干物作りになった。そこで使ったのがピチットという製品。

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2枚におろした切り身に塩を振った後、ピチットで包んで丸一日冷蔵庫に入れておくとおいしい干物のできあがり。ピチットが余分な水分を吸収して下手な天日干しよりおいしくできる。しばらくは旨い魚に不自由しない日が送れそうで気持ちが豊かになった。

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ピチットで包んだ切り身

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2006.07.23

東京湾のシロギス(06年7月22日)

ロングランで好調が続く今シーズのシロギス。手軽に釣れる近場のターゲットを狙い、7月22日に金沢八景一之瀬丸の仕立て船にお世話になった。

この日は仕事の関係でお世話になっている(株)樫村の沖釣りクラブの例会にお邪魔して、日頃のおつきあいとは違う時間を共有することができた。

8時20分に総勢27名が集合し、2隻に分かれて出船した。私は左舷ミヨシ2番に座り、左右にシロギス初体験の長崎氏と吉田氏が座った。ポイントの第二海堡沖に到着するまとエサの付け方や仕掛けの投入法などをレクチャーする。

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その間に船中のあちこちでシロギスが釣れ、歓声が聞こえる。スタートからまずまずの調子のようだ。二人が無事に仕掛けを投げ入れるのを確認して、いよいよ自分の竿を手にしての第一投だ。

まずは様子見に船下を狙ってみる。仕掛けを投入するとすぐにアタリが到来して、釣り上げるとメゴチのダブルだった。仕掛けを動かさないとメゴチの餌食になると判断して軽く投げることにした。

着底と同時に軽く誘いを入れるとすぐに、クンククンとシロギスらしい小気味いいアタリ。巻き上げると20センチクラスの良型だった。程なくして長崎氏も1尾目を釣り上げて喜び一杯の表情を隠さない。

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船長はアタリが遠のくと小移動を繰り返すので、常に誰かが釣っている状態が続く。手返しよく釣れば数が狙えそうな予感がした。

船内を見ると、左舷トモ寄りに座る林氏が好調に数を伸ばしている。釣り方を見るとカワハギのタタキににた誘いを入れている。タタキの後にしばらく間を取るが、その間でアタリが出ているようだ。林氏はカワハギを釣っているとシロキスが釣れることがあるので、この釣法を考えついたそうだ。

私も同じようにシェイキングしてみると、これまで以上にアタリが頻繁に訪れるようになった。ただ、竿が長いのでシェイキングしづらい。長竿は深場の竿下狙いの時は有利だが、投げてシェイキングする釣法には適さないと感じた。

3時の沖揚がり後、船宿で釣果の発表があった。トップは林氏の59尾で私は29尾の5位だった。親睦会は和気あいあいとした雰囲気で、楽しく一日を過ごすことができた。シロギス初体験のお二人もいい休日だったようだ。

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2006.07.17

明石のメバル(06年7月15日)

兵庫県の明石といえばマダイやマダコで有名だが、地元ではメバルも人気の高いターゲットになっている。明石海峡周辺で釣れるメバルは、速い潮に適応するため、筋肉が発達していて、引きの強さと味の良さで定評があるからだ。

神戸の沖釣り名人、齋藤氏から夜釣りのメバルにお誘い頂き、7月15日に明石港中鹿丸を訪れた。地元のベテラン釣り師にご一緒して頂き、当地の釣り方や道具、仕掛けの特徴などを教わることができ非常に心強くありがたかった。

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中西賢也船長に挨拶をすませ乗船すると、船に立てられている竿の長さに驚いた。どれもが5メートル前後はありそうで、これが船竿?と我が目を疑ったが、当地では標準的な竿らしい。

齋藤氏からお借りしたのも外ガイド式の4.8メートルの長竿だ。夜釣りでこんなに長い竿が操れるのか正直不安だったが、周りの常連氏はみなさん長竿を使っているので、郷に入っては郷に従えで覚悟を決めた。

定刻の18時に出港した船は、明石大橋をくぐり淡路島の東側、岩屋沖のポイントに到着した。仕掛け投入の合図で4本のハリにアオイソメを刺して海中へ送る。夜釣りのタナはほとんどベタ底でいいと聞き、底から30センチをキープするようにしたが、これが結構難しい。

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「水深15メートル。根の高さ4メートル」と船長が海底の状態を知らせてくれる。船が流れていくうちにアナウンス通りの根にぶつかる。そこで仕掛けをさっと巻き上げてかわさないと根掛かりしてしまう。海底の起伏を感じ取るために神経を集中し、スピーディに対応しないといけないのだ。

開始から程なくしてアジが連続して釣れたが本命のアタリはやってこない。暗くなってからがメバルに良い時間帯のようだ。日がとっぷりと暮れ淡路島から花火が打ち上げられる頃になって、ようやくメバルの活性が高まってきた。船中のあちこちでメバルが取り込まれていく。

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高い根にぶつかり、根の頂上に仕掛けをもっていったときにアタリが到来した。メバルはアタリがあっても合わせずに待っていると向こう合わせでハリ掛かりしてくれる。次の瞬間、グイーンと竿が絞り込まれグイグイ海中に引き込まれた。軟調子の長竿はよくしなるので見ていても楽しい。

アタリは散発ながら途切れることがなく、実釣時間の3時間はあっという間に過ぎてしまった。釣果は18~25センチのクロメバル11尾とマアジ3尾だった。

初めての長竿はメバルの食い込みがよく、仕掛けさばきが楽なことがわかった。思ったほどトラブルなく使えるので、関東のメバルにも応用できるかもしれない。チャンスがあれば今シーズンの夜釣りで試してみたい。

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2006.06.25

八丈遠征(6月17,18日)

「6月17、18日空けといて」「あーいいよ」。

軽い調子で誘われて、何をどこで釣るのか聞かないまま、こちらも軽く返事した。その数日後、八丈島への遠征釣りだと告げられてビックリ。

八丈島といえば大型青物の宝庫。メーター級の魚はタチウオしか釣ったことがないのに、いきなり八丈島とは、正直戸惑った。が、行けば何とかなるさ、と少々大袈裟だが覚悟を決めた。同行するのは同僚の本田氏、得意先の佐々木氏、斎藤氏の3名。沖釣り歴は似たり寄ったりの4名なので自分だけ迷惑をかけることもないだろう。

羽田空港からANA829便に乗り、約45分のフライトで八丈島に到着。手荷物を受け取るロビーには大きなモロコの剥製が飾られてあり、壁にはメートル級のカンパチ、ヒラマサを手にした釣り人の写真がズラリと展示してある。釣りが目的の来島者には、ガツンとくる先制パンチ。釣り人の顔が誇らしくまぶしい。

宿舎としてお世話になるのはフィッシングハウス伊藤(FHI)で、船の手配からレンタルの道具まで細かく気遣ってくれた。夕食を食べながらご主人との打ち合わせで、2日間の釣行計画が決まった。

【1日目】

コマセ釣りでカンパチ、ヒメダイ、アオダイなど幅広いターゲットを狙う。この数日、釣況は安定していて、よほどのことがない限り取りこぼしはないそうだ。時には大型のカンパチが釣れることもあり油断できないという。道具、仕掛けもそれなりにしっかりしたもので臨まなくてはならないそうだ。

【2日目】

ムロアジの泳がせ釣りで大型カンパチ、ヒラマサを狙う。朝一番にサビキでエサのムロアジを確保して、泳がせ釣りに転戦する。空港ロビーの写真ようなビッグワンを釣るチャンスは十分あるそうだ 。

1日目でおみやげを確保した上で2日目はじっくりと大物を狙う作戦だ。果たして思惑通り運ぶか、メンバーは期待と不安でハラハラ、ドキドキしながら食事もそこそこに床についた。

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■実釣1日目

4時起床。宿の朝食をいただき竿、電動リールなどレンタルの道具一式を車に積み込んだ。FHIのご主人が運転して船が待つ神湊魚港まで送ってもらう。港では当日お世話になる吉栄丸がスタンバイしている。結構大きな船で、息子船長が操船し、親父船長は中乗りだそうだ。それを4人で仕立てるのだから、贅沢な大名釣りである。

定刻の5時に出船し20分ほど走る。目の前に八丈富士を見ながら第一投の合図を待つ。コマセかごにオキアミを8分目ほど詰めて、船頭仕掛けの2本バリにオキアミを刺し、合図と同時に天秤を海中に送り出した。

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船長の指示ではオモリが着底したら5メートル切ってコマセを振り、そのままのタナでアタリを待つという。潮の流れが速いので、船がポイントを通過するのが早く、コマセの一振りで勝負が決まるらしい。確かに150号のオモリを背負っていても120メートルの水深で140メートル以上道糸が出て行く。

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船長は島を反時計回りに回りながらポイントを探っていく。八丈島と八丈小島の間の海域でアタリが頻繁に訪れるようになった。コマセを一振りするや間髪を入れずアタリで穂先がたたかれる。2本バリなのでそのまま待っていると、さらに強い引き込みに変わり追い食いにも成功した。

ヒメダイやアオダイは巻き上げの途中も引きが強く、海面まで弱らない。良型がダブルでかかったときは持ち竿では腕が痺れるぐらいにいい手応えを感じさせてくれる。船中でもまんべんなく釣れていて、皆さん喜びいっぱいの顔をしている。やはり八丈島は違うな、と納得。

アタリの後、ひときわ強い引きにこれまでにない魚種を想像したらカンパチだった。50センチ強のサイズだったが、さすが青物の引きに驚いた。これが1メートルを超えたらどうなるんだろうか、と心配するほどだった。

P10003811一日目の全員の釣果はカンパチ1、ヒメダイ13、アオダイ3、ゴマサバ5、ウマヅラ3、その他3だった。良型が揃い満足行く内容だった。宿で魚を捌かせてもらい、トロ箱にいれて宅配で自宅に送った。こうしておけば帰宅してからが楽だ。

■実釣2日目

2日目の朝はヒューという風音で目が覚めた。昨日より風は強いが、島の風裏なら釣りはできるそうだ。急いで支度して昨日と同じように道具を積み込む。2日目はカンパチの泳がせ釣りなので道具立てがごつい。ムロアジ用に昨日と同じ道具も積み込んだ。

1日目とは違い、風裏の八重根漁港から出船する。船も富美丸に変わった。ムロアジは沿岸近くの浅い場所で狙った。ところがなかなか釣れない。泳がせ釣りの船が何艘も同じポイントを狙うが、どの船も釣れていないようだ。

それでも3時間ほどで12、3尾を確保でき、いよいよカンパチ狙いに切り替えることになった。トモに大型のリールと竿をセットして、ムロアジを鼻掛けにする。ハリスはナイロン30号でオモリは250号とすべてにおいて大仕掛けだ。

水深は50から00メートルで、底から5メートルに仕掛けをキープする。ムロアジが40センチ程あるため、エサの動きがよく伝わってくる。これが異常な動きをしたら要注意だ。

4名がそれぞれ仕掛けを入れて待つが、アタリはやってこない。斎藤氏に一度だけアタリがあったらしいが、ハリ掛かりしなかった。私のエサがかじられたが、船長によるとサワラの仕業らしい。

そして2日目は本命が釣れることなく沖揚がりの12時を迎えた。誰かのハリに食いついてくれれば、エキサイティングなファイトを堪能できたのだろうが、残念ながらその夢は叶えられなかった。

2日間はあっという間だったが八丈島の釣りを楽しむことができた。魚影が濃く、大物の可能性に期待できる、釣り人には憧れの島ということも実感できた。今回はわからないことが多くて仕掛けや道具も他人任せだったが、いつか自前の道具で臨みたいと思う。

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2006.06.04

鹿島沖のムギイカ(06年6月3日)

ヤリイカやマルイカ釣りでよく顔を見せるムギイカ。小さいので、な~んだとがっかりするが、食べてみるとそのおいしさにびっくり。親のスルメイカよりは小振りだが身が柔らかく味はピカイチだ。

鹿島沖のムギイカが5月下旬からスタートした。ムギイカを狙っての釣行はまだ経験がなく、仕掛けや釣り方などよくわからないまま6月3日鹿島港幸栄丸の夜船にお世話になった。

18時の出船時間にあわせて30分ほど前に港に到着すると、開幕を待ちこがれていたムギイカファンで船上は賑わっていた。2艘出しの盛況ということで、みなさんシーズン開幕を心待ちにしてたんだろう。

定刻通り出船して30分ほど沖に走るとポイントに到着。シーアンカーを入れて集魚灯に灯がともった。当地のムギイカ釣りは集魚灯でイカを集めるスタイルなので、船の移動がほとんどない。そのため投入機の準備も不用、と出船前に常連氏から教わった。

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「40メートルから水面まで探ってください」小野馨船長のアナウンスで仕掛けが一斉に投入される。しばらく様子を見ることにして、乗船者の仕掛けと釣り方を観察した。

左舷では直結仕掛けが10名中5名で、手釣りの方が2名だった。鹿島沖のムギイカ釣りでは手釣りの直結仕掛けが有利なのだろうか。

しばらくして私も最近マルイカで主流になりつつある?直ブラ仕掛けを投入し、シャクリを開始した。電動リールをスローで巻き上げながら小刻みにシャクる。それを40メートルから5メートルまで続けて、乗りがなければまた40メートルに戻してシャクりを繰り返す。

左舷で最初の1杯が釣れたのは開始から30分ほど経ってから。隣の方が繰り出した手釣りの直結仕掛けに乗ってきた。ようやくイカが集まってきたのか、その後はポツポツとではあったが、船中でムギイカが釣れ出した。

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トップの方から実績が高いスッテを教えてもらった

ところが私の仕掛けにはイカが腕を出す感触が全くなく、むなしくシャクリを繰り返すだけ。仕掛けを換え、シャクリ方を変えても効果は上がらなかった。

私の竿がようやく魚信を捉えたのはラスト1時間を残したときだった。シャクった竿に重みを感じて巻き上げると、スッテにムギイカが抱きついていた。ようやく手にした釣果に内心ほっとした。1杯でも釣るのとオデコとではやはり気分が違う。

船中を見渡すと、釣果が上がっていたのは竿、手釣りとも直結仕掛けばかり。ブランコ仕掛けで釣っている人の樽にはほんの少しだけイカが泳いる状態だった。

船中釣果はトップが23杯で、私はやっとのことで2杯を手にできた。前日のトップは120杯を超える釣果だそうなので、一日でがらりと変わ釣りの難しさを痛感した。

鹿島沖のムギイカは始まったばかりで、これから状況が上向いていく、とは船長。今シーズンは直結仕掛けをマスターして、再釣戦することを誓い深夜の鹿島港を後にした。

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2006.05.14

御宿沖のイワシメバル(06年5月13日)

外房のイワシメバルにすっかり入れ込んでしまった。とにかくサイズが大きいのだ。それも半端な大きさではない。東京湾のメバルなら25センチもあれば良型なのに外房では小型なのだ。

5月13日は天気予報では午後からの雨で、波もさほどなくメバルにはいいコンディションに思えた。今回も4、5月と同様、豊浜港の中嶋丸にお世話になった。

中嶋丸が攻めるポイントは御宿から岩和田沖にかけての浅い岩礁帯で、深いところでも30メートル前後だ。そのため軽いオモリを使い、ライトタックルでのメバル釣りが楽しめるのが最大の魅力だと思う。通常は20号を使用し、潮が速ければ30号に切り替える。そのため、20,25,30号のオモリを4個ずつ用意した。

5時30分豊浜港から出て東へ進路を取る。波、うねりが予報に反してきつい。最近船酔いしやすくなったので出船前に酔い止め薬を飲んだが、少し心配になった。船酔いと闘いながらの釣りは勘弁願いたいものだ。

この日も前回とほぼ同じパターンの仕掛けを用意した。道糸PE1.2号、ミキイト2.5号、ハリス1.5号50センチでエダ間100センチの2本鈎とした。ステイトは70センチ。鈎は悩みながらも前回同様がまかつのメバル王10号を使うことにした。

なぜ悩んだかというと、小振りの鈎ではイワシが大きいとメバルが食ってもすっぽ抜ける可能性があり、逆に大きいとイワシが弱りやすくなるという弱点があるからだ。エサとの相対関係で鈎の大きさが決まってくるため、均一の大きさではない活きイワシにどう対応するか悩んだのだ。

最初に仕掛けを入れたのは約25メートルのポイント。しかしここでは全くアタリがなく早々と切り上げ大きく移動した。中嶋丸の流し方は比較的長い時間かけていくつかの根の上を流していく。1回の流しの中で5メートルほど深くなったり浅くなったりすることがあるので、頻繁に底立ちを取り直すことが重要だ。

次のポイントは潮が速く、仕掛けがすぐにふけ上がってきた。30号のオモリを使うが、それでも30メートルの水深で40メートル以上道糸を送り出した。ここでもアタリがなくまた大きく移動した。

2回の大移動の後、ようやく本命が姿を現した。穂先がグンと引っ張られたので根掛かりかと思い少し持ち上げるとグイーンと持って行かれた。まさに良型メバルの引きに慎重にやりとりすると、海面に赤銅色の良型メバルが姿を現した。

外房のメバルは東京湾や明石のメバルのような横縞模様がなく、全身メタリックな赤銅色に輝いている。生きているときはピカピカに輝き本当に綺麗だ。しかし、締めてクーラーに入れるとその色がくすんでくるから不思議だ。(写真をクリックすると拡大します)

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釣りたての生きているメバル

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締めた後のメバル

9時を少し回った頃、15メートルほどの浅場を流していたときに、突如入れ食いに状態になった。たぶん30分ほどの間に6尾を釣ったと思う。夢中だったので時間と釣った数が正確ではないが、良型メバルの入れ食いに身体が熱くなってしまった。

熱くなったのにはもう一つ理由がある。1尾目が上鈎にかかっていたのにダブルで釣ることができなかったことが2回もあったのだ。これは非常に口惜しかった。良型がダブルでかかったときの手応えは何とも言えない快感なのに、そのチャンスを逃がしてしまったのだ。とはいえ、今回も良型が揃い満足できる釣行だった。

釣果は24~31センチ 12尾だった、と書くとサイズがよくわからないので細かく書くと下のようになる。

31センチ 1尾、30センチ 1尾、29センチ 2尾、28センチ 2尾、27センチ 4尾、26センチ 1尾、24センチ 1尾。

同乗の常連さんのクーラーボックスを覗かせてもらったら数、サイズともに同じような釣果のようだった。外房の海の実力にただただ敬服するばかりだ。

海の実力を維持するには資源の保護もちゃんと考えなくてはならない。御宿沖では小さいのが釣れないのでリリースを勧める必要はないが、必要以上に釣らないことが大切ではないかと思う。その点、中嶋丸の船長は、釣れるからといって同じ根を何回も攻めることはしないようだ。釣れても釣れなくても流しは1回きり。大釣りがない代わりにいつまでも良型が釣れる海。これからもそんな海であってほしいと願う。

中嶋丸では今年のイワシメバルはエサのシコイワシがなくなりしだい終わりらしい。来シーズンを楽しみに待ちたい。

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2006.05.06

金谷沖のアオリイカ(06年5月4日)

アオリイカが乗っ込みのシーズンを迎え、良型が釣れ出した。金谷港輝栄丸のブログには連日いい釣果が報告されている。毎日ブログを見て釣行予定の5月4日を心待ちにしていた。

茶さんが前日にも輝栄丸に釣行したが船中一杯も釣れなかったらしい。それまでずっとキロオーバーの釣果が上がっていただけに、急な落ち込みに船長もショックだったようだ。

水温が下がったことが原因とか。まあ、それも含めて釣りなんですよ、と自分の中で半分覚悟、半分期待で金谷港に向かった。

5時の出船に合わせて山田さん、茶さんと金谷港に集合した。釣り客は6名で、茶さんが前日に席を取っておいてくれた。右舷ミヨシに山田さん、右舷トモに私、茶さんは左舷トモだった。

港を出ると北側のポイントでシャクリ開始。潮はトロリと流れている。6名が思い思いの餌木を使っているので、アオリイカがいれば誰かに乗るはずだが、船中沈黙が長い。

沈黙を破ったのは左舷真ん中の方だった。キロオーバーの良型だ。これで船長もほっとしたのか、二日連続の船中ボーズは免れたと無線で僚船に報告していた。

山田さんの竿が曲がっている。注目していると良型のマルイカが釣れた。胴長40センチぐらいありそうだ。マルイカを狙ってもあんな良型なかなか釣れない。

山田さんはその後も良型マルイカを2杯追加した。これはうらやましい。そして、ついにアオリイカをものにした。これもキロオーバーだ。とうとうやりました。その後、モンゴウイカの良型も釣って、山田さんの一人舞台だ。

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茶さんと私は最後までアオリイカの型を見ることがなく11時に沖揚がりとなった。船中でアオリイカは3杯で最大2キロだった。乗っ込みで大型はいるものの、水温低下で活性が低かったのだろう。

これから水温が上昇すればまた調子が上向くと思われるので、ブログをチェックしてチャンスをものにしたい。

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2006.05.03

御宿沖のイワシメバル(06年5月2日)

前回のクロメバル釣行では29センチを頭に3尾の釣果だった。今度こそは尺上を釣るぞ、と気持ちだけは大きく5月2日に豊浜港中嶋丸を訪れた。

港に着くと漁師が数人所在なさそうに海を見ていた。

「今日は漁に出ないの」

聞くと、明日は河岸が休みなので漁に出ても持っていくところがないそうだ。それに

「他の港の船が入って、鰹が値下がりしたっぺよぉ」

という嘆きの言葉。さらに昨日は南西風が吹き荒れて漁に出られなかったそうで、漁師の世界も大変である。

こちらは素人の釣り師なので釣っても釣れなくても生計には影響はないが、やはり釣れないと嘆きの一言も。今日は喜びの言葉で締めくくりたいものだ。

本日はGW中の平日ということで、釣り人は二人だ。船長から右舷に座るよう指示されて、トモ側に席を構えた。イワシの生け簀がすぐそばにある便利な席だ。

5時30分に出船すると前回と同じ御宿沖を目指す。港を出ると思いのほか波が高いので驚いた。メバルにはチト辛いかもしれない。30分ほど揺られてポイントに到着。海面には海草がたくさん浮いている。昨日の時化で底荒れしているようだ。

仕掛け投入の合図でイワシを2尾付けて海底に送り込む。35メートルで着底。うねりで船が浮き上がるが、竿の操作で底から1~2メートルをキープする。すると一投目からアタリが到来した。

コツンという前あたりの後、穂先がグイーンと引き込まれた。この感触が忘れられずにまたやってきたんだよなあ、とニッコリしながらリーリングにはいる。ところが、2、3メートル巻いたところでふっと軽くなった。?がいくつも浮かぶ。

仕掛けを回収したらエサは二つとも付いたままだった。食いが浅くてすっぽ抜けしたようだ。気を取り直してエサを交換し再投入するとまたアタリ。今日は魚の活性が高いようだ。

しめしめと本アタリを待つがうんともすんとも言わない。仕掛けを上げると、今度は下鈎のエサがなくなっている。どうやらフグか何かのエサ取りの仕業のようだ。

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生きイワシは生け簀にたっぷり積んであるので、エサの心配は不要。エサ取りの待つ海へ急いで仕掛けを入れた。するとまたアタリ。今度は引き込みもメバルらしく力強い。慎重にリールを巻くと、水面に赤銅色のメバルが浮いてきた。本日の第一号は28センチ級の良型だった。

カサゴのアタリはメバルと違い、いきなりギューンとくる。あまり遊ばせると根に潜られるので、竿を起こして根から離すようにする。釣れてきたのは27センチのカサゴで、いかにもおいしそうな魚体をしている。刺身にすればさぞかし、と活きじめにしてクーラーへ。

3,4尾目はダブルできた。下鈎に良型カサゴ、上鈎に良型メバル。これはよく引いた。前回の経験で引きが強いときはマトウダイだったので、今回もそうかなとあまり期待せずにリールを巻くと水面下にメバルが見えた。よく見るとその下にはカサゴがいる。このダブルは嬉しかった。

今日は魚の活性も高いし、追い食いを狙ってみることにした。コツンというアタリの後、竿がギューンと引き込まれる。そのまま待つとさらに大きい引き込みで根元まで曲がった。これまでにない竿の曲がりかたにダブルを確信。ゴリ巻きでは重くて巻けないので、ポンピングで巻き上げる。この重さはメバルじゃないな、マトウダイの姿が頭に浮かんだ。

やっとの事で水面まで巻いてきたらあっと驚いた。メバルがダブルでかかっている。取り込んでからさらに驚いた。上鈎にかかっているメバルは見たこともない大きさだった。後で計量すると32センチあった。もう一尾も28センチの堂々たる良型だ。

この後もメバルはよく釣れて、釣果は9尾まで伸ばすことができた。サイズは申し分のないというか、出来過ぎの良型ばかりだった。

32センチ2尾、28センチ5尾、27センチ1尾、26センチ1尾

どうして良型しか釣れなかったのか不思議である。イワシは小さいのも付けたし、鈎だってメバル鈎10号は決して大きいとは言えない。次回の釣行で船長に聞いてみたい。

メバル以外の釣果は、カサゴ2尾(28,27センチ) ホウボウ ウマヅラ マトウダイでおみやげも十分だった。

帰り際に船長の口から出たのは、潮の流れが悪くて釣果が伸びなかった、という感想であったが、これだけ釣れたら十分ですよと喜びの言葉を返しておいた。

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2006.04.23

勝山沖のマルイカ(05年4月22日)

浅場のマルイカが本格シーズンを迎えた。船宿のHPをチェックすると波はあるものの景気のいい数字が並んでいる。中でも勝山港萬栄丸の束越えの釣果報告にびっくりした。

この釣果をたたき出したのは岩崎船長で、操船しながらの釣果というからさらに驚きだ。好調が続く勝山沖のマルイカを狙うため4月22日萬栄丸の午後船に乗船した。

勝山港に着くと常連の山田氏が桟橋でスタンバイしている。なんと彼は金谷港輝栄丸でアオリイカを釣った後だそうだ。釣果を見せてもらうと、キロオーバーのアオリイカを含め3バイがクーラーに。アオリイカでも見事な腕前だ。

右舷のオオドモに山田氏が、その隣に釣り座を構えると13時30分に船は予定通り出船。目指したのは港の北寄り、海岸には砂浜が広がるポイントだ。

最初に自作仕掛けを使用した。前回の釣行で萬栄丸仕様の仕掛けを購入。乗りがよかったので、その仕様を参考にして仕掛けを自作してきた。やはり自作仕掛けで釣れた方が楽しいし、釣りの奥深さを味わうことができる

萬栄丸仕様の仕掛けは、今流行つつある直ブラ仕掛けだった。5センチのスッテを5本、エダス1センチでミキイトに接続している。釣り方も仕掛けに合わせる必要がある。岩崎船長から教えてもらった釣り方は、カワハギのタタキ釣りに似ていた。

第1投目、あろう事かその自作仕掛けを失ってしまった。オモリが着底して1メートルタナを切ろうとしたら、すでに根掛かりしていた。これでミキイトが切れて下から4本のスッテが海底で漂うことに。隣の山田氏も根掛かりのため、船宿仕掛けのスッテを2本失った。

これを見たのか船長はすぐに移動。すぐさま失った仕掛けを船宿仕掛けに交換。そしてそこから怒濤の入れ乗りが始まったのだ。

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「22メートル、底の方に反応があるよ~」と船長のアナウンス。底から1メートルタナを切ってシャクリると、穂先にわずかな変化が現れた。軽く合わせを入れるとクッと押さえられた感触が伝わる。本日第1号の乗りだ。慎重に巻き上げ20センチのマルイカを取り込んだ。

2杯目、3杯目と次々に同じ場所でノリが訪れる。まさに入れノリの状態が続く。ちょっと乗りが遠のいたと感じたら、10メートルほど巻き上げて落とすと、再び乗ってくる。

シャクった後にしばらく乗るための間を取るが、アタリは非常に微妙だ。ふわりと持ち上げるアタリや穂先をわずかに引っ張るアタリは、注意して穂先を見ていないと見逃してしまう。なんか怪しいと感じて、ためらわず合わせると乗ったということが何回もあった。

船長はアタリが遠のくと場所を移動してイカの群れを探った。すると、またアタリが復活する。その繰り返しで、開始から1時間半ほどの間に20杯を釣っていた。このまま続くと夢のような釣果になりそうだが、そうはいかないのが釣りの現実だ。

アタリが徐々に少なくなり、ある時間帯からパタリと止まった。こうなるともういけない。仕掛けを変え、誘い方を工夫してもさっぱりだ。たまのアタリも乗せることができずに、釣果を伸ばすことができない。そしてその状態のまま沖揚がりタイムを迎えてしまった。

後半は伸びなかったが前半の貯金が効いていて、釣果としては15~25センチを28杯手にすることができた。スタートの乗りが続いていたら束越えも夢ではないだろう。いや、もしかしたらと夢を見てしまったのも事実だ。

マルイカ釣りはスッテのバリエーションが急激に増え、仕掛けの進歩が速い。そのぶん釣り方にもいろんな工夫や変化が要求されるマニアックな釣りだ。と同時に工夫が釣果に結びついたときの喜びが魅力の一つだ。さらに浅場の釣りではライトタックルの面白さも味わうことができ、魅力いっぱいだ。

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2006.04.09

御宿沖のイワシメバル(06年4月8日)

外房で釣れるメバルは型揃いということは知っていたが、ヒラメ釣りのゲスト的な位置づけで、本格的に狙う釣り船はないと思っていた。ところが、茶さんからイワシメバルを釣らせる船があると教えてもらった。豊浜港の中嶋丸だ。

しかも、オモリ20号という外房では考えられないような軽いオモリを使うそうなのである。これはぜひ行かねばならないと、釣友Mと茶さんの3人で4月8日に釣行した。

港に着くと右舷は団体さんで埋まっていたため、左舷に釣り座を構えた。トモからM、私、茶さんが並んだが、左舷は4名で余裕の釣り座だ。

イワシが釣り座の前にある生け簀で元気に泳いでいる。サイズは10センチ~15センチほどで、15センチに食いつくやつはきっと超大型に違いない。

仕掛けはハリス1.5号の2本バリでミキイトは3号を使用。ハリは悩んだ結果、がまかつのメバル王10号を使うことにした。なぜ悩んだかというと、ヒラメが食うことがあるので、細軸のハリは伸びてばらすおそれがある、と聞いていたからだ。しかし、本命は大型メバルなので、メバルに的を絞った仕掛けを使うことにした。

メバル王10号は細軸で軸が長い、いわゆる袖型のハリで、イワシを弱らせずに泳がすことができる、そういう考えでこのハリを選んだ。

竿はさくらのメバル竿で4.5メートル、オモリ負荷15~25号の長竿を使うことにした。関東ではこんな長い竿を使う人はほとんどいないのではないか。長竿のメリットは食い込みの良さと追い食いさせやすいことだ。はたしてこの竿が満月に曲がってくれるだろうか。

ポイントは御宿からかなり沖に出たところだが、水深は30メートルほどでそれほど深くない。20号のオモリで十分対応できる水深だ。潮の流れもそれほど速くないようだ。

オモリが着底したら1メートルほど底を切る。海底は岩の上にカジメなどの海草が生えている感触。あまり低いタナに合わせると根掛かりのおそれがあるので最低でも1メートルをキープした。

何回か底立ちを取り直した後、穂先がブルッと押さえ込まれた。そのままじっと待っていると、穂先がグイーンと水中に突っ込んだ。メバルがハリ掛かりしたようだ。初物なので追い食いは狙わず、すぐに巻き上げにかかる。

リールを巻いている途中、何度も引き込む。4.5メートルの竿が満月にしなり、穂先から1メートルは海中に没している。ハラハラドキドキの、メバル釣りで最高に楽しい瞬間だ。

水面に姿を現したのは赤銅色に輝くクロメバルだった。抜き上げて見ると、予想通りの良型で、外房のメバルの大きさを実感した。

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エサを付け替えてすぐに仕掛けを落とすと、底付近でガツガツという魚信が伝わる。先ほどのアタリと違いいきなり大きな引き込みをみせる。今度も穂先が曲がるが、巻き上げるに従い引かなくなっていく。取り込んだのは30センチほどのカサゴだった。これはこれで嬉しいゲストだ。

メバルより強烈な引きを楽しませてくれたのはマトウダイだ。ヒラメかと期待させるが、水面に出たところでがっかりしたことが何度となくあった。

この日は低気圧の影響で9時過ぎから風が強くなり波が出てきた。10時半ぐらいからは釣りにならず、そのため早上がりとなった。

釣果は25~29センチのメバル3尾、カサゴ1尾、マトウダイ多数だった。30センチオーバーのメバルは釣れなかったが、メバルにはいいコンディションとは言えない中で、良型を3尾手にすることができて嬉しい。

茶さんはメバル3尾とアイナメの良型を釣り上げた。Mはメバル1尾だったが、マトウダイをダブルで釣り、ライトタックルの面白さを堪能した様子だった。

イワシメバルは5月の連休明けまで続くそうなので、あと1回はチャレンジしたい。

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2006.03.21

金谷沖のアオリイカ(06年03月21日)

金谷港輝栄丸は一年を通じてほとんどアオリイカしか狙わない、超こだわりの船宿だ。輝栄丸のブログに久々にいい釣果がアップされた。トップ3杯で最大1キロのアオリイカが釣れていた。

3月21日の春分の日、メバルなど春らしい釣りものも他にはあったが、輝栄丸でアオリイカを狙うことにした。輝栄丸は6時出船12時沖揚がりなので、12時半には帰路につくことができる。それにアオリイカはそのまま冷凍できるし、さばくのも楽なので翌日が仕事の時はありがたい。

当日の釣り客は2名。トモの左右に席を取った。金谷港から15分ほどのところでシャクリを開始。水深は20メートル前後だった。

最初にセットした餌木はマーブルサクラダイ。これまで何回となくいい思いをさせてくれた実績ナンバーワンのアタリ餌木だ。

今回は3.3メートルのメバル竿を試してみることにした。雑誌で長竿も使えるという記事を読んで、前から一度やってみたかったのだ。やってみて短竿よりもシャクるストロークを短くできるのでかえって疲れないようだ。それに座ってシャクることができるのも嬉しい。

最初の1パイはマーブルサクラダイに来た。シャクってズンと止められてから、しばらく巻き上げることができなかった。結構いい型のようで、焦らずに巻き上げる。メバル竿が気持ちよく弧を描く。船長のタモに収まったのは1キロクラスの良型だった。

根の上をピンポイントで狙うため、何度か根掛かりを起こした。そして、マーブルサクラダイをロスト。これは痛かった。代わりの餌木でシャクルがなかなか次の乗りが訪れない。終盤近くになってようやくズンときた。

今度も竿が満月にしなる。メバル竿で釣るのは面白い。しかもためが効くのでバラしにくいようだ。取り込んだのはサイズアップして1.2キロだった。

沖揚がり直前に1杯追加して3杯のアオリイカを釣ることができた。この時期にしては数、型ともに満足いく釣果だった。もう一人の常連さんは1キロクラスを含む6杯。さすがだ。船長もこの人は巧い、と絶賛する。どこが巧いのか尋ねたら、「イカ運がいい」という答えだった。イカ運とはどうしたら身に付くのか、教えてもらいたいものだ。

金谷沖のアオリイカは5月頃が盛期で、3キロクラスの実績もあるらしい。船長によるとアオリイカは大きいほど旨いそうだ。浅場のマルイカとのリレー釣りもあるそうなので、今後に期待して港を後にした。

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2006.03.05

日立沖のカレイ&メバル

マコガレイの刺身に魅せられて、またしても日立久慈港宮田丸から3月5日に釣行した。

「明日は予約がたくさん入っているから少し狭くなるけどいいかい」

と、予約を入れたとき、船長は申し訳なさそうな口ぶりだった。翌朝、船に乗ってみると10名の乗船客だった。宮田丸はそれほど小さい船ではないので、方舷5名は余裕の釣り座だ。思い返すと、宮田丸で10名を超える乗船客を見たことがない。少ないときは2名、多くても8名だった。なるほど10名は混んでいる状況なのだ。

人気が高い船がいい船とは限らないように、逆も真なりだと思っている。でも、余計なお世話かもしれないが、もう少し頻繁にHPを更新した方がいいのでは・・・。

釣果は25~30センチのイシガレイ3枚、クロメバル3尾、沖メバル4尾だった。残念ながら本命のマコガレイは型を見ることができなかった。船中でもマコガレイを釣った人はいなかったのではないか。

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マコガレイの調子が悪かったので9時半頃にメバル釣りに切り替えたがそのメバルもぽつりぽつりといったところ。カレイにもメバルにも縁が薄い一日でした。

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2006.02.25

日立沖のマコガレイ(06年2月19日)

久しぶりにヒラメを狙うつもりで鹿島灘方面の釣果を調べたが思わしくないようだ。水温が下がり口を使わなくなったのだろうか。

その代わりカレイの釣果がいいようだ。カレイは北海道でも釣れる魚なので、低水温に強いのだろう。アイナメもまだまだ釣れているようなのでどちらにするか迷ったが、日立久慈港の宮田丸に連絡すると両方狙えるとのこと。どちらも釣りたいという欲張りな気持ちで2月19日に釣行を決めた。

6時の出船時間前に釣り人3名が集合すると、船長からイシガレイかマコガレイのどちらを釣りたいか希望を聞かれた。イシガレイは数が釣れるらしいがおいしいのはマコガレイだ。3人ともマコガレイを希望したため釣りものはすんなり決まった。さて、この判断が吉と出るか。

船は港を出て北へ進路を取ると30分ほど走り、置網近くのポイントに到着した。数隻の僚船が早くも竿を出している。さっそく仕掛けにアオイソメを刺して投入する。

常連のN氏にマコガレイのエサの付け方を教わった。それによると垂らしが長いと大きいカレイが食う傾向にあるが、小さめの垂らしの方が釣れる確率が高いそうだ。はじめは釣果を優先して短かく3本垂らすことにした。

仕掛けが35メートルで着底するとすぐに小突きに入る。10回ほど小突いたらしばらくアタリを聞くために静止する。その動作を繰り返していると、穂先にわずかな変化が訪れた。しばらく食い込ませてから竿を立てるとはっきりとした手応え。ハリ掛かりに成功したようだ。取り込んだのは25センチクラスのマコガレイで、さいさきのいいスタートに顔もほころぶ。

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船は定置網から離れることなく場所の移動を繰り返す。今は網は張られていないがいいポイントになっているようだ。小突いているとときどきコツンという堅い感触が伝わってくる。底が岩なのだろう。そんな場所にはアイナメが潜んでいるので慎重に小突くように、とN氏が教えてくれた。

教えに従ってゆっくり小突いているとグイッという明確なアタリが現れた。カレイのそれとは明らかに違うし、巻き上げる途中もグイグイ引っ張られる。これが有名なアイナメの首振りダンスかと感心していると、30センチクラスのアイナメが水面に現れた。アイナメを釣ったのは初めてなので大感激だ。マコガレイとアイナメの両方を狙って釣れるところはそうはないだろう。日立沖の魚影の濃さに改めて感心させられた。

マコガレイ以外にもイシガレイや真ガレイが混じってぽつりぽつりと釣れ続いたが型が小さい。アイナメも2尾追加したがこれは20センチクラスだったのでリリースした。

N氏はベテランの技で40センチクラスのマコガレイ1枚と40センチクラスのアイナメ2尾を釣っていた。エサを見ると1匹丸ごとチョン掛けにしている。やはり大きいエサには大物が食いつくのだろうか。

同じ左舷で夫婦連れの方がマコガレイとナメタガレイの良型を釣り上げた。特にナメタガレイは大きく目測で優に50センチを超えていた。日立沖は大型カレイが狙える好ポイントだということを改めて実感した。

私の釣果は25センチ~36センチのマコガレイ4枚、イシガレイと真ガレイが5枚。アイナメは35センチ1尾とリリースサイズ2尾だった。

日立沖のマコガレイはシーズンが始まったばかり。良型が釣れる可能性は高いので、しばらくは注目してみたい。

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2006.01.09

洲崎沖のオニカサゴ(06年1月8日)

今年の初釣りは何を狙うか迷った。ヒラメ、タチウオ、ハナダイ、アイナメから候補を絞ろうとしていたら、洲崎沖でオニカサゴの釣果があがったという情報をキャッチ。気持ちは一瞬にしてオニカサゴに向いた。

オニカサゴは昨シーズン初めて体験、相性の良さと刺身のおいしさで気に入りの魚になっていた。数多くの釣果は望めないだけに一尾の喜びが大きく、朱色も艶やかで正月の釣りにふさわしい。初釣りはオニカサゴをターゲットに決め、1月8日勝山港萬栄丸を訪れた。

寒波が日本中を覆い、千葉も氷点下1度の寒さだったが、勝山港の駐車場には車があふれていた。寒さで客足が遠のくのでは、との勝手な予想に反して港は釣り人で大賑わいだった。

萬栄丸の女将さんに新年の挨拶をすませ、船上で準備をしていると、昨年10月にアオリイカで同船したY氏から声を掛けられた。今日はオニカサゴ初体験で左舷トモに席を確保されたそうだ。釣友のT氏とご一緒で、午後のアオリイカ船にも乗られるとか。オニカサゴとアオリイカはいいコンビネーションのリレー釣りだと思う。体力のない私にはちょっと辛いけど。

洲崎沖のポイントに40分ほど走って到着。「始めてください。水深は150メートルです」という岩崎一好船長の合図でスタートした。当日は北風が強く波も結構高かったが、釣りづらいというほどではない。仕掛けはリールのカウンターが170メートルのところで着底。潮はほどよく流れているようだ。

ひと流し目、早くも左舷ミヨシで良型のオニカサゴが取り込まれた。次の流しでは右隣の方がこれも良型を手にした。さあ次はこちらの番かと構えていると、左の方の竿がぐいぐい絞り込まれている。私は飛ばされてしまったようだ。

がっかりしつつも、今が時合いと真剣に竿を操作する。ポイントはかけ上がりになっていて、船が流れるにつれて次第に浅くなっている。オモリが海底に当たったら1メートル巻き上げて、底すれすれのタナをキープする。それを繰り返していると、オモリが海底に当たるのとは違う感触が伝わってきた。

穂先がグイグイと引っ張られるが、しっかり食い込むまで待つ。3回目の引きで竿を起こすとズシリとした重量感が伝わってきた。すぐに巻き上げに掛かると、海面まで何度も竿を引き込む。そして水面に朱色のオニカサゴが現れた。35センチの中型だが今年最初の1尾は嬉しい。

「右舷ミヨシは4尾釣ったよ」と船長が教えてくれた。まだ9時を回ったばかりだ。今日は型、数ともに期待できそうで、サバの切り身エサを付けるのももどかしく仕掛けの投入を急いだ。

その後も船上のあちらこちらでオニカサゴが取り込まれて、皆さん表情が明るい。私にもよくアタリは訪れてくれるのだが、釣れるのはなぜかどれも型が小さく4尾もリリースした。それでも11時に40センチクラスを追加してようやくキープが2尾となった。

その後は潮が止まったようで、オニカサゴの姿を見ないまま沖揚がりとなった。船中釣果はトップが11尾で1キロ前後の良型が多数揃ったらしい。私はオニカサゴ6尾で4尾リリース。ほかに沖メバルやカンコなど多彩なゲストも釣れた。

船長によると特エサとしては鮭の切り身の実績が高いそうだ。船長は良型を釣り分けることはできないと言っていたが、もしかするとこのエサには良型が食う確率が高いのかもしれない。実際、竿頭はこのエサだったそうで、数、型ともに申し分なかった。もちろん腕が決め手なのは言うまでもないが、次回は絶対持参したい特エサだ。

下船後Yさんの釣果を聞くと、同じくキープサイズが2尾だったそうだ。また一緒に乗りましょうと、オニカサゴリベンジを約束して分かれた。

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Y氏、T氏の釣果

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2005.12.25

観音崎沖のタチウオ(05年12月24日)

アタリが繊細でハリ掛かりさせるのが難しいと言われるタチウオ。そのくせいったんハリに掛かると鋭い引きをみせるのが魅力だ。料理しやすく食べてもおいしいので、釣った後も楽しむことができる。

今回お世話になったのは内房金谷港の勘次郎丸。タチウオを活きたイワシで釣らせてくれる船宿だ。活きエサはアタリが多く、釣れるサイズが比較的大きいので楽しみがぐっと増すことになる。

12月24日は日本中を大寒波が襲ったが関東地方は雪が降らなかった。北風が強いという予報であったが、とりあえず船宿に行って様子を見ることにした。

6時前に金谷港に到着。風は思ったほど強くない。予報がいい方にはずれたようだ。佐藤啓船長に挨拶をすませ乗船すると船はすぐに港を出た。

天気予報が悪かったので乗船客は常連氏と私の2名という少し寂しい船上だった。ポイントに着くまで船長から最近の状況などを聞いているとあっという間に観音崎沖に到着。すでにタチウオ狙いの船団が形成されていた。

開始の合図を待ってシコイワシをハリに掛けて投入。水深は85メートルで底から15メートルまでを探ってみる。

開始早々常連氏が良型のタチウオを取り込んだ。タナは底から7メートルだそうだ。同じタナを集中して攻めるとこちらにもアタリが到来。コツンという小さなアタリでは合わせずにジリジリ巻いていると、エサを逃がすまいとするのかグイッと引き込んだ。

ゆっくり竿を立てて聞くと穂先がガクガクたたかれている。ハリ掛かりを確信して電動リールの巻き上げにかかる。途中の引きを楽しみながら取り込んだのは指4本サイズのタチウオだった。

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エサを付け替えて投入すると同じタナで食ってきた。タナがわかればこっちのものと3本追加して好釣果を予感したが、調子が良かったのはそこまで。アタリがパッタリ途絶えてしまった。

タナが変わったのかと思い底から20メートルまで探ったが反応なし。エサは元気なまま、かじられた跡もなく上がってくる。仕掛けを軽いものに交換しても効果はなかった。

こうなるともうなすすべなく沖揚がりを迎えてしまった。下げ潮になり水温が下がったためタチウオは口を使わなくなったらしい。釣果は船中7本で私は4本だった。

船長によると1月になると脂が乗り型もよくなってくるそうだ。水温が安定すれば活発にエサを追うようになるらしい。イワシエサを使う期間は2月までと短いので早いうちに再チャレンジするつもりだ。

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2005.12.04

日立沖のヒラメ(05年12月3日)

日立沖は良型のヒラメが釣れるという評判を聞いて、解禁直後の12月3日、日立久慈港宮田丸を訪れた。今シーズンは各地で好調が続いているが、日立沖も条件は同じはず。ましてや解禁直後となれば期待できるはず、と期待に胸は大きく膨らんだ。

8名乗船して左舷胴の間に釣り座を構えた。6時に出船して20分ほどでポイントに到着。船長の合図を待つ間に、生け簀から自分でイワシを掬う。3匹掬って自分の樽に移し、親バリと孫バリをセットする。

開始の合図とともに仕掛けを投入、25メートルで着底した。底を1メートルほど切ってアタリを待つ。左舷トモの竿が早くも曲がっている。第一投目から1キロ弱のヒラメが取り込まれた。

程なくこちらにもアタリが訪れた。ハリ掛かりにも成功して巻き上げたが、水面に現れたのはマトウダイでがっかり。その後はアタリがない時間帯が続いた。

最初のポイントでの釣果は1枚のみだったようで、日立港の岸壁前まで大きく移動した。移動直後の一投目に変化が起きた。最初ふわっと食い上げるようなアタリがあり、直後に大きく引き込んだ。すかさず竿を起こしてハリ掛かりを確実にすると、巻き上げにかかった。

ドラグを効かせながらゆっくり巻き上げると、船長がタモを持ってスタンバイしてくれた。水中に茶褐色が見えると「大きい」という船長の声。緊張しながら魚をタモへ誘導すると一発で掬ってくれた。

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取り込んだのは4キロジャストのヒラメだった。時計の針は8時20分を指していた。開始から2時間後、2回目のアタリだった。

その後もこまめに移動しながらポイントを探ってくれるが、なかなかアタリは訪れない。船中でもアタリの数は少ない様子だ。

1枚目を釣ってから約2時間後、穂先に変化が現れた。エサのイワシが暴れて、小刻みにブルブルという震えている。近くにヒラメがいるにちがいない、そう信じて竿を握りしめた。

すると、穂先が軽くおじぎした。食い込みを待っていると、グイッグイッっとおじぎを繰り返す。まだまだ!と自分に言い聞かせて待つと、やや強い引き込みに変わった。まだ弱い!さらに待つとようやく穂先が水中に持って行かれた。

今だ!竿をゆっくり立てると魚の強い引きが伝わってきた。今度のもいいサイズのようで、スプールから糸が出ていく。船長が差し出すタモに収まったのは3.1キロの良型だった。

その後はアタリがないまま沖揚がりとなった。この日はヒラメのアタリは2回しかなかったが、いずれもハリ掛かりさせることができ、しかもサイズが良かったのは本当にラッキーだった。まるで盆と正月がいっぺんに来たような喜びだ。

日立沖のヒラメは評判通り型揃いだった。

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2005.11.20

金谷沖のアオリイカ(05年11月19日)

このところイカづいているが、またもやアオリイカを狙い11月19日に金谷の輝栄丸を訪れた。初めての船宿だがブログによるとアオリイカ一筋30年のキャリアがあるらしい。どんな船頭さんなのか楽しみだ。

6時出船で30分前には準備をすませ船頭さんに初対面の挨拶を交わす。バリバリの漁師タイプを想像していたが、柔らかい物腰で明るい感じの人だった。ハリスの長さやタナの取り方を教わり船に乗り込んだ。

「うちは土曜日は少ないんだ。理由は・・・」と船頭さんが解説してくれたとおり、2名乗船のいささか寂しい船上であった。同船者の方に挨拶すると、輝栄丸の常連でアオリイカはこの船に絞っているそうだ。確かに同じ釣りものであちこち船を変えるのは浮気者の証だろう。

この日は雲が少なく天気はいいものの、北風が強く波がやや高かった。イカ釣りにはやや不向きな状況だが潮の流れは良さそうだ。

まずは金谷港から5分ほど走った場所で餌木を沈める。最初に選んだのはもっとも実績があるマーブルサクラダイ。雑誌や船頭さんの評価も高い餌木だ。ところが最初の場所ではイカの乗りはなく、竹岡沖へ大きく移動した。

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移動直後の投入で最初のアオリイカが乗ってきた。やはりマーブルサクラダイは強い。後ろで釣る常連氏もほぼ同時に釣り上げた。船頭さんがやってきて二人の釣果を携帯電話で写していった。

そのあと本日最大の600グラム級を釣って、調子の良さにワクワクするが、その後長い沈黙が訪れてしまった。ところが常連氏は後ろで調子よく乗せている。こんな時は餌木をチェックして同じものに交換するのが常套手段だ。

ところが、同じ餌木がない。常連氏が使っている餌木は背がグリーン、腹がマーブルプラスグリーンという少々複雑なカラーの組み合わせだ。聞くとヨーヅリの「若竹色」らしい。

ここで餌木のバリエーションにブルーとかグリーンといった寒色系がないことに気づく。手持ちの5本の餌木はすべて暖色系なのだ。これまで釣行した萬栄丸やくろしお丸は夕マズメを中心に狙うのでそれでも良かったのかもしれないが、今回は6時から12時までの釣りなので勝手が違うようだ。

アオリイカ釣りは、タナは船頭さんの指示を忠実に守っていれば間違いないし、シャクリ方にそう大きな違いがあるとは思えない。釣果に差がつく要因はほとんどが餌木の選択といっても過言ではないだろう。

船頭さんによると餌木の種類は10本ぐらいがちょうどいいそうだ。選択肢が少ないと困るが、多すぎてもあれこれ迷って良くないという。それとその日に釣れた餌木は交換せずに使い続けるのが釣果を伸ばすコツ、とも教えてくれた。毎日釣り人を乗せ、自らも竿を出す船頭さんの言葉には納得させる重さがある。

カラーバリエーションの少なさを補う手段を持たないので、マーブルサクラダイをシャクリ続けていると、ようやく3杯目が釣れた。長い沈黙のあとやっと手にしたアオリイカに喜びは隠せない。といってもその間にスミイカ1杯とモンゴウイカ2杯を釣っているので退屈はしなかった。

本日の釣果はアオリイカ3杯、スミイカ1杯、モンゴウイカ2杯だった。常連氏はアオリイカ7杯なので海の状況としてはまずまずといっても良かったのだろう。

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2005.11.13

三浦半島長井沖のヤリイカ(05年11月12日)

11月12日、インターネット仲間のヤリイカ仕立てに参加させてもらった。

メンバーはサンフィッシュさん、こちゃおさん、よーぴんさん、サラ鈴木さん、鶴茶庵さん、レントさん、よししさん、と~るさん、それに私を含めて9名が長井港儀兵衛丸のお世話になった。

出船予定の6時には北東風20メートルでとても釣りができる天候ではなかったが、7時を過ぎた頃に収まる気配がでてきたため、梶ヶ谷孝宏と相談の上出船となった。

朝のうち、長井沖は風があり波が高く釣りづらい状況だったが、全員が船長の合図で一斉に仕掛けを投入した。

「底の方に固まっていますから、底から5メーターまでを探ってください」船長からタナをアナウンス。底から1メーター巻き上げたところで軽くシャクるとクンと竿が止まり、イカの乗りが伝わる。身切れでばらさないように電動リールを中速で巻き上げ無事1杯目を取り込んだ。

左右を見ると皆さん巻き上げにかかっている。あちこちでヤリイカが取り込まれるところをみると、いい群れに当たったようだ。

開始早々からいい乗りが続くが、波の影響でバラシが頻繁に起きる。竿を送るようにして対応するがどうしても何回かに1回はバラシの憂き目にあってしまう。特にミヨシで釣っていると~るさんは船の上下が大きくて手の打ちようがない様子だ。

皮肉なもので日が高くなるにしたがって風と波はおさまってきたが、乗りが遠くなってしまった。船長は群れを捜して移動を繰り返してくれるが船中でたまにポツリと取り込まれる程度だ。

「突っ込んだー」後方から大声で叫ぶのが聞こえてきた。見ると鶴茶庵さんが持つ竿が根元まで曲がっている。イカをエサにしたハモノ狙いの竿にマダイがかかったのだ。船中に緊張が走り、全員が見守る中取り込まれたのは4.4キロの見事なマダイだった。

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すぐに私も仕掛けをハモノ狙いに切り替えて挑戦することにした。沖揚がりまで残すところ1時間しかない。

生け簀で泳いでいるヤリイカに親バリと孫バリを刺して底から2~3メーターを探っているとイカが暴れるのが伝わってくる。もしや、と緊張して待つと竿が海面に突っ込んだ。竿をゆっくり起こしてハリ掛かりを確実にして巻き上げにかかろうとした瞬間、ふっと竿の負荷が元に戻った。

一瞬の出来事に呆然となりながら仕掛けを回収すると10号のハリスが切れていた。船長によるとハリスに傷が付いていたようだ。

このバラシを最後に沖揚がりタイムとなった。私の釣果は13杯でトップはよーぴんさんの22杯だった。天候が良くてバラシがなければ数はもっと伸びたと思われる。

儀兵衛丸では乗り合い船でもハモノ狙いができるそうだ。ただ混み具合や潮の速さによっては遠慮した方がいい場合もあるので、船長に了解をもらてからにするべきだろう。

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2005.10.23

館山沖のアオリイカ(05年10月22日)

今シーズンもアオリイカは出だし好調の気配だ。例年、シーズン初期は型こそ小振りながらも数が狙えるので、シャクってズンと乗るアオリイカの釣り味をたっぷり楽しむことができる。

内房那古船形港くろしお丸に10月22日釣行した。くろしお丸は午後船でアオリイカのゴールデンタイムである夕マズメを狙ってくれる。当日は小雨模様の天気であったが4名のアオリファンが乗船した。

出船前に花輪洋船長から乗船者に釣り方のアドバイスがあった。海面からタナを取るため、中オモリまでの距離を道糸のマークで把握すること。ハリスは3メートルに統一すること。シャクリとシャクリの間は8~10秒おくことなど懇切丁寧に教えてくれた。

14時20分、出港して約10分走りポイントの大房岬の南側に到着。「10メートルでやってください」のアナウンスでエギを沈める。

最初はピンク系のエギで攻めることにした。10秒間隔でシャクリを繰り返していると穂先がグイッと押さえられる感じで止まった。おおー、もう乗った。海面に現れたのは胴長20センチクラスのアオリイカだ。ピンクは正解だったようだ。

それから立て続けに同サイズを2杯追加して最高の滑り出しになる。船長にエギの色を教えると、同船者にも情報が流された。そのかいあってか右舷のトモで2杯連続して取り込まれた。

ところが4杯目を釣り上げてからぱたりと乗りが止まってしまった。エギを取り替えたり、シャクリのパターンを変えたりで、あの手この手を駆使するも効果なし。船内を見回してもみなさん冴えない様子だ。万策尽きてここは夕マズメに期待することにした。

16時半を回ると陽は西に傾きいよいよ待望のゴールデンタイム。気持ちが切り替わり、シャクリにも力が入る。

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トモの方が良型をポンポンと2杯釣り上げる。チェックさせていただくとエギは背も腹もオレンジだ。幸い同じタイプのエギを持っていたので、迷わずチェンジ。

はやる気持ちを抑えてシャクるとズンと来た。待ちに待ったアオリイカがライトに照らされて水面に現れる。大切に取り込んですぐさまエギを海中に送り出した。

暗くなったことに加えてエギがマッチしたためか、次々とアオリイカが乗ってくる。オレンジのエギに交換してわずか15分間に3杯釣ることができ、釣果は胴長15~22センチが7杯と納得がいく結果だった。

アオリイカはひと潮ごとに大きくなると言われているので、年内いっぱいは数と型を狙えるかもしれない。

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2005.10.16

勝山のアオリイカ(05年10月15日)

秋の深まりとともに内房でアオリイカが釣れ始めた。待ちこがれていたあの独特の釣趣と食味に出会うため9月15日勝山港萬栄丸を訪れた。

自分にとって今期初のアオリイカ。出船前どの色のエギをセットするか迷っていると、松井大船長がピンクを勧めてくれた。そしてこのアドバイスが見事に的中することになるのだ。

アオリイカの活動は日中よりも日没後が活発になるため、午後船で夕まずめをはさんだ時間帯を狙う。6名の釣り人全員が定刻前に集合したため、14時10分に出船しまず保田沖からスタートした。

「上から20メートルです」「1メートル上げて、19メートルでやってください」船長が海底の起伏に合わせて海面からのタナをこまめにアナウンス。そのつど道糸のマーカーをタナに合わせてシャクる。

14時30分、開始から10分後左舷でアオリイカが取り込まれた。使っているエギはピンク系だ。どうやら今のエギで良さそうと判断し、シャクる右腕にも力が入る。

するとその直後、シャクり上げた竿がズンと重くなった。待望のアオリイカの乗りだ。慎重にリールを巻き上げて手にしたのは胴長15センチほどのサイズ。やや小振りながらも今期最初の1パイに大感激だ。

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この日は潮が適度に流れていて、ハリスがぴんと張った状態をキープできていたようだ。そのためアオリイカがエギに接触するアタリを取ることができた。シャクリ後の間にアタリらしい変化を穂先に感じたら迷わず合わせた。するとズンという手応えが返ってきた。

開始から3時間は活発に乗りが訪れ、船中で次々とアオリイカが取り込まれていく。私の釣果も17時半の時点で6パイになっていた。このまま日没を迎えると凄いことになるかも、などという考えが頭に浮かぶが、現実はそれほど甘くはなかった。

日が暮れるとアタリが遠のき、さっきまでの好調さがうそのよう。船長は岩井沖に大きく移動するが、そこでも好転はみられず1パイ追加しただけで18時40 分に沖揚がりとなった。

釣果は胴長12センチ~20センチ7ハイだった。日没後の爆釣に期待したが、潮の動きが変わったのだろう。ともあれシーズンスタートとしては大満足の釣果だった。

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2005.09.19

洲崎沖のクロムツ(05年9月18日)

「おいしくて関西で経験できない魚をたくさん釣りたい」。欲張りな大阪の友人3名に関東の釣りを楽しんでもらおうと選んだのが夜釣りのクロムツ。このところ安定した釣果に恵まれているのできっと満足してもらえるはずだ。

9月18日、勝山港萬栄丸を今堀氏、小河氏、太田氏と私の4名でお邪魔した。連休の中日とあって満員の盛況だったが、乗船者数を限定しているのでゆったりとした釣り座が嬉しい。左舷胴の間に4名並んで座ることができた。16時30分に港を出て約1時間後、ポイントの洲崎沖に到着した。

まだ明るいうちはアタリがなくポイントの移動を繰り返していたが、18時を過ぎるとようやくクロムツが取り込まれるようになった。時折良型が姿を見せるが、はやる心を抑えてゆっくりとした誘いを繰り返す。

水深約90メーターで底から2メーターほど巻き上げて誘うと穂先が小刻みに震える。ゆっくり聞き上げるとグイッと押さえ込むアタリに変わる。そこで竿を大きくあおりハリ掛かりを確かめてからリールを巻く。途中でサメに襲われないよう、電動リールの最高速度をキープする。

やがて船のライトでキラキラ光るクロムツが水面に現れた。目測でゆうに40センチを超えている。ようやく手にしたクロムツが良型で二重の喜びだ。
日没後からのいい調子は続き、19時30分までに良型ばかり4尾を釣ることができた。そしてこのあと尻上がりに釣果が伸びていく。

この日は魚の活性が非常に高かったのか、アタリは終始途切れなかった。底から5メーターまでの範囲で誘うと必ずどこかでアタリがあった。アタリが出たタナを友人に教えると同じようにアタリがあり、釣果に結びついた。友人たちが初めて手にするクロムツに感激している様子にほっと胸をなで下ろす一方、私の釣果も20時30分には10尾を超えた。

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しかしアタリにハリ掛かりさせられないことが頻繁に起きるようになった。対応策として最初のアタリでじっと待たず、仕掛けを小刻みに動かしてやると食い込んでくるようになった。このコツをつかんでから釣果が伸びた。

21時30分、ついに20尾を超えた。しかもほとんどが35センチ以上の良型ばかりなので、35リットルのクーラーがほぼ満杯に。22時までに2尾追加して納竿となった。釣果は28センチ~44センチのクロムツ22尾。友人たちも9~14尾という釣果に大満足。クロムツの魅力を十分堪能できたようだ。

好調が続くクロムツは今後も数、型ともに期待できる、とは見留光男船長。1月中旬まで狙えるそうなのでしばらくチャンスは続きそうだ。

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2005.09.11

外川のヒラメ(05年9月10日)

8月末から2週続けて外川沖のヒラメを狙ったが、ソゲ2枚と1枚の釣果に納得いかず、9月10日に再々挑戦することにした。3回とも外川港福田丸にお世話になった。

台風14号の影響で底荒れを心配したが、前日の釣果はトップで8枚と好調の様子。出船前「昨日ほどではないかもしれないが期待できるよ」中乗りさんが嬉しい予想をしてくれる。

5時20分ポイント到着。イワシを弱らせないよう注意して鈎に刺して待つと開始の合図が鳴った。いつもながら第一投目は気持ちがはずむ。イワシに「頑張ってこい」と心で声援を送った。

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最初と2回目の流しでは船中でアタリはなかったようだ。「潮が乱れているな」福田稔船長のぼやきがスピーカーから聞こえてくる。そんないやな雰囲気が破られたのが3流し目だった。左舷オオドモと左舷3番で立て続けにヒラメが取り込まれ、船上は一気に盛り上がりを見せた。

6時10分私の竿にも初めてのアタリが訪れた。ゴツゴツとオモリが岩に当たるような感触のあと、穂先がグイッと引きlこまれる。ヒラメのアタリに違いない。竿をゆっくり立てるように合わせを入れると強い引きが伝わってくる。慎重に巻き上げて浮いてきたのは50cmクラスのヒラメだった。

朝方はヒラメの活性が高いのか、すぐさま次のアタリ。今度は仕掛けを1メーターほど持ち上げたときにいきなり食ってきた。巻き上げると先ほどのヒラメより引きが強く竿がしなる。水面に現れたのは本日最大の58cmだった。

このあともアタリが途切れることなく続き、7時10分、7時30分に50センチオーバーを立て続けに取り込んだ。わずか1時間あまりで4枚のヒラメを釣り上げ気分は最高。周りを見渡してもまんべんなく釣れている様子に船長も満足の様子だった。

このあとも2枚追加してこの日は48~59センチ6枚の釣果だった。前2回とはうってかわって十分納得して帰途につくことができた。外川沖のヒラメがサイズアップするのはこれからだそうなので、次回は数、型両方を追いかけたい、というのは欲張りすぎだろうか。

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2005.08.10

銚子の追っかけアジ(05年8月9日)

外房から銚子までのコマセ釣りが禁止の海域には、サビキ仕掛けだけでアジを狙う釣りがある。魚をコマセで寄せずに追いかけて釣ることから「追っかけアジ」と呼ばれている。

沖釣り入門の海、明石海峡周辺もコマセ釣りが禁止だったことから、同じようにサビキ仕掛けでアジを狙っていた。関東の釣り方と関西の釣り方がどう違うのか、その違いを確かめようと8月9日銚子犬若港の武丸に乗り込んだ。

集合時間の4時半に予約の5名全員が揃ったので30分繰り上げて出船。5時25分にポイントに到着した。船宿で購入した追っかけアジ専用仕掛けをセットし、投入の合図を待つ。

船長はアジの魚影を捜して旋回するが、なかなか見つからないのか開始の合図が出ない。何度目かの旋回の後、急停止と同時に開始の合図が鳴った。すぐさま仕掛けを投入。10本の鈎は一列に並んで勢いよく沈んでいった。

「水深55メーター。底から5から8メーターでやってください」という船長のアナウンス通りにタナをキープ。ゆっくりと竿を上下に動かして誘いをかけるとすぐさまアタリが。口切れでばらさないように慎重にリールを巻くと、30センチクラスのマアジが上がってきた。魚を生け簀に入れてすぐさま再投入する。コマセやエサを使わないので手返しが速い。

今度は追い食いを狙ってアタリが出たタナでそのまま待ってみる。すると、だんだん穂先が重くなってくる。頃合いを見計らって巻き上げると、重みで竿が根元からしなる。手巻きリールでは結構つらいが、それが逆に心地よい。巻き上げた仕掛けにはアジが鈴なりに掛かっていて、なんと良型ばかり6尾も掛かっていた。

追っかけアジはポイント移動が頻繁で、5分から10分間隔で移動を繰り返す。投入の合図に遅れるとチャンスを逃すことになるので、手前まつりなどで時間をロスしないように心がける。

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この日の指示ダナはほとんど底近くということが多かった。明石での経験からアジは上から落ちてくるものに反応すると思うので、仕掛けを5メーターほど巻き上げては落とすといったことを繰り返した。それが功を奏したのか、仕掛けが底に付いた瞬間にアタリが出ることが多かったようだ。

船長は全員がおみやげを確保できたと判断したのか、9時過ぎにハナダイのポイントへ大きく舵を切った。ハナダイのエサは活きた海エビ。船長はスムシと呼んでいたが、モエビぐらいの大きさで尻尾が黒い。その尻尾を噛み切って鈎に掛ける。

ハナダイは初めてなので隣の常連さんの釣り方を観察することにしたが、かなかなか竿が曲がらない。ようやく常連さんが1尾目を釣り上げたときは11時を過ぎていた。それが合図かのように私の竿にもアタリが訪れた。

ハナダイのタナはほとんど底近くのようで、常連さんは3本鈎の仕掛けを底に這わすよう操作している。そこで自分の仕掛けにも中オモリを付け、見よう見まねで仕掛けを操作するがうまくいかない。仕掛けを這わせるとオモリが底を引きずるので、アタリと勘違いしてしまうのだ。

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逆にオモリが底を擦っていると勘違いしてアタリを見逃してしまい、エサだけ取られることが何度もあった。明確にアタリがわかった時は鈎掛かりさせることができたが、アタリがうまくつかめないまま2尾目を釣り上げたところでタイムアップとなってしまった。

後で武丸のHPを見ると竿頭の釣果がアジ63尾、ハナダイ18尾だったそうだ。アジは51尾釣っているのでそこそこ釣ったと思うが、ハナダイは釣ったという感覚がない。次回はリレーではなくハナダイだけの釣りでチャレンジしたい。

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2005.07.17

松輪のサバとアジ(05年7月16日)

東京湾剣崎沖で釣れるサバの中に「松輪サバ」というブランドがあるのを知ったのは一昨年のことだった。ネットの釣り仲間と~るさんからのお誘いで参加したOLMで初めて釣った松輪サバの味に感動した。

刺身はサバ特有のクセがなく上品でほんのりと甘い。シメサバにすればとろりとした舌触りとさわやかな香りにしっかりと味が濃い。味がしっかりしているので梅煮はもちろん味噌煮にしてもサバの風味が楽しめる。

そんなサバを今年も釣ろうと、と~るさんが7月16日にメンバー12名を招集した。今年はスルメイカの乗りがいいことから、サバとスルメイカまたはアジを狙う予定だったが、直前の釣況からサバを釣った後でアジを狙うことになった。

間口港利一丸は5時半に港を出たが霧のためゆっくりとした速度でポイントを目指した。途中で船長に釣況を聞くと、昨日は3人で1トン以上を釣ったそうだ。目を丸くしていると、漁師3名が乗り組んだ漁船としての釣果だそうだ。1本が1kgとして1000本だから、平均すると一人300本以上の釣果になる。1本釣りで300本を釣るのは魚影の濃さもさること、並大抵の手返しではない。

ポイントに到着して投錨すると船長がから「やってくださーい」の合図。各自がビシに船宿仕様の仕掛けをセットして投入する。船宿仕掛けには10号ハリスにこんにゃく鈎という特殊な

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鈎が結んである。ムツ鈎の鈎先が水平に曲がっているような形状をしていて、フトコロに赤い繊維が巻いてある。これで魚が掛かるのか、誰もがはじめは疑うに違いない。

しかし第1投目から大型のサバが食ってきた。船長の指示でタナは海面から15~12m。15mで止め、イワシミンチのコマセを一振りしてそのまま待つと、穂先がガガガッと揺すられて海面に突っ込んだ。

電動リールで巻き上げる途中もサバ独特の走りを見せる。タナが浅いため引きの強さは想像以上だ。ハリスが10号なので強引に巻き上げてそのまま船内に放り込む。最初から50cmオーバーのグッドサイズだ。

開始10分ほどで足下の生け簀が満タンになる。35リットルのクーラーに氷と海水を入れてサバを放り込んだ。これが船長お勧めの締め方だ。血抜きをすると切り口から海水が入って水っぽくなるらしい。松輪サバは氷と海水で急冷して締めたものが市場で取引されているそうだ。松輪サバが旨い夏は特にこの締め方と保存法がベストなのだろう。

開始1時間で35リットルのクーラーが満タンになった。念のために持参した発泡スチロール箱の出番だ。この箱にも氷を入れて海水を張った。相変わらずサバのアタリは途切れることがない。アンカーを打ってのかかり釣りなので、いったんサバがコマセに集まると潮の変化がない限り釣れ続けるのだろう。

そのためタナが多少づれていても食ってくるし、ほとんど向こう合わせで特別なテクニックは必要なさそうだ。難しい点といえば取り込んだ後に暴れるサバをつかむのに苦労するぐらいだ。竿は柔らかいとサバに主導権を握られるので堅めの方がいいだろう。リールは電動でないと辛い。

開始約2時間を経過したころ、周りを見ると半分ぐらいの方が竿を置いたまま黙って海を見ている。船酔いかと聞くと、クーラーも生け簀も満タンになって釣っても入れるものがないそうだ。その言葉に我に返った。釣りに夢中になって後のことを忘れていたが、大量のサバをどうするか。親類、ご近所に配るのにも限界がある。それにさばくのも大変だ。冷静になると竿を持つ手が急に萎えてきた。

しかし釣り人の業(ごう)か、釣れるのに釣らないという選択肢はなかった。せっせと釣るが目測50cm以下はリリース。そのおかげでクーラーには大型ばかりが揃うことになった。

そんな様子を察知した船長が、アジ釣りへの切り替えを提案した。一同ほっとした。アジならサバの間に割り込ませれば少しはクーラーに収まるだろう。全員いそいそとアジ用の仕掛けに交換した。時間はまだ10時を回ったばかりだった。

アジも好調で1投目からトリプルできた。残念ながら1尾は逃がしたがいいサイズのアジをゲットできた。船長が「それは金アジだから旨いよ」と太鼓判を押してくれ、サバで萎えた腕に再び力がみなぎってきた。それから納竿の12時までアタリが途切れず、サバに引き続いてアジもクーラーを埋めていった。

予定より早い沖揚がりだったが、全員のクーラーは許容範囲いっぱいのサバとアジで満たされていた。私の釣果はサバ45cm~55cm 39尾とアジ25cm~35cm 18尾だった。サバを目一杯釣っていたらどれだけ釣れただろう。

松輪サバは期待を裏切らない見事な味だった。これにはブランドを付けても納得がいく。アジも船長が太鼓判を押すとおり、サバに負けないほどすばらしいものだった。サバもアジも盛夏に向かっていっそう期待できそうだ。

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2005.07.10

飯岡のシロギス(05年7月9日)

銚子沖のシロギスが好調だ。竿頭で1束以上の釣果が報告されている日が多く、まさに最盛期の感がある。シロギスの小気味いいアタリを感じたくて7月9日飯岡港幸丸におじゃました。

船は5時に港を出て30分ほどでポイントに到着。大坂昇船長の合図で一斉に仕掛けを投入。開始直後から船上のあちこちで良型が取り込まれる。左舷だけ見てもほとんどまんべんなく釣れている様子に魚影の濃さを実感した。

私の竿にも第1投目から嬉しいアタリが訪れる。プルプルと穂先を揺らすアタリにすかさず合わせを入れるが、ハリ掛かりせずすっぽ抜けしたようだ。船長が「1回目のアタリであわせちゃダメ。次のアタリまで待って」とマイクでアドバイスしてくれた。

次のアタリでアドバイス通り待つと2回目は1回目より明確なアタリ。ここでゆっくり竿を起こすように合わせると竿に重みが伝わってきた。釣り上げたのはパールピンクも美しい20センチクラスのシロギスだった。

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投入すると必ずといっていいほどアタリがある。すべてをハリ掛かりさせることができないが、食事をする間もないほど忙しい。周りを見るとベテランの人はダブルで取り込んで釣果を伸ばしている。まるでシロギスの群れの上に浮かんでいるような感じだ。

それほど調子がいいポイントでも船長はちょくちょく場所を移動する。後で聞いたところ、型が小さいと判断したら迷わず移動するらしい。小さいといってもこの日はピンギスはほとんど混じらないような状況だったので、飯岡沖のアベレージサイズが大きいことがうかがえる。

途中から「つり情報」で紹介があった胴突き仕掛けを試してみた。アタリがはっきり出て食い込みがいいので、テンビン仕掛けよりもハリ掛かりする確率が高くなった。1本バリは効率が悪くならないか不安であったが、逆に手返しが速くなったぶん効率が上がったように思う。

この仕掛けはポイントによってアタリが極端に出なくなることがあった。推測だけど、潮が速い場所ではハリスがふけ上がるのかもしれない。そのため、シロギスよりもタナが高いアジやサバが食ってきたのだろう。そんな場所ではハリスを長くしてやるとアタリが頻繁に出るようになった。

12時半の沖揚がりまでコンスタントに釣れ続け、18センチ~24センチが58尾。定番ゲストのメゴチは意外に少なく8尾だった。そのほかアジ、サバ、イシモチ、アナゴといった多彩なゲストも釣ることができた。竿頭は1本竿で120尾も釣っていた。

船長によるとこれからもしばらくは数、型とも期待できるそうだ。食事を忘れるほど釣りに没頭できるシロギス釣りを体験してみてはいかがだろうか。

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2005.06.19

勝山のマルイカ(05年6月12日)

今期は出足が遅くやきもきさせている浅場のマルイカだが、台風4号通過直後の6月12日に勝山港萬栄丸で狙ってみた。同行したのがぷるるさんとOHさんだ。マルイカ初挑戦のお二人は期待を胸に乗り込んだ。

浅場のマルイカは調子が上向かないためか乗船客も少なく、私たち3名以外には2名しか乗船していなかった。寂しい船上だが初心者のお二人には好都合だった。二人は左舷ミヨシの1番と2番に陣取って私はその後ろに釣り座を構えることができた。

5時ちょうどに出船して最初は港から少し離れた場所で第1投。少しうねりが残っていてアタリがとりにくい。そんな中、岩崎船長は何回も小さな移動を繰り返してマルイカの群れを捜してくれるが、ここでは船中釣果なく大きく移動となった。

次の場所でようやくアタリが訪れた。「水深25メーターです。底の方に反応があります」船長のアナウンス通り仕掛けを底から1メーターほど上げたところで待望のアタリ。ばらさないように慎重にリールを巻くと一番下のスッテにマルイカが掛かっていた。最初の1パイは格別に嬉しい。

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後ろで歓声が聞こえるので振り向くとOHさんが初めてののマルイカを手にしていた。さっそく喜びの記念写真をパチリ。ほどなくしてぷるるさんも待望の1パイを釣り上げることができ船中が明るく活気づいた。

この場所では小さく移動するたびにマルイカが乗ってきた。船長が移動した場所の水深と反応のあるタナをアナウンスしてくれるので、ピンポイントで攻めることができた。それでもしばらくすると乗らなくなるのでまた小さく移動する。船長の操船と息をあわせて投入のタイミングが遅れないよう気を付けた。手返しを考えてスッテの数を4本にしたのが良かったのか、投入や取り込み時のトラブルがほとんどなかった。

そのかいあってか釣果を伸ばすことができ、連続で10パイほどのマルイカを釣り上げることができた。タナがほとんどが底だったので一番下の紫のスッテに一番多く掛かっていた。その後大きな移動と小さな移動を繰り返しながら次々とポイントを探っていったが9時30分にマルイカの乗りが遠のいたのでカサゴ狙いに切り替えた。仕掛けとサバの身エサが配られて船は2回戦のポイント富浦沖を目指した。

ここでは第1投からカサゴや沖メバルが盛んに釣れてきた。カサゴは普段は狙わない魚なので魚影が濃いようだ。しかもサイズが大きい。船中のあちこちで取り込まれるカサゴはどれも30センチ前後の良型揃いだ。

マルイカもカサゴも結構な数が釣れたのでぼつぼつ竿を仕舞う人がいる中、最後のひと流しまで気を抜かずに竿を出していたらようやく35センチの良型カサゴを釣り上げることができた。最後の流しで3尾を追加して13時沖揚がりとなった。

釣果はマルイカ14ハイ、ムギイカ1パイ、カサゴ4尾、沖メバル3尾だった。マルイカ初挑戦の二人は5ハイと4ハイそれにカサゴや沖メバルをたくさん釣り上げ満足して勝山港を後にした。

浅場のマルイカは水温がもう少し上がれば本格的に釣れ出すそうだ。盛期を迎えるまではマルイカとカサゴのリレー釣りも楽しめる。

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2005.05.29

東京湾の夜メバル(05年5月27日)

仕事の都合で土曜日の夜しか釣行できない。そこで夕方出船する夜釣りのメバルカサゴをターゲットに5月28日に釣行した。17時半の出船時間に合わせて船橋港内木丸さんを訪れると午前船からの通しのお客さんで桟橋が賑わっていた。

船は定刻の17時30分に出船し東京湾の海ほたるを目指した。船上を見回して「あっ」と思った。船縁にはカサゴ用の短めの竿に2本バリの仕掛けをセットしているのがほとんどなのだ。いいサイズのカサゴが釣れているので夜釣りでもカサゴ中心に狙うらしい。

自分が持ち込んだ竿と仕掛けはメバル用のもので、明らかにミスマッチ。どうしようかと悩んだが、カサゴのポイントでもメバルは釣れるし、メバルの仕掛けでもカサゴは釣れると開き直ってそのままでいくことに決めた。

18時15分海ほたるに到着。アオイソメと小魚のゴリが配られた。まずは仕掛けの5本バリすべてにアオイソメを付けてみた。水深は15m前後だったが結構根が荒く、油断すると根掛かりしそうになった。メバル用の柔らかい竿なので特に神経を使う。

ひと流し目から左舷トモとミヨシでいいサイズのカサゴが釣れた。これをを皮切りに、船中が歓声に包まれた。日没前の入れ食いタイムだった。あちこちで取り込まれるカサゴはは良型ばかり。

左舷トモのかたの竿がひときわ大きくしなっていた。タモ取りされたのは何と40cmオーバーのカサゴだった。東京湾にこんな大きなカサゴがいたとは驚きだ。夜釣りは型、数ともいいというのがうなずける。

常連氏に釣れているエサを聞くとゴリがいいという返事。一番下のハリをゴリに付け替えて再度投入する。オモリが着底するとすぐにプルプルと穂先が小刻みに震えた。そーっと聞き上げ、ググッと引き込んだのを確認してリールを巻き上げる。釣れてきたのは20cmクラスのカサゴだった。やはりゴリをくわえていた。

入れ食いタイムは1時間以上続きこの間に釣果の差が出た。慣れた方は短めの先調子の竿で根をかわしながらカサゴの目の前にエサを運んでいたようで、次々と良型を釣り上げていた。一方軟調子のメバル竿では底すれすれをキープすることが難しく、カサゴの食いがイマイチだった。

p10104461それでも、「メバルは中層を泳いでいる」と信じて待っていたらようやくメバルらしいアタリが訪れた。しかしすぐには揚げずしばらく待って2回目の強い引きで巻き上げた。すると思い通りに良型メバルがダブルでかかっていた。しかし取り込みで失敗して1尾は海へポチャン。少ないチャンスを逃がしてしまいなんとも悔しい。

その後も船中ぽつぽつ釣れ続きトップでカサゴメバルあわせて15尾まで伸ばした。釣ったのは実質3時間だったので好釣果といえるだろう。私はメバル4尾とカサゴ2尾という釣果だった。

内木船長からは同じ場所でも季節や潮によってメバルが釣れたりカサゴが釣れたりするので、ぜひまめに連絡をしてほしいとアドバイスをいただいた。次回はメバル、カサゴの両方 を用意して万全の体制で臨むつもりだ 。

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2005.05.15

勝山のマルイカ(05年5月14日)

いよいよ浅場のマルイカが開幕した。軽いオモリとライトタックルで狙うマルイカは、イカの微妙な乗りや引きが楽しめる釣趣抜群の釣りだ。今シーズン初のマルイカ釣行は5月17日に勝山港萬栄丸さんにおじゃました。

13時30分の出船なので港に12時30分に到着した。桟橋で待っていると午前船が帰って来た。下船した方から話を聞くとトップで13バイ程度だそうだ。朝方は好調に乗ってきたらしいが、後半は潮が止まって苦戦したらしい。

午後船は潮が止まったところからのスターとかもしれないが、夕方に時合いが訪れるはずと自らを励ました。

出船前に支度をしていると松井大船長が話しかけてきた。

「その竿、ずいぶん長いね。S名人が使っていたのと同じだな」

「そう、3.3メーターのメバル竿や。去年はS名人と一緒に来てたんやけどなぁ」

船長は竿の長さでS名人を思い出したようだ。マルイカに3.3mの竿を使うと確かに目立つし印象に残るのだろう。ただ、船長の顔からはこんなに長い竿でアタリがとれるのか、という疑問が見て取れた。

萬栄丸は15名の釣り人を乗せて13時30分に出港した。目指したのは岩井沖だった。勝山港から南に進路を取って20分後到着した。

「水深33メーターです。底から3mに反応が出ています」松井船長が親切にアナウンスしてくれる。このポイントは水深が深くタナは低いようだ。

オモリが着底したら糸ふけを取り、穂先をゆっくり1メートルほど聞き上げる。アタリがなければ穂先を下げながらリールを巻く。タナが底から3メーターなので、その動作を3回繰り返す。それでアタリがなければ再度底までオモリを落として同じ動作を繰り返えす。

第1投目はオモリが底から1メーター上がったところでアタリが訪れた。聞き上げている穂先をわずかに押さえ込むようなアタリだ。すかさず合わせを入れると手応えを感じた。よし 乗った。心の中で歓声を上げて巻き上げると一番上、グリーンのスッテにマルイカが掛かっていた。今期初のマルイカが第1投目に釣れて大感激だ。

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潮回り後の2投目でも一番下の紫のスッテに掛かってきた。4投目では上から2番目のイエローにムギイカが掛かった。4投で3バイを釣り上げ、絶好調の出だしに気分は最高だった。しかしいい調子はここまでで、その後はぱったりとアタリが途絶えてしまった。

その後船中でひと流しに1パイ上がるかどうかといった程度で船上はシーンとなってしまった。船長は必死に潮回りを繰り返すけれど乗りが悪い。調子がいい人が一人でもいればスッテの色や誘い方を参考にさせてもらうのだが、誰のの竿にもアタリの気配がなかった。

「魚探には反応がありますが乗らないので勝山に移動します」。15時50分に船長は大きく舵を切って勝山港の前に戻った。場所替えに期待したが、そこでは魚探に反応すらなかった。

30分ほど勝山港の前をマルイカの群れを捜して回ったが、仕掛けを1度降ろしただけでまた岩井沖に戻ることにした。沖揚がりまで時間はあまり残されていないが、最後の1時間で何とか釣果を伸ばしたい、そう思って真剣に誘いを入れた。

待ちに待ったアタリが訪れた。今度は穂先をグイッと引き込む明確なアタリだ。今度も軽く合わせを入れて鈎掛かりを確実にした。巻き上げる途中での引き込みもあり、はらはらしながら取り込んだら、一番下の紫に掛かっていた。

夕方の時合い到来か、と気合いを入れたが、1パイ追加して沖揚がりとなった。釣果はマルイカ4ハイムギイカ1パイと寂しかったが、今シーズン最初の釣りを楽しむことができた。

浅場のマルイカはまだハシリの状況で、水温が上がってくればイカの活性も高くなり、乗りも良くなるそうだ。魚探にはびっしりと反応が出ているそうなので、本格シーズンにぜひまた釣行したい。

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2005.05.01

日立沖のマコガレイ(05年4月30日)

ゴールデンウィークはどこへ行っても人の波。しかし釣り船は案外空いている。土、日曜日に集中している釣り人が長い休みのため分散するからなのか。4月30日に余裕の釣り座でマコガレイを狙った。

今回の釣行は雑誌の情報で面白そうな釣りものを選んだ。カレイといえば鹿島沖のイシガレイが連日好釣果をあげている。船宿のHPを見ると、イシガレイ9割マコガレイ1割ぐらいの割合で釣れている。両方を食べ比べたところ、断然マにコガレイが旨かったので、今回は数は少なくてもマコガレイが釣れるように日立沖を選んだのだった。お世話になったのは日立久慈港の宮田丸。平日は漁船で土、日、祝日だけ遊漁船をやっているそうだ。

4月30日は快晴で波も比較的穏やかだった。カレイは海底を小づいて魚を寄せる釣りなので、波が高いと釣りづらい。その点釣りやすい一日だった。釣り客はたったの二人だったので、どこに座るか迷ったが、船長が右舷の前を指定し素直に従った。初めての客なので自分の目が行き届くようにと考えたのだろう。

6時に出船して真沖に向かった。ポイントに着くまで同乗の常連氏から最近の釣れ具合をうかがった。いい人でツ抜けできるかどうかといったところで、たまに50cmオーバーが混じるそうだ。釣る前からから期待で嬉しくなってきた。

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ポイントにつくとさっそくアオイソメをチョン掛けにして仕掛けを投入した。水深は25mほどで潮は緩く流れている。せっせと小づくいているとわずかに感じる程度のアタリが来た。こづきを止めてそのまま待っていたがハリ掛かりさせることができなかった。

ハリが大きいと判断して、小さなものと交換した。するとさっそく次のアタリで見事にハリ掛かり成功。工夫が釣果に結びつくと嬉しい。釣れたのは30cmクラスのマコガレイだった。これで気をよくして小づきもリズムが良くなってきたが、なかなか次のアタリがやってこない。常連氏も調子はぱっとしていないようだ。目標をツ抜けにおいていたが、ボーズにならなかっただけ良かったとするぐらいの状況だ。

もうダメかなと諦めかけていたところに、ようやくアタリが。今度も穂先がわずかにおじぎするほどの小さな変化だったが見逃さなかった。そーと聞き上げると、はっきりとした重量感が伝わってきた。バシッと合わせると3.3mのメバル竿が胴のところまで曲がった。「これは結構いいサイズ」と慎重に巻き上げた。最後の抵抗をいなしてタモに誘導し、取り込んだのは44cmのマコガレイだった。

40cmを超えるとさすがにでかい。まるでヒラメのようだがれっきとしたカレイだった。腹を手前にするとちゃんと右側に目が付いている。しげしげと眺めては悦に入ってしまった。しかしその後はアタリがなく13時に納竿となった。

その日のうちに半身を刺身ににしていただいた。味は最高で、これまで食べたどのカレイ、ヒラメよりもおいしいと感じた。刺身にできるカレイなんてそんなに釣れるものではないだろうから、今回の釣行は大満足であった。

港に着いて船頭さんから6月のムラソイ、メバルにぜひ来るようにお誘いを受けた。6~7月は数、型とも満足できるそうだ。もちろん喜んで再会を約束して分かれた。

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2005.04.24

明石のメバル

 メバルは関西でも人気が高いターゲットだ。なかでも明石海峡の周辺は好ポイントが集中していて多くの釣り船で賑わっている。4月23日に関西の釣り仲間と仕立てのメバル釣りを楽しんできた。メンバーの皆さんはパソコン通信を媒体に知り合った方たちで、BUNさん、SANSHINさん、秀さん、晴彦さん、ぷるるさんに私を入れて6名が明石浦漁港に集合した。このメンバーでいつもお世話になるのは釣り船鍵庄さんだ。
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 鍵本充司船長にあいさつもそこそこ、くじで座席を決めると6時に港を後にした。船が用意したエサはイカナゴという小魚とシラサエビで、場所や時間帯によって食うエサが違うそうだ。イカナゴは釘煮で有名だが、メバルも好んで食べる。エサにする生きイカナゴは3~4月の短い期間しか手に入らない貴重品なのだ。

この日は春の大潮なのでいつもより一段と潮の流れが速く、比較的緩い場所を探しながらの釣りになった。向かったポイントは明石大橋が見える淡路島寄りの海域で水深は30メートルとやや深く、根も荒い場所だ。根掛かりとオマツリに気を付けながら竿を操作していると、右舷前方のSANSHINさんの長い竿がいい感じで曲がっている。船長が駆けつけてタモ取りしたのは良型のメバルだった。SANSHINさんは船中1尾目、しかも良型を釣り上げてメンバーの祝福を浴びていた。
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 明石のメバル釣りは細仕掛けで、そのため柔らかく長い竿を使うのが一般的だ。ベテランになると0.6号のハリスで5.3メートルの長竿を使う人もいる。柔らかく長い竿は、食い込みが良く追い食いさせやすいのがメリットだと関西の人は考えている。

 船が次に狙ったのが鹿ノ瀬と呼ぶ一級ポイントの南端だった。「根が高いので根掛かりに気を付けて」と船長の注意を聞いて、着底後1m巻き上げる。オモリが根に当たった感触で、さらに1メートル巻き上げた。するとコツンというアタリに続いてメバル特有の鋭い引きが竿を大きく曲げた。50センチほど巻いて待っているとさらに大きな引き込みがやってきた。巻き上げを開始すると軟調子の竿が海中に引き込まれる。メバル釣りで一番嬉しい瞬間だ。やりとりを楽しんだ後に海面に現れたのは20センチオーバーのメバル2尾とカサゴのトリプルだった。

 さあ時合いだ、と気合いを入れ直したが潮が速くなりすぎたため、鹿ノ瀬を諦めて灘よりのポイントへ移動となった。しかし、数カ所を転々と攻めたが最後までアタリがなく13時の沖揚がりを迎えてしまった。この日は潮が速く本命場所で釣る時間が少なかったため、メバルの釣果は少なかったが、良型のカサゴが混じった。メンバー全員でメバル、カサゴを30尾釣り上げ仲良く6等分した。船長の話では、明石のメバルはそろそろ終盤だが5月いっぱいは良型を狙うことがができるそうだ。
 

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2005.04.17

江戸前のアナゴ(05年4月16日)

今回は江戸前のアナゴにチャレンジしてきた。どこから江戸前というのか定かではないが、東京湾のアナゴは旨いと定評があり、寿司や天ぷらネタでは欠かせない素材だ。そのアナゴを釣ってアツアツの天ぷらを食べたいというのが釣りもの選択の動機である。船宿は浦安の吉久さんに決めて、4月16日17時30分江戸川の桟橋を出船した。

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アナゴ釣りは初めてなので出船前に中乗りさんからレクチャーを受けた。小づき方や合わせ方を聞いて、案外簡単そうなので釣れたも同然という自信を持ったのだが、数十分後には現実の厳しさを味わうことになったのだ。

50分ほど東京湾をクルージングして木更津沖に到着した。そこはアナゴの好ポイントなのだろう十数隻の釣り船がライトを灯して浮かんでいた。アナゴはかかり釣りなので、船首の碇を降ろして船が馴染んだらはいやってくださーいの合図が出た。

エサのイソメを5cmぐらいに切って3本をハリにチョン掛けして投入。底をオモリでトントンと小づく。最初は小づくスピードや間合いがわからず隣の人のやり方を観察した。見ているとさっそくアナゴが釣れてきた。おお早い。今日は期待できそう。しかし間断なく小突いているがなかなかアタリが訪れない。周りでは2本、3本と取り込まれている。焦る。

エサを点検すると3本あるはずのイソメが2本しかない。もしかするとアナゴにエサだけ取られたのか。でもアタリらしい感じは全く伝わってこなかった。ここではっと思い出した。釣り雑誌にアナゴはカワハギやタチウオと同じぐらいにエサ取りがうまいと書いてあったことを。ボーズという言葉が頭をよぎる。これは気合いを入れないと・・・。

穂先に神経を集中していると、小づいて持ち上げたときにわずかに重さを感じた。もしかするとこれがアタリかも。ゆっくり誘い上げるとさらに重さを感じた。しかし次の瞬間、ふっと軽くなった。エサを見るとイソメが1本だけになっていた。アナゴのアタリの繊細さは想像以上だった。

それからは小づきの途中でアタリがあってもわかるように、小づくスピードを遅く、ストロークを短く取った。ゆっくり小突いているうちに穂先がわずかに引き込まれた。小づくのを止めて次のアタリを待っているとブルブルというはっきりしたアタリがやってきた。竿を大きく立てると、ズシリとした手応えが返ってきた。急いでリールを巻いて取り込んだのは40cmクラスのアナゴだった。苦労しただけに最初の1本は嬉しい。

これでアタリの出し方は会得したと思ったのだが、そんなに甘くなかった。その後もぽつりぽつりとは釣れるが常連さんの釣れ方とは明らかに違う。たぶん小づいている時にあたっているのだろうけど、それがわからないで小づき続けて逃がしているようだ。エサが無くなっていることが多かった。恐るべしアナゴ。

悩んでいるうちに時間ばかりが過ぎてしまい、とうとう沖揚がりとなってしまった。釣果は5本。竿頭が18本だったので腕の差がはっきり現れた。アナゴはまぐれがない釣りものということがよくわかった。これは授業料を結構払うことになりそうだ。

今回は初めてだったので仕掛けや道具一式を船宿から借りてやってみた。次回は自前の道具と仕掛けで臨みたい。 次回こそ天ぷらをたらふく食べるぞ。

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2005.04.09

東京湾のエビスズキ(05年4月9日)

内房の富津といえばマダコとイイダコそれにアサリの潮干狩りで有名だが、忘れてはいけないのが伝統のエビスズキ釣りだ。今期は開始早々からいい釣果が続いているので、期待で胸を膨らませて4月9日に富津港鹿島丸を訪れた。

この日の出船は4時50分で、8名の釣り客を乗せた船は富津港沖15分の魚礁を目指した。ポイントに到着すると同時にエサのシバエビが配られ、どうぞの合図で一斉に仕掛けを落とした。指示ダナは中オモリまで9m。ほとんどの場合、指示ダナは9m固定されるようだ。そのときの状況で多少のプラスマイナスをするのが釣り人 のテクニックなのだろう。

大潮の下げ潮が効いているのか、かなり斜めに出ていった。船も速いスピードで流されているようで、すぐに魚礁の上を通過するため、早い潮回りを繰り返すことになった。

この日は明け方の活性が高かったようで、ふた流し目でいきなり3人にヒットしてきた。どれも50~60cmのレギュラーサイズである。その後、流すたびにどこかで竿が曲がる展開となり、一投一投に力が入った。そしてこちらにもようやくアタリが訪れた。コツンときた後に穂先がグイッと引っ張られた。事前に早合わせは厳禁と教わっていたので、我慢していると竿が大きく引き込まれた。「今だ!」と強くあわせると竿がしなった。

suzuki0409 「やった!」心の中で叫んでリールを巻く手にグイグイ力強い抵抗が伝わる。無事にタモに収まったのは50cmにちよっと欠けるフッコサイズだったが、とりあえず型を見ることができてほっとした。そしてその直後に同サイズを1本追加した。

7時20分、魚礁のポイントでほとんどアタリが出なくなったため、第二海堡に移動することになった。移動直後から船中にバタバタと良型のスズキが取り込まれるが、こちらはさっぱり。タナが違っているのかと思い、いろいろ試していると、親父船長が穂先から中オモリまで9mにするようアドバイスをくれた。それまでは海面から中オモリまで9mを基準としていたので、約1mほどタナが狂っていたことになる。

またシバエビの付け方もできるだけソフトに扱うよう教わった。今まで力を入れすぎていたのが原因でエサの弱り方が早かったようだ。エサが大きいのでハリも大きくすることや春はタナが浅いのでヒューズは軽めでいいことも教わり、大変参考になった。

しかしアドバイスを受けても時すでに遅しで、まもなく納竿の10時20分を迎えてしまった。この日はトモで貸し竿を使っていた方が8本釣り上げて竿頭だった。貸し竿のリールには正確なタナのマーキングがしてある。さらに船宿製の仕掛を使えばハリの大きさやヒューズもその時期に合ったものになっているはずだ。自前の道具や仕掛けは一歩間違うと釣れないリスクを抱えることにもなることがよくわかった。

富津のエビスズキは始まったばかり。常連さんによると盛期は5~6月で、魚が大きくなり力強いファイトで楽しませてくれるそうだ。この頃が食べてもおいしいらしいので、ぜひまたチャレンジするつもりだ。

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2005.03.21

鹿島沖のカレイ(05年3月20日)

鹿島沖でカレイが沸いている。連日竿頭が20枚~40枚を釣り上げるすさまじい釣果だ。今がチャンスと見て茶さんと3月20日に鹿島港幸栄丸に乗り込んだ。

幸栄丸のHPによると、前日はイシガレイ・マコガレイの60cmオーバーが釣れたそうだ。ヒラメサイズのカレイに期待感はいやが上にも高まる。幸栄丸は3連休の中日ということもあって、仕立て船を含めて3艘出しの大賑わいだった。皆さん最近のカレイの釣況に刺激されて押し寄せてきたようだ。乗船するときにアオイソメを2パック購入した。船が用意しているエサはホッキ貝の切り身だが、マコガレイはアオイソメの方に分があるらしい。やはり味に勝るマコガレイを釣りたい。

船は6時に鹿島港を出て北へ進路を取った。火力発電所から立ち上る煙がほぼ垂直に上がっている。天気は薄曇りだが風が穏やかなので沖も波は大してなさそうだ。30分ほどで最初のポイントに到着した。カバンから自作の仕掛けを取りだしてセットする。今回用意したのは3本と2本バリの2種類だ。食いがいい場合は2本バリ、悪いときは3本バリでカレイにエサをアピールさせようという作戦だ。最初は様子見で3本バリ仕掛けを使うことにした。さらにアオイソメを鈎に3本ずつチョン掛けにしてアピール度を高めた。

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早朝の時間帯は潮の流れが緩いためかアタリが少なく、船中ぽつりぽつりと釣れる程度だった。9時を回っても足下の生け簀には小型のカレイが3枚しか泳いでいない。今日は調子がたいしてよくないね、などと話していたが、後半になると様相が一変した。10時ごろから怒濤の入れ食いタイムが始まったのだ。船中のあちらこちらから「タモー」と叫ぶ声が聞こえてきた。船長と中乗りさんがばたばたと船上を駆け回り、息つく暇がないほどである。

私の竿にも待望の良型らしいアタリが訪れた。数回のこづきの後のポーズで穂先にコツッというわずかなアタリがあり、静かに聞き上げてみた。すると穂先がググッと引き込まれ、鈎掛かりを確信した。慎重にリールを巻く間も引きは弱まらず楽しませてくれた。茶さんが差し出したタモに収まったのは36cmのマコガレイだった。連日の釣況からするとやや小振り?なサイズではあるが、ようやく手にしたマコガレイにうれしさがこみ上げてきた。

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前半とはうってかわって型もよくなってきた。後半に釣り上げたイシガレイはすべて30cmオーバーで、最大は38cmだった。30cmを超えるイシガレイの引きは結構強くて、竿を絞り込むほどだった。50cmを超えるビッグワンの手応えはさぞかし凄いことだろう。結局この日はマコガレイ1枚にイシガレイ9枚を釣ることができた。30cm以下のサイズは2枚しかなく、あとはほとんどが35cmオーバーという型揃いであった。奥田船長によると鹿島沖のカレイは5月いっぱいまで楽しめるそうだ。数、型が揃う今年は滅多に巡り会えないビッグサイズを手にするチャンスだ。

【ご参考に】
鹿島沖のカレイは置き竿よりもこづいた方が圧倒的に釣果が上がるようだ。最初は20回ほどこづいたらしばらくポーズしてアタリを待つ。こづきの回数をだんだん少なくして、逆にポーズの時間を長く取り、カレイに食う「間」を与えてやるのがコツ。ポーズの時は海底からわずかにオモリを上げてアタリが出やすくする。アタリは案外繊細で微妙だ。わずかにコツッと感じるものやもたれたように感じるものまで、微妙なアタリを捉えるため穂先に神経を集中させておかなければならない。そしてアタリがあったらすぐに合わせず、ゆっくりと聞き上げるようにする。魚の重さを感じたらもう鈎掛かりしている、という寸法だ。


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2005.03.12

空振り!内房のメバル(05年3月12日)

Yahoo!天気予報では内房の波は2mの予報だった。このくらいだとぎりぎりセーフかも、と期待して車を走らせた。今回は内房のメバルを狙って上総湊のとう一丸にお世話になることにしていた。港について防波堤越しの海を見て愕然。沖は白波で真っ白だ。風も強くて遮るものがない防波堤の上では体を揺すられるほどだ。

初めての船なので港でうろうろしたら、緑色の船体にとう一丸の文字が書いてある船が2隻並んでいた。船頭さんらしき人が乗っていたので挨拶すると「波が高くて出せないね」と返ってきた。やっぱり。だが、出してみましょう、と言われる方が不安になったと思う。それほどシケた海だった。「家に上がって」と誘われるまま玄関に足を入れると、先客が3人コタツで心配そうにテレビを見ていた。おかみさんがお茶を入れてくれながら「今は波が高いけど、しばらく様子をみましょう」としばらく待つよう勧めてくれた。

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先客は泊まりでマタイを狙いに来たそうだ。泊まりで出船できないのはかわいそうに、と思ったとき買ったモエビのことを思い出した。そうだ、エサのモエビを買っていたんだ。。内房のメバル船の基本はエサ持参なのだ。それで今日は国道127号線沿いにあるエサ屋でモエビを1600円ぶん買って来たのだ。船が出なかったらせっかく買ったモエビはどうすればいいんだ。まさか活きエサを返品というわけにはいくまい。

8時まで待ったが風が収まる様子もないので、今日は断念することにした。しかし、ラーメンを食べたくて店に行ったら閉まっていた、というのと同じ心理状態で他のことに気持ちが向かない。身も心も一途にメバル釣りになっているのだ。こうなったら明日もここに来るしかない。船頭さんに明日は出せそうか聞くと、メバルは仕立てが入っているが仲間に入れてくれるよう頼んでみると言ってくれた。明日は風が収まり、海が凪いで、仕立てに参加させてもらえればメバル釣りができるということだ。ダメならモエビは近所の沼に放流してやろう。もしかしたら繁殖するかもしれないし。

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2005.03.06

走水のサビキメバル(05年2月27日)

2年前の今頃は毎週のように明石でメバルを釣っていた。明石海峡周辺には鹿ノ瀬を代表する何百もの根が点在していて、船頭は潮の流れを読んで根を転々と変えながら攻めていった。時に数メーターの直立したようなな根があるかと思うと、急に落ち込む溝があったりで、初心者にはものすごく難しい釣りだった。それだけに釣れたときの喜びも大きく、ついつい通うようになっていったのだ。

沖釣りの入門がメバルだったこともあり、関東に来てもメバル釣りには愛着がある。東京湾にもメバルのポイントがたくさんあり、釣らせてくれる船も多い。しかしこれまで4回ほど釣行したが、何となく不満が残った。潮の流れが緩く明石のように根にぶつけていくような釣りではないので、「攻める」という感じがしないのだ。贅沢な話だが、釣れても欲求不満気味な釣りだった。

ところが走水のメバルは同じ東京湾でも様子がずいぶん違っていた。走水という地名の通り潮が速い。根もきつくて5mも一気に駆け上がる場所があり、根掛かりで手こずってしまった。それにサビキ仕掛けの釣りなので、どんな仕掛けを使うかで釣果に差が出るし、誘い方にもノウハウが必要だ。今回は船頭サビキを使用したが、サビキを自作するようになると奥が深い釣りになることは間違いない。

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船頭仕掛けのサビキは5本バリで鈎にフラッシャーやウイリーのような素材をを巻いてワームを刺してあった。早朝の時間帯は暗いので蛍光のワームが威力を発揮するらしい。この仕掛けに30号相当の船宿手製の舵付きオモリをセットする。

まだほの暗い港を出発してポイントまで10分も走っただろうか。最初の一投目は15mちょいの浅場だった。右舷でと~るさんと竿を並べていると、と~るさんに早くもアタリが訪れた。やや小振りだったがさい先いい一尾だ。その隣の船頭さんが調子よく釣っている。サビキは同じはずなので誘い方かタナが違うのだろう。いろいろ工夫していると待望の一尾が釣れた。15cmにも届かないちびメバルだったのでリリース。

事前にと~るさんから走水の根はきついということを聞いていたが、早くも洗礼を受けた。駆け上がりの場所で巻き上げの動作が遅れて根掛かりしてしまった。道糸を持って引っ張るとオモリの上から切れていた。聞いていたとおりの急なかけ上がりだった。以後、竿の操作とリールの巻き上げで根をかわすことにした。

誘い方にも要領が必要だ。船頭さんから竿を上の方まで立てて誘うように教えてもらった。斜めの根に平行になるように仕掛けを斜めに流しているので、竿を立ててもタナからはずれないそうだ。それで道糸をPE5号に統一している理由がわかった。太い道糸は潮の抵抗が大きいので、仕掛けがふけやすくなるのだ。速い潮を利用して釣るテクニックだ。

根のかわし方や誘い方を工夫しているうちにアタリがやってきた。メバル特有のぶるぶると引き込むアタリだ。かけ上がりの場所ではなかったのでしばらく待って追い食いを狙った。するとギュンギューンと竿を引き込む強いアタリが竿を曲げた。「よし乗った」とリールをゆっくり巻く。巻いている途中もメバルからの引きが伝わってくる。久しぶりの感触が嬉しい。仕掛けにはメバルが3尾かかっていた。ミキイトを持って慎重に抜き上げ、思わず顔がほころぶ。

その後はアタリが少ないながらも5尾を追加できて8尾の釣果だった。潮の加減なのか小型が多かったが、去年の同じ時期には30cmクラスも釣れたそうで、これからの本格シーズンに向けて期待が高まった。

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ようやくオニカサゴ

日曜日の釣行だとなかなか釣行記が書けない。まめな人はちょっとした時間に書くのだろうが、筆が遅いのでまとまった時間がほしい。そんなわけで2週間分の釣行記をようやく書くことができた。

■洲崎沖のオニカサゴ(05年2月20日)
2週連続のオニカサゴ狙いになった。とにかく刺身がおいしいのだ。オニカサゴは水圧の変化に強いので、100m以上の深場から釣り上げられても生け簀で元気に泳いでいる。港で締めて持ち帰ると、死後硬直していないのでプルプルの刺身を味わうことができる。どんな魚でも死後硬直の前と後では味に雲泥の差が出る。オニカサゴは特に肉質が柔らかいので硬直する前に食べると本当に旨い刺身を味わうことができる。味はあっさりと淡泊なのでわさび醤油よりも紅葉おろしかアサツキにポン酢がよく合う。柔らかな身を噛むうちに、ほんのりとした甘みと旨みがじわりとわき出てくる。それがポン酢の酸味と柑橘の香りと合わさって口いっぱいに広がるのだ。ポン酢はもちろん自家製に限る。釣りたてのオニカサゴの刺身なんて、釣り人しか味わえない贅沢に違いない。

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いつもの勝山港萬栄丸に乗船した。いつものように座席表を見るとオニカサゴの船がない。どうしたのか聞くと、客が3名しかいないので好きなところに座ってくれということらしい。ということで右舷のミヨシに釣り座を決めた。勝山港から約1時間の洲崎沖のポイントに着くまでキャビンで熟睡し、目が覚めた頃にちょうど到着した。

この日は特エサを用意しなかった。これまでにイイダコ、イカ、鮭皮、鳥皮、アナゴなどいろんなエサを試したが、船が用意したサバの切り身が一番食いが良かったからだ。萬栄丸のサバエサは非常に薄くて2mmぐらいしかない。そのため水中ではひらひらと動きルアーのような効果があるのかもしれない。前回の釣行で中乗りさんがさばくのを見たが、見事なナイフさばきで迅速かつ正確にサバをそぎ切りにしていた。ところが今回配られたエサはサバの切り身でも冷凍物だった。おそらく冷凍のサバを解凍してエサを取ってから再度冷凍したものだろう。魚や肉は再冷凍すると質が極端に悪くなる。ビニールに入ったエサを見て愕然となった。赤茶けていてサバ本来のきらきらした緑がかった青色とは全く違う色に変色しているのだ。「しまった。特エサを買っておけば良かった」。後悔しても後の祭りだった。

不安を抱えながらの第一投ではアタリがなく、船頭さんの合図で仕掛けを上げる。するとあと30mというところで竿がガクガクとお辞儀した。仕掛けを上げると35cmほどのサバがダブルでかかっているではないか。超ラッキー!!すぐに切り身のエサ作りに取りかかり、一本のサバからおよそ10枚のエサを取ることができた。

そして新鮮なエサを付けての第2投目。アタリはすぐにやってきた。水深140mの底から上がってきたのは35cmオーバーのグッドサイズ。やはりエサの効果は絶大のようだ。少しでも長持ちさせるために多少ボロになっても使うことにした。潮が適当に流れていて魚の活性は高いようだった。アタリは頻繁にあるが鈎掛かりしないことが多い。フグか何かのエサ取りの仕業かと思い、アクセサリーのタコベイトをはずした。するとアタリは減ったものの、エサが取られることがなくオニカサゴだけがかかるようになった。

オニカサゴは何匹か固まっているという話を聞いていたので、今回は追い食いを狙ってみた。アタリがあったらいったん竿を差し上げて鈎掛かりを確認したら、巻き上げずに再度底を取った。根掛かりに気を付けながら次のアタリを待つと、ややしばらくしてグイッと穂先を押さえ込むアタリ。強い力を感じたので2匹目に違いない。再度穂先を頭上に持ち上げると1回目よりも重量を感じた。こんどは電動リールのレバーを前に倒して巻き上げた。100m以上を手持ちで巻き上げるのはしんどいので、竿受けにセットした。途中で何度も竿が引き込まれる。釣り上げるまで魚の抵抗を感じるのがオニカサゴ釣りの楽しみの一つだ。水面に現れたのは35cmオーバーのダブルだった。これまたラッキー。
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結局この日は1時の沖上がりまでに8尾を釣ることができた。最初にサバを釣っていなければここまで数は伸びなかっただろう。次回オニカサゴを狙うときは念のためにサバを2、3本買っておくことにする。

オニカサゴのアラは潮汁にすると最高。だし昆布を浸けた水で煮る。沸騰したら弱火にしてアクを取って火を止める。ぐらぐら煮てしまったら身の旨みが全部出てしまうので要注意。鍋にふたをしておいておくとじわりとだしが出ていいあんばいになる。食べる分だけ小分けにして再度暖めるときに塩、薄口醤油で味を調える。ネギ、ゆずの皮で香り付けしてもおいしい。


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2005.02.20

またしてもオニカサゴ(05年2月20日)

onikasago01オニカサゴの味に魅了されてしまった。あのぷるぷるとした刺身を忘れられなくて今週も勝山に行ってしまった。土曜日は風、波が強く出船できなかったので20日(日)の釣行だ。朝が早いし(2時半起床)、帰りが遅いし(18時帰宅)、体力を要求する釣り(150号オモリ)なので、日曜日だけは避けたかったが、食欲が自制心を麻痺させてしまった。

釣果は36cmを頭に8尾釣ることができた。またしても釣り座とエサに恵まれた釣果だった。詳しい釣行記は後日ということで、明日に備えて爆睡モードに入らさせて頂きます。

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2005.02.13

洲崎沖のオニカサゴ(05年2月12日)

冬晴れが予想された3連休は干物作りには絶好のタイミングだった。11日(建国記念日)に釣って12日(土曜日)に干物を作り13日に食べる。そういうストーリーを描いたターゲットはタチウオ。2月のタチウオは脂が最高に乗っているので干物には旬の魚なのだ。

ところが釣況が思わしくない。HPを見るとどの船も最悪の釣果なのだ。幽霊といわれる魚なので、ある日突然姿を消してしまうことがよくあるらしい。回遊魚ではないのでいきなり遠くへ去ってしまうことはないそうだが、それでも移動先を探すまで時間が掛かる。そこで予定を変更して一日待ってみることにした。11日の夜、金谷港勘次郎丸に電話を入れる。電話に出た女将さんの説明では11日の釣果は最悪だったそうだ。釣果が7人の乗船で船中2本だけだったらしい。それでしばらく様子を見ることにするので、12日は出船しないというのだ。

そこで急遽変更してオニカサゴを狙うことにした。勝山の萬栄丸に電話すると出船するというので、急いで仕掛けや道具を切り替えた。このあたりが乗合船の単独釣行の便利なところだ。釣況によって狙い魚を変えられるよう、引き出しをいくつか持っていれば悩まないですむ。

6時出船なので5時に港に着いて座席を確保する。萬栄丸の乗船場所には魚種別に船の形をしたボードがあって、来た人からボード上の番号が書いてあるキャップを取るシステムになっている。オニカサゴ船のボードは左右のトモのキャップがはずされてあったので、すでに誰かが席を確保しているのだ。そこで左舷のミヨシのキャップを取ることにした。ミヨシが良いのかトモが良いのかは沖に出てみるまでわからないと思い、運がよければ良い場所になるさ、というぐらいの気持ちだ。

女将さんから「今日はダンナが舵を握ります」と教えられた。ダンナとはHP上で「爺さん」と書かれている萬栄丸の大船頭のことだ。クロムツはいつもこの船頭さんが舵を握っているが、オニカサゴのポイントも同じ洲崎沖なのでお手の物なのだろう。やや小さめの萬栄丸に乗り込んでいざ出発。目的地まで1時間以上掛かりそうだったのでキャビンで寝て待った。

7時に最初のポイントに到着。さっそく仕掛けにエサを付けて投入した。この日は特エサとしてイイダコを持ち込んだ。それを小さく切って、足4本だけ一番下の鈎に付けた。水深は150m。未体験の深さだ。仕掛けが着底して5mほど巻いてしばらく馴染ませると道糸ふけが出なくなった。そして底を取り直す。仕掛けの全長が3mほどなので、潮に流される分を差し引いて1.5mほど底から切って待つ。しばらくするとこつんという感触。オモリが底に当たったようだ。リールを1.5m巻いてアタリを待つ。するとまたコツンという感触。海底は緩やかなかけ上がりになっているようだ。こつんで巻いてを何回か繰り返していると、穂先が一気に締め込むアタリがきた。すぐに竿を立てて対応するとガクガクと突っ込んだ。これはかなり大きい。期待して電動リールのレバーを前に倒す。慎重を期して巻き上げを緩めにした。

巻き上げる途中も魚の引きは弱まらない。オニカサゴだったらかなりの大物に違いない。わくわくして穂先を見つめる。すると突然リールが停止した。故障か?スプールを見てびっくり。PEが片方に寄って巻かれてある。よく見るとレベルワインダーに通していない。なんてこった。どうしようか迷ったが、結局いったん仕掛けを元の深さまで落として、それから再度巻き上げることにした。ゆっくり巻きながら手で糸が均一に巻くように調整する。そんなことをしているうちに魚は鈎からはずれてサヨナラしてしまった。すごく初歩的なミスで貴重な大物を逃がしてしまった。悔やんでも悔やみきれないが、釣りはまだ始まったばかり。きっと挽回してやる、と立ち直ってリールにPEを通すのだった。

こちらが四苦八苦しているときに隣の人がいいサイズのオニカサゴを釣り上げた。目測40cmぐらいあるだろうか。さすがは本命ポイントの洲崎沖である。前回は速潮で攻められなかったが、今日は大物の期待が高まる。隣に続いて後ろでも良型のオニカサゴが上がった。次はこっちの番だと竿を持つ手に力が入る。しかし1時間ほどは何のアタリもなく過ぎてしまった。やはり朝一番のミスが尾を引いているのだろうか。頭の片隅にボーズの文字が浮かんでは消える。しかしまだ始まったばかり。本番はこれからと気合いを入れる。

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ようやく穂先に変化が訪れた。オモリが底に当たるのとは明らかに違う感触だ。文字で表すのは難しいが、同じ「コツン」でも柔らかい感触なのだ。そっと穂先を傾けるとこんどはぎゅっと引き込んだ。そこで竿を立てると穂先に重さを感じた。乗った。リールのレバーを倒すとこんどはPEが順調に巻き取られていく。150m巻き上げる間、何回も穂先を引っ張る。オニカサゴが掛かっているサインだ。ようやく浮き上がってきた魚で海面が赤くなった。サイズは中型だけど期待したオニカサゴだった。念のためにと中乗りさんがタモですくってくれた。本日最初の一尾はすごく嬉しかった。

隣の人が順調に釣果を伸ばしている。半分中乗りさんのような人で、聞けば週に2回ぐらいオニカサゴを狙っているそうだ。1.5mぐらいのヤリイカ竿を軽快に操作している。一方こちらは2.6mのワンピースで150号のオモリと格闘している。この竿は穂先には強さがあるが魚が掛かると胴に乗るので、そんなに向いていないとは思わないが、てこの原理でずしりと重い。置き竿にすれば楽だろうが、オニカサゴは手持ちの方が釣れる気がするので、ずっと持っていると腕が痺れてくる。

特エサのイイダコはエサ取りも食わない様子だったので、すべての鈎にサバの切り身を付けた。定番のタコベイトは赤の食いが良さそうだったのでこれに統一した。腕の疲れをだましだまし釣っていると順調に数は伸びてくれた。一番の大物は35cmで30cmが2尾混じった。全部でオニカサゴ6尾とカンコ(ウッカリカサゴ?)1尾という釣果だった。

隣の人にオニカサゴ釣りのコツを聞いた。曰く、魚のアタリと根や海草に掛かった感触を判別できるかどうかだそうだ。それは明石のメバルでずいぶん苦労した経験があるので何となくわかる気がする。それ以外のコツはと尋ねると、誘い方にあるそうだ。アタリがあっても鈎掛かりしなかったとき、いったん仕掛けを数メーター上げて落とし込むといいそうだ。オニカサゴはくわえて離したエサには見向きもしないが、上から落ちてきたエサには食いついてくるらしい。コツというのは聞いてもなかなかわかりにくいので、場数を踏むことが一番大切だよ、と最後に付け加えてくれた。

港に戻って船頭さんから船をトモから流していたのでミヨシはよくなかったと聞かされた。糸の出方からすると左舷から流していたように思えたが、2枚潮になっていたので勘違いしたようだ。よくなかったミヨシでも7尾も釣れたのはいかに状況が良かったかということだ。この日のトップは17尾だった。それは半分中乗りさん氏だった。オニカサゴで17尾はスゴイ。こんな日に巡り会えた自分の強運に感謝した。

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2005.02.06

鹿島のイシガレイ(05年2月5日)

60cmオーバーのカレイていったい…。「つり情報」や船宿のHPの釣果を見て関心が高まっていたところに茶さんからお誘いを受けた。その瞬間ココロは「釣ってみたい」から「釣りに行く」に変わった。

2月5日の朝、鹿島港幸栄丸の待合室は釣り客で賑わっていた。みなさん最近の釣果を見てカレイを狙いにきたのだろう。船は2艘だしの盛況だった。待合室には釣果の写真が張ってあって、その中に見事なイシガレイの姿もあった。いやが上にも期待が膨らむ。受付をすませて茶さんと船に乗り込んで今日の作戦を練る。

茶さんが用意した仕掛けと竿は東北地方のカレイ専用のものだった。竿は元竿が竹製の本格的な手作り。見るからに釣れそうだ。仕掛けもカラフルな装飾が施してあり、アピール度抜群だろう。カレイは底をこづく釣りなので穂先はやや堅めで魚が掛かったら胴に乗るタイプがいいらしい。一日中持ち竿でこづくので、短めで軽いものが疲れなくていい。持っている中でそんな条件に一番近い竿は「加太のアジ専用竿」ということになる。オモリ負荷30号2.1mの7:3調子の竿だ。40号のオモリを背負ってもそれほど穂先が垂れないのでコヅキやすいはずだ。仕掛けはハリス3号丸せいご14号3本鈎にした。チモトには大きめの蛍光玉を付けてヒラメにアピールする。それを小さめの天秤にセットして準備完了だ。

船は予定通り6時に鹿島港をあとにして30分ほど南下した。遠くに風力発電の風車が見える。途中で試し釣りのために仕掛けを投入したが船中釣果はなく、すぐに諦めて本命ポイントに向かった。鹿島灘のカレイはまだ未開拓の釣りなので、ポイント探しも重要なのに違いない。そしていよいよ釣りのスタートになった。

カレイは初めての釣りだけど、事前に本やHPで調べた釣り方はこうだ。仕掛けが海底着いたらオモリを10cmぐらい上げてすとんと落とす。これを10回繰り返してしばらくポーズ。アタリがなければまたこづく。これを繰り返していると、カレイが誘われてエサに飛びつくという寸法だ。ところがいくらこづいてもアタリがこない。エサを見ると丸1匹掛けたはずのアオイソメが途中で切れている。これはこづいている途中でエサをくわえているのがわからないままこづき続けているのではないかと思い、4,5回こづいてポーズを入れるようにした。するとポーズ中に穂先がもたれるようなアタリを感じた。そのまま誘い上げるとググッと乗ってきた。上がってきたのは25cmクラスのイシガレイだった。カレイ釣りではこづきのあとにポーズを入れて食わせる「間」を作ってやるのがポイントだが、こづきのストロークと頻度、「間」の取り方が重要だと思った。

アオイソメは乗船前に買うシステムになっているが、船はホッキ貝の切り身を用意してくれた。船頭さんによると食いはアオイソメの方がいいそうだ。3本バリなので下の鈎にはアオイソメ、他の2本にはホッキ貝を付けてみたら、最初はホッキ貝にばかり食ってきた。そのうちアオイソメも食うようになって、最後はアオイソメばかり食ってきた。時間によって食う餌が変わるのは、スッテやエギと同じことなのだろうか。

25cm以下のカレイはリリースしてひたすらジャンボカレイを待っていたが、釣れてくるのは20cm~30cm止まりで、なかなか期待通り型ものが釣れてくれない。そのうち船頭さんから「ついさっきマグニチュード5の地震があったそうだ」なんて情報が入り、今日は釣れるだけいい方だなんて期待を下方修正してしまった。

とはいうもののアタリは頻繁にあり、そこそこ釣れるので釣り自体は面白い。ポーズの時にかすかな前アタリに続いてククッと引き込む本アタリが出たときはよっしゃー、と腕に力が入った。案外難しかったのは合わせのタイミングだった。アタリがあって食い込みを待っていたら鈎を飲み込まれたり、1枚で2本の鈎に掛かっていたりで、合わせが遅いと効率が悪くなった。逆に早合わせで鈎掛かりしないことも何度かあり、タイミングを計るのに苦労した。

終盤になって急に風が強くなり船の揺れプラス風の影響で釣りづらくなくなったため、船頭さんは早上がりを決めた。結局この日の釣果は25cm~30cmのイシガレイを13枚釣ることができた。港に戻ると船宿の人が締めた上に、イシガレイの背中についている石を取ってくれた。これが独特のにおいの元らしいので、すごくありがたかった。帰り際に茶さんと今後の予定を打ち合わせ、もう一度ジャンボカレイにチャレンジすることで意見が一致した。

karei050205

比較的大きいものから刺身にしたらしこしこして旨みがありおいしかった。型がよければ脂も乗っているだろうから、いっそうおいしいに違いない。今シーズンにもう一度40cmオーバーにチャレンジしたい。

イシガレイの石を取ってもらうために順番待ちをしている


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イワシエサのタチウオ(05年1月29日)

tachiuo050129タチウオは難しい、そう痛感したのが今年の初釣りだった。ライトタックルで狙ったけれど見事に空振りのボーズだった。タチウオはつくづく難しいと思った。何が難しいのか。そこには3つの難関がある。まずタナ取りが難しい。タナを船頭さんが指示してくれてもそれが真ダナだとは限らない。数メートルの誤差はあるはずだ。その差を自分で探し当てるのが必要になってくる。船が移動するたびにタナの修正が必要になってくるので、これがうまくいかないと釣果がかなり落ちることになる。

もっと難しいのが誘いだ。誘い方一つでタチウオへのアピール度が違ってくる。雑誌などでいろんな誘い方が紹介されているが、どれも正しくて効果的な誘い方なのだろう。ただ、その日の状況によってどの誘い方が効果的なのかが違ってくる。そこで、いろんな誘い方を試してみて一番合う誘い方を早く見つけることが釣果を伸ばすカギになる。

そしてタチウオ釣りで一番難しいと思うのが合わせだ。タチウオのアタリは千差万別で、ワンパターンの合わせ方では通用しない。水中でタチウオがどんな食べ方をしているのか覗いてみたいと思うほど、タチウオを鈎がかりさせるのは難しい。タチウオ釣りがうまい人には鈎がかりさせるテクニックがある。活性が高いときは誰にでもアタリが頻繁に訪れるが、合わせ方で釣果の差がはっきり出る。うまい人ほど鈎がかりさせる確率が高くなるようだ。フック率がタチウオの釣果を左右する。

イワシエサのタチウオは言い切ってしまえば誘いが不要の釣りだ。エサのイワシが泳いでアピールしてくれるからだ。釣り人は3つの難関のうち一つから解放されるわけだ。1月28日に今期2度目のイキイワシタチウオで2つの難関にチャレンジした。

今回も前回同様S名人のチーム5名で金谷勘次郎丸を仕立てた。しばらく不調が続いていたタチウオだったが2~3日ほど前から回復の兆しが見えてきた。それまでは魚探には映っても口を使ってくれなかったらしい。釣行日は偶然好転したところに当たったわけで、これもメンバーの日頃の行い、と皆自分を褒めるのであった。

6時半に金谷港の生け簀から生きのいいカタクチイワシをたっぷり積み込んで出船した。ここ数日は観音崎沖からずっと北寄りに群れが固まっているそうだ。船は横須賀沖を過ぎて金沢八景よりもさらに湾奥まで進んだ。ようやくポイントに到着。すでに20隻以上の船がタチウオを狙っていた。勘次郎丸は船団の端に船を止め釣りのスタートしなった。


開始からしばらくはアタリがない時間が過ぎた。周りの船を見ても釣れている様子がない。開始から30分ほどして最初のアタリが訪れた。しかしコツンという感触が伝わっただけで、そのあとは音沙汰なし。仕掛けを上げてみるとイワシが2尾とも頭だけになっていた。活性が低いと食い込みが悪いようだ。そこで鈎をアシストフック付きに取り替えた。仕掛けも2本鈎を止めて1本鈎でロングハリスに交換した。活性が低いときは自然に誘う方がアタリが出やすいと考えたからだ。

仕掛け変更が功を奏したのか、その後は立て続けに3本釣り上げることができた。どれもアシストフックに鈎掛かりしている。アシストフックをイワシの背掛けにしているので、タチウオの最初の一撃が掛かったのだろう。作戦成功でしてやったりという気分だ。その後は日が昇ると同じように活性も上がってきたので再度2本鈎に変更した。ところがアシストフックを付けた鈎を2本しか持ってきていなかったため、タチウオを数本釣ったところで2本ともワイヤーが切れてジ・エンド。またシングルフックに戻さざるを得なかった。このあとに怒濤の入れアタリタイムがきただけに非常に悔しい思いをした。仕掛けは余裕を持って臨むようにしたい。

この日のタナは非常に浅かった。最初は32mぐらいだったのが最後は18mぐらいまで浮いてきた。活性が高くなって群れが浮いてきたのだろう。仕掛けを落とす時間が短いし巻き上げるのも短時間ですごく効率がいい。タナがわかるとピンポイントに攻めることができた。天秤をタナからハリス分落としたあとハリス分巻き上げて待つとアタリがきた。アタリはほとんど百発百中でくる。あらためてイワシエサの威力に感激した。問題はそれを鈎がかりさせられないことだ。フッキング率は50%切っていただろうか。100%鈎がかりさせることができればものすごい釣果になる。

フッキング率を上げるのにアシストフックを使うのは一つの解決策だが、シングルフックで凄い釣果をあげている人もいる。向かいの船で釣っている人を見て、てっきりプロの漁師が釣っているのだと勘違いしてしまったほどだ。釣り方を見ていると、柔らかめの長い竿でふわふわと誘っているうちに鈎がかりさせているようだった。完全な向こう合わせだった。同じようにイワシエサを使っていたが、エサの付け方を見ると明らかにシングルフック。仕掛けはちょっと長めの2本針のようだった。船頭さんに聞くとその人は金谷でも有名な釣り人で、漁師顔負けの腕だそうだ。どうりで、と思ったがすごく気になって、自分の釣りを忘れて見とれてしまった。同じ船に乗ってじっくりと観察してみたいものだ。

結局この日の釣果は24本だった。フッキング率100%なら50本に届くかもしれないというほどアタリは多かった。S名人は36本で順当な釣果だった。タチウオは3月中旬まで釣れるそうなので、またチャレンジしてみたい。鈎掛かりの難関を乗り越えることができるのはいつの日だろうか。

釣ったタチウオは刺身、塩焼き、煮付け、唐揚げ、塩干物、みりん干しにして頂いた。特にみりん干しはタチウオの肉質によく合うのでうまい。いずれ「釣った魚のお楽しみ」で作り方を紹介しようと思う。

近所の上州屋に頼んでおいたアシストフック用のワイヤーとスリーブのハンドプレッサーが届いたそうなのでこれから受け取りに行く。そして次回のタチウオに備えてアシストフックの仕掛け作りだ。

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2005.01.23

館山沖のオニカサゴ(5年1月22日)

オニカサゴの刺身は相当旨いがなかなか手に入らないそうだ。そういえばスーパーやデパ地下でお目にかかった記憶がない。ましてや釣ったことも食べたこともない。これはぜひ釣って本当に刺身が「相当」旨いのか確かめる必要がある。そう思ってしばらくオニカサゴを釣らせてくれる船をリサーチしていた。すると勝山港萬栄丸のHPにオニカサゴの釣果が掲載されだした。最近の釣果は潮が速過ぎてイマイチのようだが、潮は突然変わるので、緩むことを期待して1月22日の釣行を決めた。

出船1時間前の5時に勝山港に到着。座席掲示板で空いている左舷のミヨシに席を取った。するとおかみさんから左舷は団体さん専用にしたいので右舷のトモに席を替わって欲しい、という申し入れを受けた。もともと右舷のトモを取っていた人が、マダイ船に乗り換えるらしい。その人に話を聞くと、席は昨日の夜から確保していたそうだが、前日のオニカサゴの釣果が思わしくなく、今日も期待できないのでマダイに切り替えたそうだ。なんかいやな予感がしたが、状況が思わしくないのを承知の上での釣行なのでそれほど心配しなかった。果たして席を替わったのが吉と出るかそれとも…。

船は定刻の6時に8名の釣り人を乗せて洲崎沖を目指した。出船のとき船頭さんから、潮が速いけど洲崎に行ってみますというアナウンスが流された。本命場所である洲崎沖の潮が少しでも緩んでいることを祈りながらキャビンで待つことにした。

釣り場到着のアナウンスと同時に席に戻り仕掛けをセットした。船が配ったエサはサバの切り身だが、この日のために特別メニューを用意した。それは①アナゴの短冊②鳥の皮③鮭の皮だ。①②はS名人のアドバイスで③は「つり情報」の記事から情報を得たものだ。4本鈎仕掛けなので最初は全部のエサを付けてやってみた。下からサバ、アナゴ、鮭、鳥皮の順だ。

一投目の水深は130mとアナウンスされたが、着底したときのリールのカウンターは160mになっていた。底を取り直すと3mも道糸が出て行く。やはり潮が速いようだ。期待の一投目にはサバが掛かってきた。これは切り身にすると新鮮なエサになるのでキープした。その後オマツリが頻発したために船頭さんが場所替えを判断した。館山沖に戻ってもっと潮が緩い場所で狙うことになった。

船が20分ほど戻った場所の水深は130mだったが、急なかけ上がりになっていて、90mまで一気に浅くなっていく。ふた流し目の着底直後にアタリがきた。それほど強い引きではなかったけれど巻き上げる途中も抵抗する。予備知識でオニカサゴは深場から急に浅場に環境が変わっても元気だと知っていたので、これはオニカサゴに間違いないと期待した。ところが上がってきたのはムシガレイだった。これもおいしい魚なので大歓迎だ。

船中最初のオニカサゴは右舷ミヨシにダブルできた。サイズはそれほどでもなかったが、本命のダブルはうらやましい。左舷で歓声が上がったので覗いてみると、オニカサゴの30cmクラスが上がっていた。速潮を避けての場所移動が当たったようだ。8時20分にこちらにも待望のアタリがあった。さっきのアタリよりはっきりした感じで、竿をぐいぐい引っ張る。聞き合わせるように竿を立てたら重みが伝わり、鈎掛かりを確信した。水深80mほどの浅い場所だった。今度こそはと期待して慎重にリールを巻くと、水中に赤いものが見えた。待望のオニカサゴだ。自分でタモを取って大事にすくった。取り込んだは35cmの紛れもないオニカサゴだった。これで刺身が食べられると一安心。

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刺身が約束されてほっとしたのもつかの間、またアタリがきた。こんどはかけ上がりの途中でわずかな変化が穂先に出たので、やはり聞き合わせると乗ってきた。今度も35cmのオニカサゴで、時間は8時50分だった。2尾とも釣ったサバの切り身を食ってきたので、4本の鈎すべてにサバの切り身を付けた。タナは最初天秤が底を1mぐらい切るようにしたが、2尾とも一番下の鈎にかかってきたのでベタ底狙いに切り替えた。

2尾目からしばらく間が空いて、10時30分に今度はオニカサゴがダブルできた。底でハリスがほぼ水平にたなびいているイメージでタナ取りしたのでダブルにできたのかもしれない。雑誌や本には誘った方がいいと書いてあったが、駆け上がり掛け下がりでタナをキープする動きが自然に誘いになったようだ。

その後1時半の納竿までに3尾追加して合計7匹の釣果だった。船中釣果は2~7尾でみなさんまずまずの様子だった。今日は本命場所の洲崎沖では潮が速すぎて釣りにならなかったが、館山沖へ移動してもそこそこの釣果を残すことができた。潮がゆるんで本命場所で釣れるようになったら、と期待を膨らませて勝山港を後にした。

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2005.01.09

川津のヒラメ(04年1月8日)

外房の川津港はカモシ釣りのメッカで、ヒラマサのシーズンには大勢のカモシファンが押し寄せる港だ。ところが、カモシ釣りの陰に隠れているがおいしい釣りがあるそうだ。それはヒラメ。K名人から聞いた話はこうだ。川津港の船は12月一杯はヒラマサを狙うが、ヒラマサが去ってしまったあとはヒラメ、イサキ、イカを中心に狙うようになる。ところがカモシファンでヒラメ釣りをやる人は少ないので、ヒラメのポイントは比較的場荒れが少なく、そのため大型が釣れる確率が高いらしい。確かに外房の港では大原以北がヒラメ釣りでは有名で、大原より南に位置する川津は穴場的な存在かもしれない。こんな話を聞けば誰だって行きたくなるに違いない。

そんなわけでK名人と1月8日にヒラメ狙いで釣行した。船はいつもの伸幸丸。若い船頭さんだがポイントを熟知していて、常連さんからの信頼が厚い。伸幸丸はこの日が2005年の初出船だそうで、慣例に従って川津港の前の海に御神酒を注いで出発だ。ヒラメのポイントとして目指したのは北東方向だった。御宿の町並みを左に見て岩和田の岬を越えたところで停船し、いよいよ大物ヒラメを狙う。乗船客はK名人と二人なので、右舷ミヨシに並んで竿を出した。

エサのイワシが小さかったので、一本鈎を顎から頭に刺し通して使った。2本鈎だとイワシへの負荷が大きく弱りやすくなるので、一本鈎でしかも鈎を小さくした。エサが小さいとヒラメが一気に飲み込む可能性が高いので、孫バリがなくても鈎掛かりさせることができると読んだのだ。

ひと流し目はアタリがなくイワシの頭がかじられていた。たぶんイカか何かの仕業だろう。小移動した二投目でヒラメらしいアタリがでた。穂先がググーと3回ほどお辞儀したあと、強い引きに変わった。そこで竿を大きく立てると、重さが伝わってきた。乗った!ドラグを緩めにしていたので巻き上げの途中で引き出されたが、それも大型を予感させて愉しい。そしてK名人の差し出したタモに無事収まったのは55cmのヒラメだった。開始から30分ほどで本命を釣ることができてほっとした。そして噂通りヒラメの濃さを実感したが、後が続かなかった。

それから程なくして2枚目かというアタリがきた。弱いアタリが次第に大きくなって、穂先が突っ込んだ瞬間に大きく合わせたらブチッとミチイトのPEが切れてしまった。PEを穂先に絡ませたときに傷が付いていたのかもしれない。痛恨の合わせ切れだった。このバラシが運を遠ざけたのか、それ以後はヒラメらしいアタリがなくなってしまい、ホウボウやマトウダイしか釣れなくなってしまった。ヒラメはアタリが少ない釣りなので、チャンスをものにするために油断大敵だ。ミチイトが絡んだりハリスが祭ったりしたあとは必ず点検するようにしなくてはと反省した。

K名人にも何回かそれらしいアタリがあったようだが、残念ながら鈎掛かりにいたらず、ソゲ一枚とマトウダイという結果だった。イワシが小さいので小鈎にしたためすっぽ抜けが多かったそうだ。イワシの負荷を考えると小さい鈎がいいようだが、鈎がかりさせるためには大きめの鈎の方がいい。この二律背反なテーマをどうすればいいのだろう。

いつもは仕掛けを家で作って持参しているが、それ以外に現場で作れるようにしておいた方がいいようだ。変化する状況にその場で対応するためには、いろんなサイズの鈎やハリスを持って行って、船上で工夫してみるのも一手だろう。エサが小さかったら小鈎に変えるのもいいが、逆に大きい鈎にしてどれだけエサが保つのかを試すのもやってみる価値があるはずだ。

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釣ったヒラメは大きい水槽に入れておいたので、最後まで元気だった。港に着いてから締めて持ち帰ったら、死後硬直を起こす前にさばくことができた。そのため刺身はむっちりとして旨みがあり、最高の状態で頂くことができた。ヒラメはまさに今が旬。釣りたての脂がのったヒラメを食べたとき、寒風にさらされるのを覚悟で出かけてよかったと思った。川津のヒラメが噂どおりなら大型の報告があるはず。伸幸丸の情報から当分目が離せない。


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2005.01.04

初釣りのタチウオ(05年1月3日)

初釣りをヒラメにするかタチウオにするか迷ったが、竿納めのヒラメでボーズを食らったので、ここは堅実にタチウオを狙うことにした。タチウオは幽霊魚と言われるように、群れが突然いなくなることがあり、リスもなくはない。それでも全く釣れなくなることはないだろうと思ってのことだ。ところがこれが甘かったとは夢にも思わなかった。

タチウオといえば金谷の活きイワシエサの釣りが数、サイズとも申し分ないが、ライトタックルで狙うのも捨てがたい。ところが勘次郎丸に電話すると出船は4日からだそうで、すぐにLTタチウオで出船している内木丸に予約を入れた。

前日の釣果はトップで11本だったとか。ツ抜けが達成できたらいいだろうな、というぐらいの気持ちで左舷トモから2番目の席に。船が目指したのは猿島沖。三浦半島が目と鼻の先に見える。きれいなマンションが立ち並んでいるのは横須賀の市街地だろうか。ここまでの航程は約1時間半かかった年末から猿島沖では連日いい釣果があがっていたので、凄い数の船団ができていた。直径200mの範囲に50隻ぐらいが固まっているのではないだろうか。タチウオの群れもこの船団の下に固まっているのだろう。

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今日使うのはPE1号、鋳込み天秤30号というタチウオにしては非常にライトな仕掛けだ。リールは手巻きで、ABU6501C。天秤から先は普通のタチウオの仕掛けと基本的には同じだ。エサはサンマの切り身。これをチョン掛けにして仕掛けを投入する。水深は48~55mで底から5~15mに反応が出ているそうだ。電動リールのようにカウンターが付いていないのでミチイトの色で距離を測る。

スタートからしばらくしてもなかなかアタリがこない。左舷で釣り上げた人もいない。今日は渋い釣りになりそうな予感がしてきた。仕掛けをワイヤーハリス2本バリからフロロの1本バリに交換して、少しでも食いつく可能性を高める。魚が食わなければ絶対に釣れないので、ハリス切れのリスクが高くなるのは覚悟のうえだ。右隣の人が1本目を取り込んだ。1mぐらいのいいサイズだ。こちらも気合いが入る。するとコツンというかすかなアタリがきた。リールをゆっくり巻きながら食い込みを促す。グッと穂先がお辞儀したのですかさず合わせると竿に重量感が乗ってきた。今年初の魚だ、なんて思いながらリールを巻いていると、ふっと軽くなった。痛恨のバラシだ。合わせ方が弱かったのか。

左右の人が2本目、3本目と取り込んでいるのを横目に、なんとか早く一本釣りたいという気持ちが強くなっていった。そのせいで誘いが速く雑になったのかもしれない。アタリが本当に少ない。たまにあってもクッと引かれてエサを取られるばかりだった。スタートから2時間ほどしてからだろうか、ようやくまた鈎掛かりさせることができた。こんどこそはと念入りに2段合わせをして慎重にリールを巻いていると、またしても軽くなる。こんどもハリス切れではなく、すっぽ抜けだった。これには正直がっくりきてしまった。ただでさえアタリが少ない中で、せっかく鈎がかりさせたのを2回もばらすなんて。

その後気を取り直してなんとか1本をと最後まで粘ったが、さらにアタリが遠のいたようだった。そして型を見ないまま納竿の時間を迎えてしまった。船中のトップは6本で隣の方だった。仕掛けを見るとアシストフックを使っていた。食いが渋くて浅いときはアシストフックの効果は高いようだ。それにしても、誘い方、アタリの出し方、合わせ方がその日によって変わるのか、タチウオ釣りをなめたらアカンというのがよくわかった。

堅実なはずのタチウオでボーズ。竿納めといい、去年と同じパターンに陥ってしまった。コツをつかんだと思ったらこういう結果になるので、釣りには油断と慢心は禁物ということだろう。

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2004.12.31

外川のヒラメ(04年12月30日)

年の瀬も押し迫った30日。今年の竿納めに外川港の福田丸でヒラメを狙った。去年の竿納めもヒラメを狙ったが完全なボーズを喫してしまった。それだけじゃない。釣り初めに狙ったヒラメでもボーズだったのだ。一年の締めくくりと一年を占う釣りで連続ボーズを食らったのは、腕のせいとはいえ忘れることができない思い出になった。そして今年の竿納めもヒラメ。あえてリスクが高いヒラメを狙ったのは、最近の3回の釣行ですべて釣果があがっているので、よほどじゃなければボーズは免れるはずと読んだからだ。

ところが、またやってしまった。今回も完全なボーズでアタリはたったの1回だけ。それすらあったかどうか確信が持てないで、エサを見たら歯形が付いていたという情けない状況だった。締めくくりの釣行記を華々しく飾る予定だったが、自然が相手とはいえ思い通りにならない難しさを痛感した。

今回ご一緒したのは茶さんで、萬栄丸のマゴチで偶然知り合ったのが縁だ。聞けばヒラメ、マゴチ、スズキといったフィッシュイーター系の一本釣りがお好きとか。釣りものとフィールドがかなり一致するので、これからもぜひおつきあい願いたいものだ。

集合場所の外川港まで約100kmで2時間弱で到着した。茶さんは2時に来て場所取りをして頂いていた。ありがたくて頭が下がる。左舷に並んで席を確保して頂いていた。さっそく船に乗り込んで道具をセットするが、手が凍える。この冬一番の冷え込みらしい。かなり厚着をしているがそれでも底冷えする。これから2月一杯はこんな寒さの中での釣りになるが、釣果さえあがれば寒さは飛んでしまうから不思議なものである。

船は犬吠埼を回って波崎沖にやってきた。遠く鹿島の火力発電所が見える。煙突から昇る煙が水平になびくくらい風が強い。予報では波、うねりが2~2.5mとあったが、ときどき大きな波が寄せてくる。そのため仕掛けを底にキープしておくことができない。船頭はできるだけ底狙いをアナウンスしたが、おそらく仕掛けは底から2mぐらいを上下していたと思う。アタリの数は極端に少なく、一度イワシに歯形が付いただけだった。それもアタリとは確信が持てないぐらいの弱さだった。茶さんにも1回だけアタリが訪れたが、グッときただけで終わったそうだ。

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そんな中でも左舷で2枚釣った人がいた。釣り方を見るとミチイトを張らずにオモリを底に付けている状態にしていた。根が荒いところではできない釣り方だが、ポイントは根掛かりしないような場所なので有効だったのかもしれない。この日は超ベタ底が良かったということだろう。エサのイワシが小さかったので、途中で孫バリだけの仕掛けに切り替えた。それでもエサに比べて鈎が大きかったように思える。サイズが違う鈎の予備を持って行くべきだったかもしれない。(上の画像は釣果とは関係ありません)

船中の釣果は12名ぐらいの乗船でヒラメ3枚だった。一人で2枚釣っているので12名中10名がボーズを食らったことになる。こういうことは仲間が多くても慰めにはならない。おみやげにもらったシラス干しがやけにしょっぱかった。

これで年内はお終いだが、年明け早々に金谷のタチウオにでも行こうかと思っている。海が凪いできたら性懲りもなくヒラメを狙ってもいいのだが、リスクが高い釣りになることは必定である。

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外房のマダイ(4年12月25日)

ようやく年賀状を出し終えた。「筆まめ」を使うようになってずいぶん楽になったが、それでも丸一日はかかってしまう。先週の釣行記は年賀状作成作業でお休みしてしまった。

12月25日 川津 伸幸丸 マダイ 1kg強 1尾 イサキ 4尾 晴れ 波うねり2m

とうとうヒラマサの顔を見ないうちにシーズンが終わってしまった。今年のヒラマサは回遊が例年より遅く、去っていくのが早かったようだ。思えばあのとき釣行していれば、という日があったのだが今となっては来シーズンまで待つしかない。その代わりというわけでもないのだが、マダイが連日釣れている。釣り方はヒラマサと同じカモシ釣りで、やはりヒラマサ消化不良のK名人と川津港に出かけた。

ヒラマサのシーズン中はごった返していた港が25日は閑散としている。ヒラマサファンは回遊と同じようにどこかへ行ってしまったらしい。伸幸丸もマダイ狙いの客は少ないらしく、K名人と二人の大名釣りで、左舷に並んで竿を出すことにした。まだ薄暗い中出航した船は6時頃に3本松に到着した。波とうねりの中すでに何艘か集まっている。三本松ではここ数日釣果があがっていて、カモシ船が真っ先に押さえたいポイントなのだろう。

この日の仕掛けはマダイオンリーを狙うため、ハリス4号12mとした。クッションゴムが1.5mなので天秤から9ヒロ先にエサがあることになる。船頭がタナをヒロ単位で指示するので、指示ダナプラスハリス分の9ヒロ天秤を落として、そこからコマセを指示ダナまで撒きあげてくる。そして竿掛けにセットしてアタリを待つ、というのがカモシ釣りのセオリーだ。

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しかしこの日は潮が速く、水中のハリスはかなり流されていると判断した。そこで、天秤を落とす深さを指示ダナプラス3ヒロと5ヒロの二通りで試してみた。すると5ヒロの時にイサキが連続して釣れてきた。思った通りハリスはかなり浮いているようだ。そして3ヒロに変えたところでマダイが食ってきた。読みはズバリあたったようだ。といっても、マダイのアタリがわからず、船頭から「あげてー」の指示があって、巻き上げたら食っていたというのが正直な話である。巻き上げる途中もけっこう引きがいいので、もしかしたらと期待したら1kgオーバーのマダイだった。K名人から「アタリわかった?」と聞かれて「知らないうちに掛かっていた」と答えるときは少し恥ずかしかった。しかし名人はよく見ている。

その後もコマセを巻く深さをいろいろ探ってみたが、イサキが釣れただけで2匹目のタイにはとうとうお目にかかれなかった。あとで名人にコマセを撒く深さを尋ねたら、やはり今日は潮が速いので浅めにしたという答えだった。ちなみに名人はマダイ3枚とイサキを8尾釣っていた。カモシ釣りのキモは状況に応じたコマセワークができるかにあると思った。それには自分の中に、こういうときはああだとかいった、いくつかのパターンがないとダメなのだろう。

持ち帰ったマダイは貴重な一尾なので骨の髄まで味わった。やはり刺身が絶品だった。こんなうまい魚なので本格的に狙ってみたい。とりあえず、いま流行りはじめの「リールしゃくり」にでもチャレンジしてみようかな。

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2004.12.19

勝山のムツ

ムツの旬は冬。冬の釣りは寒くて辛いけれど、釣った魚の恵みは豊かだ。ムツは今年5月に一度釣行しているが、その味は感動ものだった。刺身、フライ、煮付け、塩焼き、干物どれをとっても忘れられない味だった。5月にあれだけおいしいのだから、旬の冬はさぞかし、という食べたさ一心で勝山の萬栄丸に乗り込んだ。もちろん釣趣のほうも楽しめることは言うまでもない。

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萬栄丸のムツは夜釣りなので通常は16時半の出船だが、18日は午後から風が強くなるという予報のため15時半に繰り上げた。そしてポイントも本命の洲崎沖は狙えず、近場に切り替えざるを得なかった。そのため16時にはポイントに到着し早々のスタートとなった。


中乗りさんが配ってくれたサバの切り身を5本の枝針にセットして仕掛けを投入する。水深は115mでオモリは150号に統一している。着底後糸ふけを取り、まずは底から2mまで切る。しばらくそのままにしていたが、アタリがないので底立ちを取り直すと5m以上落下してしまった。海底の起伏は結構あるようだ。船頭がマイクで根掛かり注意をアナウンスしていたので、ベタ底狙いは避けて1m~4mまでを探った。すると、底から1mのところでアタリがあった。仕掛けを上下させたのが誘いになったのだろう。巻き上げると25cmほどのムツがダブルでかかっていた。

この日はどうやら低いタナにムツ、やや高いタナにスミヤキがいたようだった。2m以上上げると必ずといっていいくらいスミヤキが釣れてくる。たちが悪いことにこの魚は歯が鋭いので巻き上げる途中でハリスを切ってしまうのだ。そのため、ムツ狙いにはベタ底と決めて根掛かり覚悟で底ぎりぎりを狙った。ムツは終始ぽつりぽつり釣れてきたが、サイズはどれも30cmに満たないものばかり。やはり本命の洲崎沖まで出ないと大型は釣れないようだ。天気に文句を言っても仕方ないし、釣れるだけでも良しとすべきだろう。

巻き上げの途中で急に引きが強くなり竿を絞ったことが3回あった。ムツがサメの餌食になってしまったのだ。サメがかかるとどうしようもなくなる。電動リールは巻けなくなるし、ヒラマサ用のリーディングXGOUINが根元まで曲がって起こせなくなる。しばらく我慢していると仕掛けが切れてしまうが、2回は幹糸を切られ仕掛けがおじゃんになってしまった。サメ対策はリールの高速回転巻きで、とにかくサメが追いつけないスピードで巻き上げてしまうこと。ただし、巻き上げる途中でばらす危険が伴うが、サメに食われるよりましだろう。

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結局この日は16時から21時の5時間でムツを23尾釣ることができた。終始アタリがあったので、スミヤキとサメの攻撃がなければもっと数は伸ばせたかもしれない。仕掛けは3本用意していったが、あっというまに消耗してしまい、萬栄丸オリジナルを購入した。自作の仕掛けよりずいぶん頑丈に作ってあり、参考になった。次回はたっぷりの仕掛けを用意して臨みたい。

ムツを刺身、煮付け、干物で食べてみたが、脂ののりがいまいちだった。明らかに5月のムツの方が脂の乗りがよかった。サイズが小さいからなのか、よくわからない。もう少し寒くなってまた行ってみようかと思っている。

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2004.12.12

金谷のタチウオ&アオリイカ

いよいよタチウオの季節がやってきた。といっても普通のタチウオ釣りは7月頃から始まっている。ここでいうタチウオの季節とは、活きイワシを餌にするタチウオ釣りのことだ。関東周辺、もしかしたら全国でただ一カ所、金谷の釣り船だけが活きたイワシを餌にしてタチウオを釣らせてくれる。その金谷で12月からいよいよ始まったのだ。

今年の1月に初めて活きイワシエサのタチウオを経験し正直驚いた。とにかくアタリが多いし、釣れるタチウオのサイズが半端じゃない。そのとき釣った24本のうち4本指は小さい方で、5本指6本指がほとんどなのだ。あまりの釣れっぷりに隣の船の釣り客がタナを聞いてくるほどだった。

そして12月11日。一年間この釣りを持ち焦がれていたメンバーが金谷港に集合した。S名人と名人の会社の方3名を加えた総勢5名で船を仕立てた。仕立て船の良さは自分たちがやりたい釣りをリクエストできることだ。そこで朝の小一時間はアオリイカを狙うことにした。勘次郎丸は港でエサのカタクチイワシをたっぷり積み込んでまずはアオリイカのポイントを目指した。

アオリイカ釣りは初めてだったが、エギのスミイカの経験があるので、だいたいの要領はわかる。8秒に1回ぐらいしゃくっていると待っている間に穂先に微妙なノリを感じた。すかさずあわせたらズシッとした手応え。スミイカとは明らかに違う重厚感ある抵抗を楽しみながら巻き上げた。2ハイ目はしゃくったときにズシンときた。わずか1時間ほどで2ハイも釣れたのはラッキーだった。船中で4ハイ釣れたところでアオリイカは終了になった。

アオリイカのポイントをあとにして目指すは観音崎沖だ。このところ大型の食いがいいらしい。船上は道具や仕掛けのセッティングであわただしい。その中で目を引いたのが名人が持参した竿だ。がまかつのタチウオ専用竿の試作品らしい。詳しいことは口止めされているので書けないが、名人はこの竿で大型を次々と釣り上げてしまうのだ。釣り具メーカーが竿を開発するときは必ずフィールドテスターの意見を参考にする。自分がプロデュースした竿が製品化されたらさぞかし面白いだろうな。

この日のために用意した仕掛けは、ワイヤーを使った2本バリ。ワイヤーはフロロと比べて食いが落ちるというけれど、こと活きエサを使う場合は関係ないようだ。極端な話エサさえ元気ならタチウオはどんな仕掛けにも食ってくると思う。そこで今回試したのが短い仕掛けだ。普通全長3mぐらいある仕掛けを1.5mに詰めた。これだとアタリが出やすく手返しが速い。前回の経験から手返しの良さが釣果を伸ばすポイントだと考えたからだ。名人は孫バリ仕掛けで臨んでいる。確かにエサ取りがうまいタチウオには有効な手段だろう。

タチウオはひっきりなしに食ってきた。タナは72m~55mの広い範囲だったので、相当大きな群れだったのだろう。狙ったタナで必ずアタリがある。そのパターンがいろいろあるので、誘い方やあわせ方も変化を付ける。最初のアタリから10m以上誘いあげて鈎掛かりさせたのもあれば、アタリの直後にグンと引き込んで鈎掛かりしたのもある。この釣りはいかに早く食い込ませて鈎掛かりさせるかが勝負だ。それには仕掛け、竿、釣り方がきっちりとあってなければならない。とにかく必ずアタリはあるので、釣果は食わせ方、あわせ方しだいなのだ。

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結局この日の釣果は20本だった。サイズは1月ほど大きくないが、ほとんどが4本指以上だった。朝一番にアオリイカを釣ったので、タチウオ釣りは正味4時間半ぐらいだろう。翌日のHPで他船の釣果を調べたら、どの船もトップで20本前後の釣況ということで、活きイワシの凄さを改めて確認できた。ところがもっと凄いのは名人だ。なんと32本も釣っていたではないか。がまかつの専用竿がよかったのか孫バリ仕掛けがよかったのか。おそらく一番よかったのは竿と仕掛けの特性にあった釣り方をした名人の腕ではないかと思う。

活きイワシエサのタチウオは2月いっぱいまで続く。それまでせいぜい通っていろんな工夫を試すつもりだ。

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2004.11.28

海ほたるのカサゴ(4年11月27日)

予報が悪くてあきらめてた釣行だけど、やっぱり行きたい。どこか緊急避難的に出船していないか調べたら、あった。

11月27日は朝から風、うねりがあり、ヒラマサ狙いで計画していたが断念した。朝になって風がだいぶ収まったようなので、午後か夜釣りで釣らせてくれる船がないか探していたら、前回スミイカでお世話になった翔一丸がメバル・カサゴで船を出すという。17時半の出船ということなので予約してすぐに仕掛け作りに取りかかった。

翔一丸のHPを見ると、エダスがメバルの仕掛けとしては太い2号になっていた。いくら夜釣りでも2号は太すぎるのではないかと思い、1号と1.2号の2種類を用意した。1号と1.2号にどれほどの違いがあるが定かでないがが気分の問題で作ってしまった。明石では0.8~1号を使っていたので、メバルなら1号で取れないはずはないと思っていたが、もう少し太くしておけばよかったと後悔する羽目になった。

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海上から見た海ほたる
この周りが根魚の魚礁になっている

木更津港を出て40分ほど走って船は海ほたるに到着、まずはじめはテトラの前から流していった。ここではアジや20cm程のカサゴがぽつぽつ釣れてきた。4.5m軟調子のメバル竿を使っているので小さな魚でも竿がしなる。2回ほどカサゴに根に潜られたが、引っ張ってゆるめると引きずり出すことができた。柔らかい竿は食い込みがいい反面、カサゴなどに根に潜られやすいので要注意だ。

メバルは小型しか釣れないがカサゴはいいサイズが混ざる。2回目のポイント移動の直後、竿を絞り込むアタリがあって釣れたのが30cmカサゴだった。東京湾にこんな大きなカサゴがいるのはちょっとした驚きだった。船頭さんがタモ入れしてくれて無事取り込めた。そのあと更に強い引きがあったが、残念にもハリス切れでばらしてしまった。竿が柔らかいので普通だと切れないけれど、柔らかさがかえって魚を自由にさせてしまい根ずれしたんではないかと思う。2号とまでいわなくても1.5号ぐらいにして少し強引に引き上げれば良かったかもしれない。夜釣りだからハリスは太くしても食いにそれほど影響はないと思う。

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大きいカサゴは手応え十分
薄造りにしてポン酢で食べたら最高!

結局この日はメバル4尾、カサゴ6尾、マアジ5尾という釣果だった。釣った時間は正味3時間ちょっとだったが、釣りができたことが何より嬉しかった。帰宅して道具を洗って魚をさばいていたら午前2時になってしまった。カサゴの刺身でちびちびやって寝たときは3時を回っていた。

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2004.11.14

木更津のスミイカ(4年11月7日)

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墨の固まり
この中にスミイカが隠れている


スミイカはシャコテンヤのしゃくり釣りだとばかり思っていたら、アオリイカと同じようにエギでも釣れることがわかった。船橋の内木丸でタチウオとスミイカのリレー釣りがスミイカの初体験。そのとき船が指定した仕掛けがアオリイカと同じ中オモリの先にリーダーを結んでエギを使う仕掛けだった。釣果は2ハイと振るわなかったが、釣りそのものがおもしろいのでまたやってみたいと思っていた。愛読誌の「週間釣りニュース」の船宿一覧をながめていたら木更津の翔一丸がエギでスミイカを釣らせてくれることがわかった。さっそく予約して7日に釣行した。

船に乗り込むとあちらこちらに墨の跡が残っていて、イカ釣り船の雰囲気むんむんだ。木更津沖のポイントに到着して船頭さんからレクチャーを受ける。中オモリが着底したら糸ふけを取り80cmほど底を切ってしゃくる(リーダーが150cmの場合)。しゃくりは8秒に1回ぐらいで、しゃくったときに重くなったらスミイカが乗っている、ということだった。マルイカの経験でしゃくらなくてもイカのアタリはわかるし乗せることもできるのがわかっているで、この「しゃくり釣り」でない「聞き合わせ釣り」をやってみた。

中オモリを底から50cm~1mぐらい切って、そこから1m前後仕掛けを上下させる。そのとき穂先に微妙な重みを感じたらそれがスミイカのアタリだ。間髪を入れず鋭くあわせるとスミイカが乗ってきた。がっちり鈎掛かりしているので巻き上げの途中でばれることはない。聞き合わせ釣りはイカの微妙なアタリを捉えるのが難しいけど、アタリを出すために誘い方を工夫するのがおもしろい。アタリを出してからの合わせで乗せることができれば、いかにも釣ったという感じがして好きだ。

この釣りの難関は取り込みだ。スミイカは名前の通り墨を大量にぶちまける。取り込み方が悪いと自分だけでなく同船者に墨をひっかけてしまう。胴と頭の境のくびれている部分を強くつかむとスミを吐かないが、念のためスミを吐いても船内にかからないよう、イカを持つときに水管を船外に向けるようにするのだ。

何回かやって要領がわかったつもりだったが、油断からかつかみ損ない、船内に墨をぶちまかれてしまった。幸い人の被害はなかったが、船に大量の墨がかかってしまった。時間がたつと取れなくなるので、すぐさま釣りを中断してデッキブラシで墨を落としたが、それでも完全に消すことができなかった。申し訳ないことをしたと思っている。

この日は朝からぽつりぽつりと釣れ、入れ乗りタイムも経験した。取り込みのミスでバラシもあったが ,結局16パイ の釣果だった。

イカ類は冷凍が利くのでありがたい。日曜日の釣行でさばくのに時間がかかるとつらい。4ハイをさばいて刺身と天ぷらに。残りは洗いもせずそのままビニール袋に入れて冷凍保存した。数日たって解凍して食べたが、釣った日よりも旨みと甘みが増していた。保存したイカが底をつきる頃にまた釣りに行ってもいいかな、なんて思っているが、そういつもやすと釣れてくれるとは限らないだろう。

神戸のS名人は明石周辺でアオリイカ釣りに夢中だ。以前アオリイカの沖漬けを送ってもらったが、これがたまらなくうまかった。お返しにスミイカを沖漬けにして送ってやろうかと思ったが、アオリイカとは格が違うのでやめておいた。

aoriika.jpg
S名人の釣果
胴長30cmのアオリイカは迫力!
近いうちにアオリイカにもチャレンジしたい

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2004.11.06

外川のヒラメ(04年11月3日)

釣りに人生まるごとどっぷりと漬かっている友人がいる。友人の名前はM。一部上場企業の管理職を辞して釣具店の店員になってしまったのだ。Mとは長崎の高校時代からのつきあいだ。転職の話を聞いたときは正直耳を疑った。釣具店の店員と友達になったのではなく、友達が店員になたのだ。子供の時からの釣り好きではあったが、まさかそこまで入れ込むとは思いもしなかった。Mからは「お前のように入れ込んでいるサラリーマンはいない」と指摘されたが、その言葉をそっくり返してやりたい。『俺の人生の選択肢に「釣り」はなかった』と。そのMと久しぶりに釣行した。

前回の釣行は8月のマゴチだったので約3ヶ月ぶりになる。今回の狙いはヒラメだ。外川の全面解禁が11月1日なので、解禁後の荒食いを期待して11月3日に釣行日を決めた。船は福田丸で、「数あれ」に訪問してくださった茶さんの行きつけの船だ。最近の「つり情報」や「つり丸」でも取り上げられて、釣果も申し分なかった。

船に乗り込んでその広さに驚いた。隣との間隔が2m以上あり、釣り座の後ろも前も余裕のスペースだ。新造船らしくぴかぴかに磨き上げている。魚を絞めるときに船を傷つけないようまな板がたくさん用意されているのには笑ってしまった。気持ちいい船に乗れて茶さんに感謝だ。

エサの活きイワシを積み込むのが遅れたため、定刻の5時半から40分ほど遅れて船は港をでた。犬吠埼沖が本日のポイントらしい。約20分ほどで到着して釣り開始のブザーが鳴った。今回も鼻カンに1本バリ、鈎もハリスも移動仕掛けを用意した。この仕掛けにしてからイワシの持ちがよくなったような気がしている。3回ぐらい潮回りしても元気に泳いでいるからだ。

最初の一枚はあっけなく釣れた。釣り開始から30分ほどたっただろうか。穂先がグッ押さえ込まれて、アタリを知らせた。そのまま食い込みを待っていると、さらに海中まで刺さるように締め込んだ。ここで竿を起こすように合わせを入れると、魚の重みで竿が根元まで曲がった。乗ったことを確信してリールを巻くと緩めにセットしたドラグが滑る。
滑るときは巻かずに魚の引きが弱まるのを待って巻き上げる。またドラグが滑りしばらく待つようなやりとりを何回か繰り返してあがってきたのは48cmのヒラメだった。中乗りさんが差し出したタモに無事収まって1枚目を取り込むことができた。これでボーズの不安から解消されて伸び伸びと釣りを楽しめるようになった。

左舷のトモ寄り、左隣にいるMの竿が大きく曲がっていた。しかも穂先が何回も突っ込んでいる。これはでかいと直感した。タモを手にあがってくるのを待つが、かなりの抵抗でなかなか姿を見せない。中乗りさんが気づいて来てくれたのでタモ入れを交代した。大物をばらすわけにはいかないので、タモはプロ任せたほうがいい。ところが、もう少しというところで右舷の釣り人の仕掛けと祭ってしまった。右舷の人は自分の仕掛けに食っているものと勘違いして強引に巻いたみたいだ。Mの竿が船底に向かって伸されてしまった。

中乗りさんの指示で右舷の人が糸を緩めたが、仕掛けは祭ったままだ。中乗りさんがMのミチイトをたぐり始めた。そうなるとタモ取りの役がまた回ってきて、自分の魚より緊張してタモを差し出した。手で誘導するのでうまくタモに入らない。こうなったら仕方ないので、タモをヒラメの頭から掬うように動かした。1回目は入りきれず、2回目にやっと収まった。ずしりとした重量感にほっとした安心感が重なった。

M.jpg

福田丸のHPに掲載された写真
Mもきっとヒラメ釣りにはまってしまうはず

港で検量するとこのヒラメは3kgオーバーの立派なサイズだった。Mは初めてのヒラメ釣りで3kgを頭に2枚のヒラメを手にすることができたのだ。二人とも2枚ずつ釣れて帰りの車中も会話も弾んだ。どちらかがボーズだったりしたらやはり空気が違うものだ。Mは働いている店に釣果の報告をしていた。翌日の店頭には写真入りでヒラメの仕掛けを解説したPOPが下がっているかもしれない。そしてこの釣果を接客に最大限に活用するに違いない。
「お客さん、ヒラメ竿は柔らかくなくっちゃ。この写真のヒラメはマダイ竿で釣ったんですよ」
Mの楽しそうな声が聞こえてきそうだ。

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2004.10.11

外房のヒラメ4(04年10月11日)

タイトルの「外房のヒラメ」がNo.4になってしまった。飽きもせずヒラメばっかり4回も連続で釣行できたのは釣果が貧しかったからか。たくさん釣れていれば釣りの方は納得いくし、食べる方では飽きてしまう。次こそは、の期待と落胆を繰り返してとうとう4回目になってしまった。

台風22号の余韻が残る外房の海はうねりが高かった。おまけに朝から雨が降り続く最低のコンディションだった。そのためか片貝・勇幸丸に集まった釣り客はたったの8名。おかげで普段だと座ることが難しい右舷のミヨシに席を確保することができた。

今回は誘導仕掛けに一工夫施してみた。前回、鼻カンの接続にフロロカーボンの糸を使ったら、どうも調子がよくなかったので、今回は補修用の糸でエダスに接続してきた。これでイワシの大きさによって鼻カンと鈎の間隔を自由に調整できるようになった。それと鈎をがまかつのヒラメ6号と7号の2種類用意した。前回は6号ですっぽ抜けが多かったので、気持ち鈎を大きくしてすっぽ抜け対策にしたつもりだ。正直、鈎をワンランク大きくしたぐらいでどれほどの効果があるのか、自分でも疑ってかかっている。まあ気持ちを切り替えるぐらいの効果はあるのではないか、と思ってのことだ。

台風の影響で底荒れしているのか、アタリが全然ない。時計を見ると9時半を少し回ったところだ。聞くと1時間ほど前左舷で一枚取り込まれたのが唯一の釣果だそうだ。右舷に並んでいる人を見てもみんな竿をロッドキーパーに預け退屈そうにしている。やはり今日はヒラメをやめてスミイカにしとくんだったかな、という思いが頭をよぎる。東京湾内は波はなさそうだったので、ヒラメにしようかスミイカにしようか迷ったのだ。でもせっかく作った仕掛けを試したいのでうねり覚悟でヒラメを選んだのだ。ちょっと後悔しかかったそのとき、本日初めての魚信が穂先に現れた。

息を殺して穂先を食い入るように見つめた。穂先はグンと30cmほどお辞儀してふっと元に戻ったが、次の瞬間大きく曲がった。今だ、と声を出したかどうかは覚えていないが、鋭く(のつもり)あわせた竿から重量感ある手応えが伝わってきた。あわせた後にも竿がぐいぐい引っ張られるので根掛かりでないと確信した。中乗りさんが、ゆっくりやれ!と声をかけてくれる。20m、10m、5mまであがってきて魚が見えた。ヒラメだ。中乗りさんが差し出すタモに導いて取り込みも成功した。初のアタリをものにできて本当に嬉しかった。家で計ったら46cmだったが、釣ったときは絶対50cmオーバーだと思った。

hirame1011.JPG
渋い状況での1枚は嬉しい

その後11時半まで置き竿にもせず粘ったが、アタリはこの1回だけだった。たった1回しかなかったアタリをものにできてラッキーだった。このときの鈎がヒラメ7号だった。直前にオマツリしたのでついでに仕掛けを交換していたのだが、このときに6号から7号に変えていたのだ。7号だから鈎掛かりしたとは限らないが、作戦が当たったような喜びも味わうことができた。

sikake-kai.JPG
鼻カンは補修糸でハリスに編み込んだ
鈎はがまかつヒラメ7号

「外房のヒラメ5」を書くのはしばらくしてからになると思う。しばらくはとくさん軍団と松輪の仕立てやカモシのマダイ・ヒラマサなどでヒラメはお預けだ。

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2004.10.03

外房のヒラメ3(04年10月3日)

先週の釣行で何とかヒラメを釣ることができたが、いまひとつ手放しで喜べない部分があった。明確なアタリがあったのに鈎掛かりに失敗したことがたびたびあったからだ。そのためこの1週間というもの、明けても暮れてもヒラメをうまく食い込ませることばかり考えていた。そこで仕掛けの改良を二つ思いついた。
①誘導仕掛け
   誘導仕掛けにすることでイワシをより自由に泳がせてヒラメの食い気を誘う
②鮎釣りの鼻カンの利用
   鮎釣りではおとりの鮎を弱らせないよう鼻カンを使用している。イワシにこれを
   使ったら、もっと元気に泳いでくれるに違いない。その効果は①と同じように
   ヒラメの食い気を誘うはずだ

sikake.JPG
誘導仕掛けのスイベル(左)と鼻カン(右)
誘導仕掛けの糸を通す部分はセラミックで作っているのでスムーズに動く
鼻カンはバネの効果ではずれることはまずなさそうだ

下手の考えとはいえ、何も工夫しないよりましだろうというぐらいの期待度で仕掛けを作ってみた。①の誘導部分には磯釣りや防波堤の釣りで使う棒ウキの誘導スイベルがぴったりだった。②はフィッシャーマン新橋店のNさんのアドバイスで購入した。鼻カンは初めて見たが、通した後にはずれないようコイルが取り付けてある。なかなかのアイデア商品だ。どんな仕掛けでも新しく考えたものはすぐに試したいもの。さっそく片貝の勇幸丸に乗り込んだ。

片貝沖の海域が全面解禁になったのが10月1日。その二日後だが、解禁直後の荒食いを期待しての釣行だった。結論から言うと、予想以上にアタリはあったものの、やはり鈎掛かりに失敗してばっかりで釣果は45cm1枚だった。アタリの数は半端ではなく、両隣の人の倍以上はアタッていたと思う。しかし釣果は両隣の方が上だった。仕掛けの工夫の効果は、アタリを出すという点ではあったが食い込ませるというところまではいかなかったようだ。よく考えてみると、食い込ませるのは仕掛けの役割ではなく釣りのテクニックの部分ではないだろうか。

今回の釣行は仕掛けで勝って腕で負けた。食い込ませるテクニックがないとヒラメはコンスタントに釣れないということだろう。

yarareta.JPG
下半身を食いちぎられたイワシ
どうして孫バリに掛からなかったのか不思議でならない
常連さんによると、大型のヒラメが食った可能性が高いそうだ。クヤシー!

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2004.09.26

外房のヒラメ2(04年9月25日)

■たのくるしいヒラメ釣り
狙った魚を釣るのにあれこれ工夫を凝らすことも釣りの楽しみの一つだ。道具や仕掛けばかりではない、潮回りや釣り場や船宿まで検討の対象になる。そうして自分なりに最善と思う選択をして実戦に臨むわけだが、それでも釣れなかったら楽しみが苦しみに変わる。コピーライターの糸井重里氏が釣りを「たのくるしい」と表現していたのには全く同感だ。

一週間前の釣行でヒラメ3連敗となり、何をどう工夫していいのか途方に暮れた。釣れなかった原因がわからないのだ。釣れた人の仕掛けを見ても大差はないし、竿だって少し軟調ではあるがヒラメの食い込みにはかえっていいはずだ。工夫するとすれば、鈎を小さくしてエサのイワシの負担を軽くすることぐらいか。それに根掛かり対策に丸いオモリを使っていた人がいたのでそれも採用してみよう。釣り方では「やってー」の合図に遅れないよう投入を心がけるぐらいか。今日こそは釣るぞ、という自信がないまま片貝の勇幸丸に乗り込んだ。

katagai0925.JPG
47cmと32cm
気持ち的にはとても大きい2枚だった


■ようやくの思いでヒラメを釣る
天気予報の通り朝から強い雨が断続的に降っていた。予報を見てで釣行を控えた人が多かったのか、釣り人は4名しか集まらなかった。広い船がいっそう広く見える。今日はオマツリの心配がない、と判断して道具入れから40号、50号、60号のオモリを取り出した。標準は60号だが、一日中手持ちで釣っているので10号の違いは大きい。潮の流れによって重さを変えることにした。最初は様子見で50号を仕掛けにセットした。

ポイントに到着すると強かった雨も霧雨に変わり、釣りには何の支障もなくなった。前回よりワンサイズ小さくした鈎にイワシを付け、「やってー」の合図とともに投入した。底からほんの数センチ上げる程度のタナで待つと、ガリッといういやな感触。オモリが根をこすっているようだ。根の高さまで上げてかわした後、再び底を取ろうとした瞬間、明らかに根掛かりとは違う信号が竿から伝わってきた。最初は小さかった信号が竿を引き込むまで大きくなるのを待って思い切りあわせた。しかしすっぽ抜けか、または根掛かりだったのか魚は鈎に掛からなかった。上げた仕掛けにはエサは付いていなかった。

エサを付け替えて同じポイントに投入すると、着底するやいなやに強いアタリがきた。あわせると魚が掛かった感触があり、巻き上げようとすると強い抵抗にあった。これは根掛かりでなく紛れもないヒラメの引きだ、そう思うと体中に緊張が走った。巻き上げる途中にも何回か強い引きがあり、30mが100mにも感じた。魚が見えてきた。茶褐色の平べったい形をしている。どう見てもヒラメだ。船頭さんが水面に差し出したタモに誘導して無事取り込みにも成功した。船上でしげしげと眺めてもやはりヒラメだった。去年の年末から憧れていたヒラメをようやく手にすることができてとても嬉しい。「たのくるしい」が「たのしい」に変わった瞬間だった。

■釣れてもたのくるしい魚
このヒラメは一気にエサを飲み込んだようで、食い込ませる動作は必要なかった。いわば向こう合わせで掛かったような感じだ。こんな食い方ばかりだと悩まずにすむのだが、その後何回かあったアタリは悩ましいものばかりだった。一度のアタリでエサを離してしまうケースや食い込んで合わせてもすっぽ抜けるケースが多かった。やはりヒラメ釣りはわからない。アタリから食い込ませるまでのテクニックがものをいう釣りだということだけは実感できた。片貝は10月1日が全面解禁なので10月2日(土)に予約を入れた。さらに萬栄丸のマゴチで知り合った茶さんと10月11日に外川にヒラメ釣行の予定で、しばらくはヒラメで「たのくるしい」日々となりそうだ。

ヒラメは5枚におろしたうちの1/4を刺身にした。自家製のポン酢でいただいたがやはりヒラメは旨い。残りはカルパッチョと昆布締めにするつもりだ。ヒラメは当日よりも1,2日後の方が味がよくなるので楽しみだ。小さい方は唐揚げにした。身とそれ以外の部分を分けて揚げると身はほくほくにそれ以外はぱりぱりに揚げることができる。

hiramesasimi1.JPG
多くの釣り人がこの味を忘れられなくて
通い詰めるのだろう

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2004.09.25

無念のタチウオ&スミイカ

先週のヒラメボーズで萎えた心を癒そうと、ツ抜けはほぼ確実と思われるタチウオに行ってきた。ブログ仲間のとくさんと初の釣行だ。結果はとくさんの釣行記通りの展開で、タチウオとイカに翻弄されて頭に血が上ってしまった。目標のタチウオ10尾、イカ3杯に届かなくても、そこそこ釣れれば満足できたのに、スミイカたったの2ハイでは誘ったとくさんにも申し訳ない。次回は必ず癒されようと誓って分かれた。

ところで、スミイカは刺身にしていただいたが、これが結構な味だった。竿頭の常連さんによると、味の順番は、アオリイカ→スミイカ→ヤリイカ→スルメイカということだった。実際に食べてみたら、マルイカよりおいしいと思ったので、アオリイカ→スミイカ→マルイカ→ヤリイカ→スルメイカという順番にしたい。これはあくまでも個人的な見解なので、人によって順番は違ってくるだろう。

晩秋あたりから内房でアオリイカが釣れ出すらしいので、それまではスミイカを狙ってもいいかな、なんて釣れることを前提に考えるところが懲りてない証拠だ。

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2004.09.19

外房のヒラメ(04年9月19日)

去年の釣り納めと今年の釣り初めは外房のヒラメだったが、二日とも一匹も釣れなかった。始めたばかりのヒラメ釣りでいきなり3枚も釣ったのに気をよくして、ヒラメで一年を締めくくろうと考えた。しかし甘い考えは見事に打ち砕かれて、結果はアタリすらない完全なボーズだった。これは正月どころではないと、1月2日にも挑んだが、あえなく返り討ちにあってしまった。一年の締めくくりとスタートの大切な釣行に同じ魚でボーズを食らったショックは大きかった。これはと思った釣りでは、納得がいくまで釣行を重ねるのだが、ヒラメは壁が高すぎて乗り越える意欲が湧くまでに時間がかかり、季節は初秋になってしまった。そして捲土重来を期してぶつかったけれど、またもや厚い壁に阻まれてボーズという結果になってしまった。

お世話になった船は9月から一部海域が解禁となった九十九里は片貝の勇幸丸。3連休の真ん中ということもあって満員の盛況だったが、片舷8名が定員なので隣との間隔には余裕があった。底にいる魚は少ない人数の方が釣れる確率が高くなるので定員が少ない船は嬉しい。集合時間30分前の4時に到着したときはすでに全席埋まっていて、左舷トモ寄りの席だけが空いていた。程なく船は港を出て真東の方向、九十九里沖を目指した。ポイントに到着して時間待ちをするが、南風がやや強く波もけっこうある。左舷から上る朝日がまぶしい。

katagai.JPG
まだ一部海域だけの解禁
全面解禁は10月1日だ


片貝では解禁当初は根を狙って船を流すが、しばらくすると横流しに変える。横流しで釣るときは不公平にならないよう潮上を交互になるよう流し方を変える。そのときに潮上側はオマツリ防止のため最大100号のオモリをを使うことがある。前回、前々回は100号のオモリでも使用できるリーディングX NMERAIという竿を使ったのだが、この竿はどうもヒラメには適合しなかったようだ。3枚釣ったときは60号のオモリだったのでマダイ用20-300胴調子の竿を使った。ソリッドグラスの非常に柔らかい竿なのでヒラメが食い込みやすかったのだろう。そこで今回も60号のオモリなので、この竿を使ってみることにした。仕掛けは自作の固定式2本バリ。ハリスは6号で親バリにがまかつヒラメ7号、孫バリに同5号を使った。釣り方はトップガイド 源 直樹さんのHPを参考にさせて頂いた。非常にわかりやすく丁寧な説明なのでよく理解できたが、釣りは頭でわかってても実際では思うとおりいかないのが常識だ。

釣り開始から1時間ほどの間に左舷ミヨシ前方の二人が立て続けに良型を釣り上げた。釣り方を見るとほとんど底を狙っていて、仕掛けの捨て糸も短い。タナは底、と決めて徹底して底を狙った。根が荒いポイントでは根掛かりが頻発して、仕掛けをかなり消耗した。中乗りさんに根の上を通過するようなタナの取り方ではどうか尋ねたら、今日は活性が低いようだから根掛かり覚悟で底を攻めた方がいいと教えてくれた。確かに潮があまり流れてないようなので、活性が低いのかもしれない。

根掛かりと格闘しているうちに、根掛かりとは明らかに違う感触が竿に伝わってきた。しかし、わずかに穂先を引っ張る程度で引き込みがなく、エサを離してしまったようだ。回収してみるとヒラメの歯形がしっかりと残っていた。2回目のアタリでも同じようにイワシをかじったあとすぐに離してしまった。糸を張りすぎて違和感をもたれたのかもしれない。そう考えて3回目のアタリでは竿を下げて糸を送ってやった。するとぐっと引き込んできたので大きく合わせるが、これも鈎掛かりしなかった。頭の中が?でいっぱいになり、こうして釣行記を書いている間も消えていない。

左舷では型を見たのがミヨシ側の二人だけで、アタリもそんなに出ている様子ではなかった。そんな中で3回もアタリがあったのはいい方だったのかもしれない。底を狙った効果だろう。食い込ませることができなかったのは、釣り方に問題があるのだろうけど、何が悪いのかがわからない。ヒラメはシーズンが始まったばかりなので、納得ができるまでやってみるつもりだ。

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2004.09.12

LTのタチウオ2

今週は「釣りロマンを求めて」が東京湾のタチウオを紹介していた。釣りロマンではライトタックルでなく普通のタチウオ仕掛けで釣っていたが、関東ではこちらがタチウオ釣りの本流だ。ライトの方はは最近始まったばかりの新しい釣り方で、徐々に広まりつつあるといったところだろう。

■関西にはLTタチウオの専用竿がある
ところで、関西での船からのタチウオ釣りといえば、テンヤ仕掛けの釣りが有名だ。この仕掛けは大きな鈎にオモリが付いていて、塩漬けしたイワシをワイヤーでくくりつけるようになっている。鈎が下向きなので尻尾から食ってきたタチウオの下あごに刺さるしくみだ。イワシを丸ごとワイヤーで縛るので、簡単に取られないという利点がある。しかもテンヤのオモリは30~40号が主に使われているので、ライトな道具立てになっている。関東ではハシリのLTタチウオだが、関西では昔からタチウオはライトタックルだったのだ。

tenya.JPG
関西のタチウオテンヤ仕掛け
頭のオモリには蛍光塗料が塗ってある

そのテンヤ仕掛けに対応した優れものの竿がある。がまかつが出している、その名もズバリ「タチウオテンヤ」という竿だ。オモリ負荷20~50号で240cmと270cmがある。非常にローカルでニッチな市場を狙った商品だが、関東のLTタチウオでも使えるのではないかと考えた。

■関西の仕掛けとはエサが違っていた
船橋の釣り船内木丸で去年LTタチウオにチャレンジしたが、ベルトサイズ2本という不本意な結果だった。2度目の今回はタチウオテンヤの竿と仕掛けを用意して乗り込んだ。船は東京湾口の下浦沖まで一気に向かい、8時10分に釣りを開始した。開始早々左右のルアーに次々とタチウオがヒットするがこちらはアタリすらない。エサを変えても、誘いのスピードを変えても、探るタナを広げても効果がなかった。1時間ほど粘ったが、アタリが一度もないのでとうとうテンヤ仕掛けをあきらめた。「東京湾のタチウオはカタクチイワシを食ってるから、エサもあわせた方がいいね」じっと見ていた中乗りさんがアドバイスをくれた。ルアーの世界にマッチ・ザ・ベイトという言葉がある。そこで魚が食べているエサに合わせよ、という意味らしい。関西で優れた仕掛けでも、エサが違う関東では釣れないという結果に釣りの奥深かさを改めて知った。

■関東式LTにアタリ連発
交換した仕掛けは、船が用意した30号の鋳込み天秤にハリス5号1.5m1本バリを結んでいる。タチウオの鋭い歯の対策に鈎から5cmほどワイヤーを使った。サンマの切り身をチョン掛けにして投入したら第1投目で食ってきた。さっきまでアタリすらなかった海とは思えない。2投目、3投目はアタリはあるが鈎掛かりに失敗した。そこでエサの付け方を縫い刺しに変えると、鈎掛かりに成功するようになった。指示ダナの少し下からゆっくりリールを巻き上げていくと穂先に微妙な変化が出る。クンとかモワッといったもたれたような変化だ。そこで穂先をゆっくり聞き上げるとかすかな重みを感じる。タチウオがエサをくわえているのだ。50m下の海にいるタチウオと一本の糸で繋がっているのだ。息をするのも忘れるぐらいの緊張感に包まれて穂先と手の感覚に集中する。タチウオの息づかいまで聞こえてきそうだ。

そおっとリールを巻く。テンションを掛けながらも違和感を与えないように、そおっと巻いていく。するとエサを逃がさないようにするためか、ガツンというアタリが出る。それでもまだ合わせない。我慢してさらにゆっくり巻くとタチウオテンヤの穂先が海中に突き刺さり、これ以上曲がらないとこまで曲まがる。合わせるのはこの時だ。思い切って竿をあおる。ハリ掛かりしたらしばらくリールが巻けないほど抵抗するが、竿でためているうちに抵抗が弱まる。

タチウオテンヤは穂先から45cmぐらいがグラス素材で作られていて柔らかいので、アタリを出しやすく食い込みもいい。また穂持ちから元竿まではカーボンでがっちりしているので合わせも効く。関西のテンヤ仕掛け用に商品化された竿だが、東京湾のLTタチウオにもすばらしく適合した。ただし、ローカルな商品なので関東の釣具店に在庫はほとんどなく、おそらく取り寄せになるはずだ。

東京湾のタチウオはこれから本格的なシーズンに入り、味、サイズがどんどん良くなっていく。9月23日には同じ船でとくさんと釣行を予定している。次回の釣行では2本鈎の仕掛けを試したいと思っている。2本鈎だとエサを取られて素鈎で巻き上げる回数が減るという計算だ。

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2004.09.05

ライトタックルのタチウオ

12チャンネルのザ・フィッシングでライトタックル(LT)のタチウオ釣りが紹介された。9月4日の放送で、東京湾のタチウオを30号オモリの天秤仕掛けで釣ろうというのだ。実は翌日の5日(日)に船は違うけれどLTタチウオ釣行を予定していたので、食い入るように見てしまった。

そして今日。船橋の内木丸に乗って釣ってきた。釣果は14尾でこれで十分というほど釣らせてもらった。LTでは基本的に電動リールを使わないので、60m以上の深さから手巻きリールで巻き上げなければならない。良型が掛かったときなど、途中で休みを入れたくなる。一日やって腕はしびれ、背中がパンパンに張ってしまった。電動リールのありがたみが身に染みてわかった。

詳しい釣行記は来週まとめて書こうと思っている。

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2004.08.22

勝山のマゴチ(04年8月21日)

■今シーズン最後の日
勝山のマゴチはこれで連続4回目になる。初めての釣りではそこそこの結果だったが2回目、3回目はさんざんだった。3回目の釣行のときマゴチは来週で終わり、という宣告を船頭から聞き、来週は何があっても行かなければと心に誓っていた。釣れなかった理由を自分なりに考えて、対策を練った。その対策が有効か見極めるることができずにシーズンが終わったら、来シーズまで喉に小骨が引っかかったような気分で過ごさなければならない。

釣行前日の海は台風の影響で大しけ。関東の船はほとんど出船できなかった。もしうねりが残り潮が濁っているようならマゴチは釣りにならないだろう、そんな不安を抱きながら内房沿いの127号線を走っていた。上総湊を過ぎると右手に海が見えてくる。まだ暗いながらも波は穏やかなようで、風もない。これならいけそうだ、と不安が解消した。港に着くと船はもうスタンバっていて、乗船客は全員乗り込んでいた。皆さん最後のマゴチに熱い期待を寄せているのだろう。空いていた右舷のトモに道具を積み込み、そそくさと準備にはいる。同じ船に連続4回目ともなると勝手がわかっているので、戸惑うこともなく2本の竿を船縁から突き出す。今回は2本の置き竿に対応できるよう、ロッドキーパーをもう一つ追加した。前回は1本は置き竿、もう1本は手持ちでやってみたが、置き竿の方がアタリが多かったので、今回は2本とも置き竿でやってみることにした。

■一本目は船の水槽へ
定刻の5時に出船した船は、まず港の前のポイントから攻めた。本命ポイントは館山湾だが、協定の関係で8時まで他港の船は釣りができないらしい。勝山港の前はエサ取りが多いので1本竿がいい。2本だとエサがとられているのがわからずに仕掛けを垂らしているだけになりやすく、無駄にエサを消耗することにもなる。その1本の竿に大きなアタリがきた。置き竿にしたメバル竿の穂先が引き込まれた。竿をキーパーからはずして思い切って合わせると根元まで曲がった。がっちり鈎掛かりしたことを確信して素早くリールを巻くと船頭が差し出したタモに収まった。47cmのグッドサイズだ。大きいマゴチは各自の水槽に入りきれないので、船の水槽を使わせてもらった。目印を付けて船頭の許可を得たのはもちろんだ。前回、常連さんが船の水槽を使っていたので、次回はそんな大きいのを釣って船の水槽を使うぞ、と意気込んでいた。それで目印の安全ピンも用意していたのだ。目印が役に立って本当に嬉しい。

その後船は岩井沖に移動したが、アタリがあっても鈎掛かりしなかった。エビの頭の後ろがかじられているのは、どうやらイカのしわざらしい。マゴチかな、というアタリもあったが食い込みが悪く最後まで竿を引き込まなかった。岩井沖では船中、これといった釣果はなかったようで、時間通り館山湾に移動した。

■館山湾で怒濤のアタリ
船は館山湾の奥まで入り込んで、いよいよ2本の竿をフルに使う時がきた。2.7mのタチウオテンヤ竿と3.3mのメバル竿にサルエビを付けて落とす。エサが弱らないように素早い動作が大切だ。水深は15m前後。タナはオモリが底から50cm~120cmの間になるよう調整した。ハリスが1.5mなのでこのタナではエサが底を這うのではないかと思えるが、前回の実験でそうはならないと確信している。50cmとは極端だが、道糸が引っ張られているときはエサが水平になびくので、50cmでも食ってくると思った。

この日は特にマゴチの活性が高かったのか、アタリがひっきりなしだった。2本の竿に同時に来たときにはあわててしまい、1本も取れず悔しい思いをしたほどだ。食い込みはどうか。やはり胴に乗るタイプのメバル竿が圧倒的に食い込みがいい。とくに大型は用心深いのか、エサに違和感があると離してしまうようだ。そのため、40cm以上のマゴチはすべてメバル竿で釣った。また、常連さんから大きい鈎を使っているのを教えてもらったので、今回はスズキ鈎の18号にしたら、鈎のすっぽ抜けがずいぶん減った。それでもアタリの半分を鈎掛かりさせることができたかどうか。

途中で手持ちも試してみたが、やはりアタリは少ない。なぜなのか。それはエサの動きではないかと考えられる。置き竿の場合、船の揺れでエサも上下するため、それが誘いとタナを探ることになっている。手持ちはタナをとるときに誘いの動作になるが、船の揺れほど頻繁に誘うわけではない。一度だけ手持ち竿で底から上げているときにアタリがあった。マゴチはエビが底から離れる時に反応するのかもしれない。置き竿のタナをしょっちゅう変えてみたら、一番あたったのは80~100cmの時だった。2本竿なので、1本を80cmもう1本を100cmにセットしておけば大きな狂いはないのではないかと思う。初めてマゴチを釣るという方からタナを聞かれたので、80~120cmを探ってますと答えた。その方がその通り実行したかどうか聞かなかったが、釣果はマゴチ6本だったそうだ。

館山湾ではアタリが途切れることなく続き、予想以上の釣果を上げることができた。

45cm~47cm      3本
30cm~40cm      5本
30cm以下とワニゴチ   6本
アナゴ            2本
ホウボウ          1尾

magochi8.JPG
釣っておもしろく食べておいしいマゴチ
来シーズンも通うことになりそう


30cm以下のマゴチとワニゴチは海にお帰りいただいた。2,3回目ではきっちり持ち帰ったサイズだ。3本は船の生け簀で最後まで元気に泳いでいた。帰港後締めて持ち帰ったらまだ身が柔らかく、刺身には最高だった。マゴチは白身魚のなかではトップクラスに入る魚だと思う。その魚を最高の状態で持ち帰り、刺身やあらいにできるのは釣り人の特権だろう。今シーズンは幸い有終の美を飾れたけれど、来シーズンはどうか。期待して来年の6月を待ちたい。


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2004.08.14

マゴチのタナ

■釣友Mと萬栄丸に
初めてのマゴチで思わぬヒットを放つことができ、釣りの面白さはもちろん、刺身やあらいの感激が頭から離れなくなっていた。そこで釣友のMを誘って夢よもう一度の釣行を計画した。Mは某釣具店のカリスマ店員だ。つねづね釣りにかける情熱と研究心それにあらゆる釣りジャンルの人脈の多彩さには敬服している。夏のかき入れ時ではあるがMにも体験してもらいたくて、お互いの都合がいい8月10を釣行日に決めた。

magochi3.JPG
マゴチは帰るときまで生け簀で元気だ
生け簀に入らない大物は船の生け簀に

■前回と同じタナなのにアタリがない
前回の帰り際、萬栄丸の船頭さんから2本竿を推奨されたので、今回はおっかなびっくりではあるが2本の竿を出すことにした。仕掛けは前回と同じ。鋳込み天秤オモリの15号に4号のハリスとその先にマゴチ針17号を結んだ。エサが活きエビなのでスズキ釣りと同じように鈎のチモトにヒューズを巻いた。萬栄丸では活きエビを船の生け簀にいれてあって、釣り人が自分で掬っていいことになっている。エビは釣り客全員が2本竿でも十分な量が積み込んであるので、けちけちせずに使えるのが嬉しい。

今回もタナをハリス分+30cmで1.8mに設定した。エビを海底から30cmのところに泳がせてマゴチにアピールしようという狙いだ。2本竿のうち1本を置き竿に、もう1本を手持ちにしてタナをキープするようときどき底を取り直した。ここまでは前回と同じ。しかし、アタリがない。あの最初は小さく、だんだんと大きくなってくるマゴチらしいアタリが全くない。ミヨシに陣取っている常連らしい人は順調に釣果を伸ばしているのに、こちらはアタリすらない。きっとこちらが潮の下になっていて場所的に不利なんだろう、などとMと話しながら特に対策を立てようともせずに漫然と時を過ごしていた。そのMは隣で竿を出していて、たまにアタリがある。あとで聞くとタナを1.5mに設定していたそうだ。竿頭の常連さんは1mだったそうで、マゴチのように底にいる魚のタナが80cmも違うのは致命的だ。結局この日の釣果はちびマゴチ1本に終わってしまった。Mは健闘して4本釣ることができた。この日はタナで失敗してしまったが、もっとも反省すべき点は、アタリがないのにタナを探ることもせずに漫然と釣っていたことだ。こんな釣り方ではマゴチはおろかどんな魚も釣れないだろう。タナは日によって変わるし、その日のうちでも変化する。そんなことは釣りのいろはのはずなのに、と悔やんでも後の祭りだ。

■タナの変化がアタリを増やす
タナの違いが本当に釣果を左右したのかを確認して納得したい。そんな思いで13日に3度目のマゴチ釣りに出かけた。念のため道具も仕掛けも1回目、2回目と同じにした。そしてタナを80cm~150cmまで変化させた。2本の竿のタナも違うようにセットした。そして釣果はマゴチ1本、ワニゴチ1本の2本であった。しかしアタリの数は前回よりはるかに多く、タナを変化させた効果は確実にあった。特に80cm~120cmの層でアタリが多く、150cmでは一度もアタリはなかった。この結果から180cmのタナではとてもアタリは出そうにないと思えた。釣果が少ないのは、アタリがあっても鈎掛かりさせることができなかったためで、これはこれで別の課題として残った。

■仕掛けは潮に影響されない!?
納竿間際にエサを付けた仕掛けが水中でどんな動きをするのか実験してみた。海面近くまでオモリを上げてハリスがどれぐらい斜めになるか調べてみたのだ。その結果にはちょっと驚いた。予想では潮が流れる方向に45度ぐらい斜めになるかなと思っていが、ハリスはほぼ水平状態になっていることが多かった。船が位置を調整するためにわずかずつ前後に移動する時にハリスはほぼ水平になり、それから徐々に斜めになっていくが、また船の動きで水平に戻る、この動きを繰り返すのだ。潮の流れよりも船の動きのほうが影響が大きいようだ。何分か試している間、船はしょっちゅう前後に微調整するので、鈎が45度以上垂直に立つことは一度だけ、しかもごく短時間しかなかった。もしこの通り海底でも動くとしたら、エサはオモリ位置からわずかしか沈まないことになる。そうなるとオモリの位置が底から30cm~50cmなどということもあり得るのか。

マゴチのシーズンは終盤なのでもう一度釣行できるか微妙なところだが、もし次回があるならもっと低いタナでも試してみたい。また合わせのタイミングや食い込ませやすい仕掛けなど、別の課題についても工夫してみたい。

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2004.08.11

飯岡のシロギス(04年8月7日)

愛読誌『つり情報』8月1日号のコラム「釣魚食膳」でシロギスが取り上げられていた。内容は脱水シートを使った干物とマリネ。このうち目を引いたのは干物だった。脱水シートを使うと冷蔵庫の中で簡単に干物が作れるという。確かに外に干せない雨の日には便利だ。写真を見た感じではよくできていそうなので、このシートを一度試してみようと思う。

シロギスの干物を見ているうちに無性に食べたくなってきた。アジやサバなら近所のスーパーに売っているが、シロギスとなるとデパ地下の干物専門店にもあるかどうか。そこで自ら素材を調達して作ってみようと思った。要は雑誌を見て釣りに行きたくなっただけなのだ。K名人にそのことを話すと、飯岡にいい船を知っているので一緒に行こうと言ってくれた。やはり名人はどんな要求にも応えてくれる、頼りになる大先輩だ。

飯岡は犬吠埼に近く距離的には外房・勝浦や内房・勝山までとほぼ同じぐらいだ。同じ射程距離で角度が60度から90度に広がった格好になる。釣りの幅もぐっと広がることになり、喜ばしい限りだ。

幸丸の出船が5時なので飯岡港に4時半に到着したら、我々は最後の乗船客のようだった。しかし指示された船に乗り込むと乗客は5名しかいないという。今が盛りのシロギスでしかも飯岡の船に5名とはおかしいと首をひねっていたら、何のことはない一隻が満員になったため二隻目を出したらしい。おかげで余裕の釣り座を確保できた。しかも船頭から右舷に並ぶよう指示が出て、全員が同じ条件で釣ることができるようねなった。

5時に港をでてから船は一路東へとすすんだ。しばらくは海の色が赤茶けていて、これが噂のチョコレート色の海かと関心したが、20分も走ると真っ青な色に変わった。船が停止した場所から犬吠埼が目の前に見える。先に出船した船がもう竿を出している、ここが飯岡のジャンボキスのポイントらしい。さっそく鈎にイソメを付けて仕掛けを投入した。

この日はサクラのメバル竿3.3mとAbuの小型両軸リールを使うことにした。雑誌で紹介しているキス釣りは短い竿でスピニングリールを使ったちょい投げの釣り方だが、今回は船の真下を狙うことにした。それには短竿である必要がなくスピニングを使うこともない。真下といっても船を流しているので仕掛けも動き、投げるのと誘いの効果は変わらない。探れる範囲に大きな違いがあるので、釣果は投げる方があがると思うけど、魚の引きをダイレクトに楽しめるだけ釣趣は上だと思う。他の乗船客はみな投げ釣りの2本竿だったので釣果に2倍以上の開きがでるだろうと予測できた。連日竿頭が1束を超える釣果が報告されているので、まあ30尾はいけるんじゃないかと踏んでいた。

オモリが着底してから2~30cmほど上げる。すると穂先にプルプルと震えるようなアタリ。聞き合わせるように1mほどゆっくり穂先を上げてまた海底に戻し2~30cm上げる。しばらく待ってまたプルプルというアタリがあってから巻き上げる。そうすると一荷でシロギスが釣れてきた。ただし、この日はメゴチが異常に濃かったのか、1尾目はシロギスで2尾目はメゴチが掛かってくることが多かったので、後半は一荷狙いはやめて一尾ずつ取り込むようにした。

sirogisu-hiraki.JPG

シロギスの開き
56尾さばくのに3時間かかってしまった

メゴチは天ぷらにするとシロギスよりおいしいけれどさばくのが大変。ある程度釣ったらリリースするようにしたが、鈎を飲み込んで生還不能なメゴチはありがたく頂いた。釣果はシロギス56尾にメゴチがその半分ぐらいだった。サイズも20~25cmクラスがばかりでピンギスはほとんど混ざらなかった。まさに飯岡のジャンボキスという評判通りの釣果となった。竿を2本出せばこれ以上の釣果はあがるだろうけど、さばくことを考えるとこのぐらいが限界かなと思う。シロギスは30尾近くを干物にした。それについては「釣った魚のお楽しみ」で。

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2004.08.08

勝山の初マゴチ

■マゴチも竿選びが重要
萬栄丸の釣果速報をチェックしていてマゴチ船のある特徴に気づいた。

8月4日 マゴチ 33~45cm 0~4本  勝山~館山沖 10~15m
8月5日 マゴチ 28~54cm 1~11本 勝山~館山沖 10~15m

釣れない日はボーズが出ることがある。竿頭が10本以上釣っている日でもスソは1本だったりして、釣れる人とそうでない人の格差がかなり大きい。腕の差が釣果にかなりはっきり現れる釣りのようだ。

8月1日(日)は心配した台風の影響が全くなく、快晴で凪ぎの絶好のコンディションだった。5時出船なので4時半に船に乗り込み、右舷のトモに釣り座を決めた。準備をしていると船頭さんがやってきて
「お客さん、竿は1本しか使わないのかい」
と聞く。萬栄丸のマゴチ釣りではどうやら2本竿で狙うのが当たり前になっているようだ。そのためにエサの活きエビをふんだんに用意しているらしい。こちらは初めての釣りものでしかもマゴチ狙いだ。とても2本の竿を操れる余裕はない。
「ええ、マゴチ、初めてなもんで」
そう答えると船頭はマゴチ釣りのテクニックを教えてくれた。
・ハリスの長さ以上仕掛けを上げて、エサが海底に這わないようにすること
・穂先は常に一定の高さをキープ。誘いは入れないこと
・早合わせは厳禁。穂先がぐっと引き込まれるまで待って、思い切ってあわせること
ざっとこのようなレクチャーを受けると最後に竿へのチェックが入った
「お客さんの竿は長すぎはしないかい」
竿が長くて柔らかいと合わせが効かないという。この日使った竿はサクラの硬調メバル竿3.3mだ。確かに周りの釣り人を見ても3mを超える竿は誰も使っていないようだ。
「この竿でスズキも釣ってるから大丈夫ですよ」
「マゴチとスズキは釣り方が違うよ。この竿を使うにはよほどマゴチ釣りに慣れた人でないとね」
そう言い残して行ってしまった。マゴチはエサを食い込ませる釣りだから竿は柔らかい方がいいだろう。しかしがっちり鈎がかりさせるためには胴がしっかりした竿がいい。しかもオモリ15号の鋳込み天秤を使うので、ある程度穂先にしなやかさが求められる、などと適合する竿の条件について考えているうちに船は定刻に出発した。

■初めてのマゴチに感激
最初のポイントは浮島の前。マルイカを釣ったポイントだ。この日はマルイカ狙いの船は見られず、マコチ船だけだった。マルイカ船がいるときは遠慮して避けているポイントなのかもしれない。船頭のレクチャー通りエサを底から切るようにキープした。しばらくするとコツとした微妙なアタリが穂先に伝わった。食い込みを待っているとコツコツと少し強い引きが来たのですかさずあわせるが、残念ながら鈎掛かりしなかった。もっと食い込むのを待つべきだったと後悔したが、初めてのマゴチのアタリを感じてますますやる気が湧いてきた。

最初のマゴチは北の海水浴場沖に場所を移動した直後だった。今度は早合わせにならないよう食い込むのをじっと待った。そしてメバル竿の穂先がが1mぐらい引き込まれてから大きく合わせた。がっちりかかった手応えと15m下で暴れるマゴチの感触が伝わってくる。竿は根元から曲がって海面に突き刺さっている。マゴチに違いない、そう確信してリールを巻く。水深が浅いためか、マゴチは最後まで抵抗する。海面に姿を見せてからの最後のひとのしをかわして、常連さんが差し出してくれたタモに収まった。船上に引き上げたマゴチを見て感激が湧いてきた。初めて釣ったマゴチは43cmだったが、釣り上げた瞬間には70cmぐらいに見えた。

magochi2.JPG
初めてのマゴチは
釣り上げてから縮んだような気がした

船はその後館山湾に移動し、ここで2本追加することができた。この2本でアタリから合わせまでの「間」がわかったような気がした。そして3.3mのメバル竿でも思いっきり合わせれば鈎がかりできることがわかった。鈎掛かりさえできるのならメバル竿は食い込ませやすく、「使える竿」と言えるのではないか。下船するときに船頭さんから
「次回は2本竿にしなよ」
と言ってもらえた。3.3mのメバル竿問題なし、と認めてくれたのだろう。なんとなく晴れがましい気分になった。

■刺身を堪能
マゴチはあらいと刺身、唐揚げにした。あらいは削ぎ切りにした身を氷水に浸して、ちりちりに冷やしてから水分を拭いた。あらいはしこしこ、刺身はむっちりとした歯ごたえが心地よかった。あらいの方がさっぱりとしていて夏向きの食べ方かと思うが、マゴチの味を楽しむには刺身の方が勝ると思う。このマゴチは下船するまで生け簀で活きていたので、締めてから4時間ぐらいで調理することができた。そのため、死後硬直が起きる前に調理でき、刺身の味が一段とすばらしいものになった。どちらもわさび醤油とポン酢で試してみたが、薬味を使わないで醤油をほんの少しだけ付けて食べる方法が一番おいしかった。唐揚げはマゴチの味があまりにも淡泊なのであまり向いてないように思う。これだけのマゴチは唐揚げにするのはもったいない。かといって全部刺身では食べきれない。贅沢な悩みになってしまった。

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2004.08.01

勝山のマゴチ(04年8月1日)

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マゴチ 43cm、39cm、37cm

初めてのマゴチは予想以上の釣果だった。ボーズ覚悟のハイリス・ハイリターンな釣りと思ってチャレンジしたら、結果は思わぬハイリターン。なんだか宝くじに当たったような気分。おもしろかった出船前の船頭とのやりとり、最初の一匹との出会い、そして感動のあらいの味など、詳しくは盆休みにまとめて書く予定です。

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2004.07.18

富津のスズキ(04年7月18日)

■旧暦2~4日の潮回り
自宅の部屋に釣り宿からもらったカレンダーが貼ってある。月ごとに変わる旬の魚をカラーの魚拓にしていて楽しい。今月の魚拓はズバリ、スズキだ。スズキは初夏から盛夏がおいしいとされている。体が大きくなるこの時期は釣っても強い引きが味わえておもしろいそうだ。そんなスズキの魚拓を毎日のように見ながら、釣行日を今か今かと楽しみにしていた。

待ちに待った釣行日は7月18日で旧暦の6月2日だ。スズキは潮通しがいい大潮がねらい目で、それも旧暦の2日~4日がいいそうだ。毎月この日は大潮、大潮、中潮になる。旧暦の2~4日が土、日、祝日と重なる日はそんなに多くなく、7月18日は数少ないチャンスの中の1日だった。富津のスズキ釣りは潮が動く時間帯を狙うため、出船時間はその日の潮回りで違ってくる。17日は第一海堡周辺で4時-11時が上げいっぱいと下げいっぱいの時間帯だ。浜新丸に予約の電話を入れたら出船は4時と案内された。


dainikaihou.JPG
第二海堡
この場所で丸太のようなスズキが3本あがった

港を出て20分ほど走ると最初のポイントに到着した。東の空がうっすらと明るくなりかけてはいたが、道糸に付けた目印が見えない。富津のエビスズキはタナを水面から9mに固定して釣る。道糸はナイロン7号を指定しているので、事前にナイロン糸の9mのところに目印を付ける必要がある。しかし細い糸を巻き付けただけの目印では暗闇の中で見えないのだ。タナ取りが命のような釣りなのでこれには焦ってしまった。幸いしばらくすると目印がうっすらと見えてきたのでよかったが、暗くても見える目印が欠かせないことがわかった。


■富津独特の仕掛けと流し方
固定されているのはタナだけでない。道糸はナイロン7号にオモリは三日月型7号を使いハリスは5号4.5mで鈎はスズキ17号に10アンペアのヒューズを10回巻く、といったように仕掛け全体が統一されていて、釣り人の工夫や自由度が少ないように思う。その理由は、船の流し方にある。統一仕掛けを前提に船を流すので、わずかな仕掛けの違いがタナを狂わせることになるからだ。そのため、釣り人は勝手にタナを探ったり仕掛けをあれこれいじらずに、じっと9mのタナでアタリを取ることに専念する。

では釣り人の技量はどこで発揮されるのか。それはまずエサの付け方だろう。鈎を口から入れてケンの後ろにちょっとだけ抜くという付け方でも、付ける人によってエサの活きが全然違う。以前船頭さんに付けてもらったエビはいつまでも元気だったのに、自分で付けたそれは2、3回投入を繰り返したら死んでしまった。活きエサ釣りなので、エサの活きの悪さは致命的だ。次はなんといっても合わせから取り込みまでのやりとりだろう。アタリがそれほど多い釣りではないので、確実に鈎掛かりさせるテクニックがあるのとないのでは釣果に大きな差が出る。それに、取り込みのタモ入れは船頭さんのお世話になるにしても、魚をうまくコントロールできるかどうかでバラシも減ってくる。


■船中3本あがるも
スズキ釣りの魅力が、アタリがあってからの合わせと取り込みまでのプロセスにあるとするならば、今回の釣りでは魅力的な場面を体験することができなかった。そう、アタリすらない完全なぼうずを食らってしまった。4時20分から11時ちょうどまで竿を握っていたけれど、ただの一度もアタリを感じることができなかった。船中9名で3本が釣り上げられたが、釣ったのは二人だった。なんとも打率が低い釣りになってしまった。潮回りはいいし風や波も穏やかで釣りづらいこともなかったし、何が原因なのかさっぱりわからない。潮がちょっと濁っているかな、と思ったが東京湾はいつもこんなものではなかったか。もしかすると目印の位置を間違えたかもしれないと思い、家に帰ってチェックしたけれど9mにドンピシャ合っていた。オモリと仕掛けは、ひと組は船のものを買って使ったので問題ないし。と、あれやこれや考えても結論は出せなかった。

スズキは3本とも第二海堡沖で釣られた。船を前から流していて、釣った人が二人ともミヨシに座っていたので、やはり潮上が有利ではあったようだ。スズキは丸太のように太っていて春のスズキとは別の種類かと思えるほどだった。丸太のような魚体にしばし目が釘付けになってしまった。きっと近いうちにまたこの船に乗っているのだろうな。カレンダーにスズキがいる間に本物を拝みたいものだ。


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2004.07.11

カモシのマダイ(04年7月10日)

■揃えるのが大変なカモシ釣りの道具
マダイを専門に狙ったこともないのに、いきなりカモシ釣りでマダイなんて10年早いんじゃないだろうか。K名人からお誘いがあったときは正直、気後れがした。昨年晩秋にまぐれでヒラマサを釣ってからカモシ釣りに魅かれていて、今年もヒラマサを狙おうと決めていた。名人からカモシでマダイも狙えると聞いて、気後れしながらも釣行を決めたのは、またまぐれで釣れるかもしれないというスケベ心が働いたからだ。

カモシ釣りで釣れる魚は大型が多いという。道具立てが専門的でごついからバラす確率が比較的少ないからだそうだ。そのため道具は大道具から小道具まですべて新しく買いそろえなければいけなかった。その中で最後まで買えなかったのがリールだった。10キロのヒラマサの突っ込みは半端でなく、ドラグ機構がしっかりしていないとずるずると道糸を引き出され根ずれでバラしてしまう。かといって、ドラグを効かせないとハリス切れでこれまたバラしてしまう。そんな要求を満たすリールは、レバードラグ方式でレベルワインダが着いていないタイプだという。名人のアドバイスに従いokumaの両軸リールを購入した。

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このリールを使いこなせるようになるのはまだまだ先

リールよりもっと難しい道具が道糸だ。カモシ釣りでは道糸の素材はナイロンを使う。魚の引きを道糸の伸びで少しでも吸収させるためだ。伸びないPEラインよりも魚を取れる確率がかなり高まるのだそうだ。しかしナイロンラインにはPEラインのような長さのマーキングがない。カモシ釣りでは船頭がヒロ単位でタナを指示するので、道糸にマーキングが必要なのだ。そこで、道糸に目印の糸を編み込んでマーキングしてやって初めて道糸が完成する。この目印、釣っている途中でずれてしまっては話にならないのでかなりしっかり編み込まなければならない。最初は自分でやるつもりだったが、名人のアドバイスで今回は名人が作ったものを使わせてもらうことにした。そのほかにも鈎の結び方や金具の結束の仕方など、カモシ釣りで覚えておかなければならない独特の仕掛け作りがあるので、まとめて講習をお願いすることにした。

■タナ取りも独特
外房川津港にはカモシ釣りを得意とする船が多い。最近はルアーやジギングでヒラマサを釣らせる船も出てきたが、伸幸丸はカモシ釣り一本で操業している船の一つだ。釣り人は5名で左舷ミヨシにゆったりとした釣り座を構えることができた。なにしろ道具の扱いに慣れていないので、広い空間はありがたい。乗船した人はみなさん常連の顔見知りらしい。以前は予約ができないほど盛んな釣りだったが、今は常連さん以外で乗る人はごく限られているらしい。

伸幸丸は5時に港を出て有名ポイントの三本松を目指す。予報では波の高さは2.5mだったが、たいして揺れは感じない。空はあくまでも青く海はどこまでも蒼い、絶好の釣り日和だ。ポイント到着後の一投目に名人のレクチャーを受ける。半年以上間が開いているので、細かいところは忘れてしまっていた。

最初のポイントでは船頭の指示ダナは28ヒロ。ハリスの長さが12mの8ヒロなので36ヒロまで仕掛けを落とし、コマセをカモシながら28ヒロに合わせて、竿を竿受けにセットする。道糸のマーキングは15,20,25,27,28、30、35,37,38,40ヒロの位置に色と数を変えて施してある。20ピロならマーク2つ、30ピロならマーク3つという具合だ。マークがないところのタナが指示されたら、竿の上にあるマークの位置と竿の長さで判断する。

saba.JPG
47cmのゴマサバ
かなりの手応えだった

■鯖とイサキは釣れたが
コマセのサンマのミンチは脂が多い。手がぬるぬるになってハリスが滑ってしまうほどだ。そして臭いもきつい。この脂と臭いに魚は引き寄せられるのだろう。大型の鯖が集まってきた。コマセを一振りするとすぐ明確なアタリが穂先に出る。軽くあおってリールを巻く。リールにレベルワインダーが付いてないので、左手の親指がその役目を果たす。天秤が見えたら竿を竿受けにセットして立てる。天秤を船内に入れてからハリスをたぐり始める。4号12mのハリスなので鯖ごときに切られるはずがく、強引にたぐる。ぽーんと船内取り込んだら暴れる鯖を押さえつけ、ハサミでエラを切り樽に放り込む。しばらく生きているので、エラから血抜きができる。これで一丁上がりだ。と、こんな姿をイメージしているのだけど、現実はそうはならない。

リールの扱いに慣れていないのでバックラッシュしてしまう。3回もやってしまった。リールはこれしかないしめちゃくちゃに絡まってるし、で途方に暮れながらもこつこつとほどいてようやく解消する。するとまたバックラッシュに陥る。これでどれだけ時間をロスしてしまったか。幸い道糸がナイロンの18号という太いものだったので、なんとかほどくことはできたが、効率が悪いことはなはだしい。

それでもなんとか鯖を8本釣ることができた。型揃いで大きいのはゴマサバで47cmあった。鯖のカモシ釣りには誰も行かないだろうけど、マダイを狙ってのおみやげは嬉しい。船上で頭とはらわたと尻尾を落として身軽にした。おみやげは確保したし、あとは本命のマダイを釣るだけなのだが、そんなに世の中は甘くない。結局誰もマダイを仕留めることができなかった。名人によると黒潮が近いので水温が低いのだろうということだった。そのため鯖が釣れたらしい。外房は潮汐より黒潮の流れが釣果を左右するという。あるポイントではマダイといっしょにイサキもいるそうなので、仕掛けを変えてイサキを狙ってみた。するとまたたくまに2尾釣ることができた。このところカモシマダイは釣果が思わしくないので、カモシでイサキを釣らせる船があるそうだ。確かにポイントに行けば釣れると思う。

今回使った竿はヒラマサ、オニカサゴ、クロムツのマルチ用途で購入したダイワのリーディングXGOUIN265Hという竿だ。本当はもっと柔らかいリーディングXのNERAI240Mで釣りたかったのだけど、道糸の先端のチチワが竿のガイドを通らないのだ。最近のロッドは軽量化するためにガイドを小さくしているのでこのようなことが起きてしまう。カモシ釣り用に最低でもあと1本は竿が必要ということだ。


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2004.07.04

勝山のマルイカ(04年7月3日)

■意外に台風の影響がなく
またしても週末に台風がやってきた。しかも日本列島を挟んで二つも。関東に影響があるのは8号で、太平洋を北上している。2日の館山の波の高さは3mで、とても船を出せる状況ではなさそう。3日になると館山は3m→2.5mに波が収まる予報だった。

道路が混まない朝船でマルイカを狙うつもりだったが、少しでも波が収まったほうがいいということで、午後船に予約を入れた。ところが内房沿いを走る127号は意外に空いていて、出船時間の2時間も前に着いてしまった。台風で観光客や海水浴客が敬遠したのかもしれない。海の状況も予報に反してべた凪で無風だった。微妙なアタリをとるマルイカにはうれしい予報はずれだった。

allsutte.JPG
使用したスッテのすべて
とっかえひっかえで結構忙しい


■市場ではスッテが足りない
今回は新しいスッテを入手したので楽しみだった。釣友と~るさんから優れものスッテだから使ってみたら、と教えてもらった。釣りの腕を急に上げることは無理だが、道具を換えることで釣果を伸ばすことは可能だ。特にスッテはエサに相当するため、何よりも重要なアイテムだ。雑誌や本を読んでもマルイカ釣りでは釣り方や大道具を語る前にまずスッテのうんちくから入るほどだ。

そのスッテが品不足気味になっている。どの釣具店でも有名なメーカーのスッテは品切れで納品待ちという状態だ。ある釣具店では店頭に人気スッテあったのでレジに持って行ったところ、「お客さん、見つけましたね」ときた。と~るさんに教えてもらったスッテも在庫がなくて送ってもらったものだ。

■スッテの威力で
教えてもらったスッテは期待通りの威力だった。午前船がそれほどの釣果でなかったようなので、午後船も釣れる時間帯が短いだろうと予想していた。いつもは日が傾いたころがチャンスなので、ぽつりぽつり釣り上げながらチャンス到来を待った。そして予想通り5時ごろに入れ乗りの時間がやってきた。ここでスッテが大活躍。釣果の半分をゴールデンタイムの30分で釣ることができた。他のスッテを使っていたらどうなったかは正直わからないが、同じ左舷に並んだ人はみなさんぽつりぽつりだったようなので、やはりスッテが当たったと考えられる。ところが入れ乗りタイムでは調子がよかったけれど、その後の渋い時間帯ではほとんど釣れなくなってしまった。そんな中でも隣の方が着実に数を伸ばしていた。スッテはマルイカ7の淡色系。日が傾き海の中が暗くなると淡色系の方が目立ってくるのかもしれない。次回に試してみたいテーマの一つだ。

この日の釣果は24ハイで竿頭が36パイだった。竿頭の方は鉛ヅノの直結で釣っていた。この釣り方ははまれば釣果が伸びるようだ。今回も4本スッテで臨んだが、入れ乗りの時の手返しはいい。オモリも18号まで落としてみたが一度もオマツリしなかった。3.3mの長竿で4本スッテの軽いオモリの釣り方は、手返しがよく釣趣もおもしろいと思う。

今回は誘い方に変化をつけて試してみた。最近の雑誌で紹介されているしゃくり釣りだ。この釣り方はイカの群れが濃い時には有効だと思う。しゃくったときにイカがツノに抱きついていれば鈎がかりするからだ。穂先をゆっくり上げてイカの乗りを感じるように誘う方法は、竿の感度と乗りを感じてからの動作が大切だ。今回は穂先にもたれや穂先が軽くなる「変化」を感じたらすかさず合わせるようにした。竿が柔らかいので合わせ切れをすることもなく、触腕一本にかかったイカも釣り上げることができた。この変化に合わせる方法でだいたい七割ぐらいの確率で乗せることができたんではないかと思う。

浅場のマルイカもいよいよ終盤になり、イカがスレてくるんじゃないかと思う。スレ対策など皆目検討がつかないので、ますますあれこれ考える悩みが増えそうな気がしている。

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2004.06.19

勝山のマルイカ(04年6月18日)

■落ちたウロコがまたもとに
先週はK名人のアドバイスで目からウロコが落ちた気分だったが、どうやらまたくっついてしまったようだ。釣果は先週以上にあがったのに納得いかない。同船者に自分の倍以上釣った人がいたのだ。決して強欲でたくさん釣ればいいという思いからではない。釣果の違いの原因がどこにあるのか、それを突き止めなければもやもやとした気分が晴れないのだ。

沖釣りは周りに釣っている人がいれば励みにもなるが、自分が釣れないことへのプレッシャーにもなる。一人で釣っていれば釣れない理由を潮や水温や濁りなど自然の要因にもっていきやすい。ところが同じ船にたくさん釣っている人がいたら、自然の要因ではないことになる。特にマルイカは釣りの性質上、釣果が釣り座の位置にそれほど影響されるとは思えない。それだけになぜ、なぜという疑問が強く湧いてくるのだ。

■アタリは多いがバラシも頻発
萬栄丸の午後船は平日ということで空いていた。7名の釣り人で余裕の釣り座は、今日の快適な釣りを約束してくれたようなものだ。出船2時間前に到着して、空いている船のこれまた空いているミヨシに座席を決める。これが平日釣行の醍醐味だな、なんて一人ほくそ笑みながら仕掛けをセットする。思えば沖釣りを始めて3年以上になるが、会社を休んでの釣行はたったの2回目だ。平日釣行が可能なら週2回も無理ではないな、とか考えていると船は最初のポイントに到着した。

浮島の手前のポイントは水深25mだった。今回はオマツリの心配が全くいらないので、はじめから20号のオモリでやってみた。第1投目からマルイカが釣れ、活性の高さを感じる。午前船の竿頭が85ハイと絶好調だったのでいやが上にも気合いが入る。しばらくは浮島の手前を移動しながらぽつりぽつりと釣っていたが、船が南に舳先を向けた。島の南側は台風の影響か、思ったより波が高く、ミヨシは特に上下への揺れで釣りづらくなった。しかし、イカの群れが濃いのだろう入れ乗りがしばらく続いた。が、乗るものの巻き上げの途中で何度もばらしてしまった。回収した仕掛けにむなしく足がくっついていた。感度よりもバラシを防ぐほうが重要とみて、オモリを30号に換えた。これで竿が胴から曲がり、少しはショックを吸収してくれることを期待した。

■釣果の差歴然
左舷のミヨシで釣っている方の動きがあわただしい。背中にいつも取り込みの「音」を感じる。どうやらハイペースでつり上げているようだ。釣り方を見てみると竿をしゃくって乗せている。後で聞いた話では、スッテはマルイカセブンのピンクによく乗ったそうだ。と、ここで疑問が湧く。

①釣果の違いはスッテの違いか
今日のスッテはマルイカセブンではないが、サンスイのピンクを使っている。途中で乗りが悪いと判断して別の色に変えたが、マルイカセブンのピンクならもっと乗りがよかったのか。

②それともしゃくる誘いが効果的なのか
ゆっくり誘い上げて、ふっと落とすようにスッテを動かしていたが、アタリがあっても乗らないことが多かった。それに乗ってから巻き上げる途中でのバラシがいやというほどあった。これも後で聞いたら、しゃくる誘いだとバラシは少なかったそうだ

この疑問が解けない限り頭の霧が晴れそうにない。どうやら次回はマルイカセブンでしゃくりを試すことになりそうだ。結局この日の釣果はマルイカ30パイだった。左舷ミヨシの方が61パイでダントツの竿頭だった。マルイカはいる。ただ釣り方が違うだけだ、とプラス思考で行動したい。

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ゲソは軽く湯通しして酢みそで

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2004.06.13

勝山のマルイカ(04年6月12日)

■名人のアドバイスで目からウロコ
久しぶりにK名人と飲んだ。仕事関係のメンバーが多かったので、釣りの話しはたいしてできなかったが、名人らしい示唆に富んだアドバイスをもらった。前回のマルイカ釣りでオモリの号数を迷った話しをしたら、周りよりも軽いオモリを使うときはスッテの本数を減らせばいいというのだ。スッテは潮の抵抗が大きいので、本数を減らせば糸ふけが小さくなる。オモリが軽いと潮に流され糸ふけが出やすいが、スッテを減らすことで相殺できる。なるほどと感心してしまった。名人はこんなことにも解を用意してくれる。

スッテを減らすことに別のメリットがある。それは手返しだ。スッテ5本と4本では手返しのやりやすさが全然違ってくる。4本の場合、仕掛けの上端から一番下のスッテまでおよそ3.5mになり、前回と同じ3.3mの竿を使えば一番下のスッテに掛かったイカでも竿の操作だけで取り込めるのだ。それに仕掛けが短ければ、潮回りの時にいちいちマットに掛けたり投入機を使う必要がない。仕掛けの投入が早くなるので、移動が早いマルイカには効果的だ。その一方でデメリットもある。スッテを減らすことでタナの幅が制限されるし、カラーバリエーションも減ってしまう。メリットとデメリット、どちらが大きいかさっそく萬栄丸で試してみることにした。

■風に翻弄され
11時過ぎ勝山港に到着して海を見ると数隻のマルイカ船が港の目の前でスパンカーを広げている。台風4号が温帯低気圧に変わり、関東へ直撃は避けられたものの、南西の風がめっぽう強い。長い竿ではマルイカの微妙なアタリをとるのに苦労しそうだ。ベテラン釣り師はこんな時のために長短2本の竿を用意するものだが、経済事情が許さずしばらくは一本を使い回すしかない。

乗船したらすぐに仕掛けをセットする。トライアルの4本スッテ仕掛けだ。まずは前回実績が高かった色を使い、状況によって換えることにする。状況とは、自分より釣っている人のスッテの色を参考にさせていただくということだ。そしてオモリは30号。この日は船頭からオモリの指示は出なかったが、両隣のオモリはでかい。50号はありそうだ。

勝山港の前にある島、浮島の手前で午後船の釣りがスタートした。水深は25mで、底から3mまでを探るようにゆっくりと仕掛けを上げる。ここで、くっというアタリといいたいところが、アタリがわからない。風で竿があおられて左右にぶるぶる揺すられてしまい、穂先にもたれるようなアタリは見逃してしまう。ぐっと引き込むアタリは明確に出るので乗せることができたが、繊細なアタリにはなすすべがないというのが実情だった。


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この4本が本日の実績スッテ

■仕掛けの効果はあったが
竿の感度を少しでも上げるためにオモリの号数を20号に落とした。これはちょっとした冒険だった。1回でもオマツリをしたら30号に戻すつもりだったが、その必要はなかった。片舷8名で2m間隔の釣り座だったが、ただの一度もオマツリしなかった。50号のオモリに挟まれて20号がオマツリしなかったのだからスッテを減らした効果だろう。それに一番下のスッテに乗ったイカをワンアクションで取り込めたのも手返しの点で効果的だった。そのおかげで、ひと流しで2ハイ釣ることもできた。また、仕掛けの取り回しがシンプルなので、強風の中で手前マツリ防止にも効果があったと思う。

釣りやすい仕掛けとオモリを使うことができたが、釣果の方は伸びずマルイカ13バイ、ムギイカ1パイだった。強風を考慮して10パイを目標にしていたが、とりあえず目標をクリアできてほっとしている。萬栄丸のホームページでは竿頭で14ハイだったそうなので、目標設定も妥当な線ということだろう。もう少し日並みがいい日の釣行で手返しの具合をチェックしてみたい。

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2004.06.06

大貫のメバル(04年5月30日)

これまでの経験では、同じ魚で2週連続の好釣果などということはまずなかった。潮回りが1週間でがらりと変わるので、いい潮の翌週はたいていその逆になる。そんなことは百も承知で出かけたのは、昼間のメバルが終わりそうだからだ。大貫のメバルは4~5月は日中の釣りで6月から夜釣りになると聞いた。それで日中にもう一度行っておこうと思ったのだ。

2週連続だったので船頭さんも顔を覚えてくれていた。しかし会う早々、今日は日並みが悪いよというご挨拶だった。船頭さんの予想はたいてい当たる。いい方の予想はあまりしないので、悪い方の予想ばかり聞いているが、たいてい当たっている。しかしサラリーマンの悲しさで、予想の善し悪しに関わりなく釣行できる日は決まっているのだ。

今回も悪い予想は見事に的中した。アタリは頻繁にあるのだが、その後の引きが鈍重でメバルの鋭さがまったく感じられない。で、あがってくるのはフグばかり。たまにおっという鋭い引きがあったらそれはベラだった。

そんな中、メバルらしき魚が竿を絞り込んですっぽ抜けたことが3回あった。先週にはなかったことだ。メバルの食いが浅いのか。気になるのが針の太さだ。前回フグに食われたときにペンチで針をはずして曲がったことから、今回は軸が太いアブミという種類に変えていたのだ。もしかするとそれが原因かもしれない。アタリが少ないときは確実にものにしなければならないので、食い込みがよくばれにくい針を使うべきだろう。

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釣果のすべて
ベラは赤いのがメス。メスのほうがおいしい

釣ったベラは刺身にした。釣り人以外にはあまり知られていないと思うが、実はベラの刺身はかなりおいしい。その姿とはうらはらに白身で繊細な味なのだ。関西には専門に釣らせる船があるが、関東では聞かない。来シーズンの大貫のメバル釣行ではベラの仕掛けを忍ばせておくつもりだ。

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勝山のマルイカ(04年6月5日)

釣り船は共同社会だと思う。年齢、性別、職業さまざまな人たちが魚を釣るという共通した目的のために集まっている社会だ。一般の社会と違う点は離合集散がとても速く、乗船の時に成立して下船したら解散してしまうということだ。船上の社会は船頭をリーダーに釣り客が規則に従いながら釣りに励む。規則といっても、船頭の合図で仕掛けを投入したり巻き上げるといった最低の決まり事だけど、それを守らないと釣りにならない。また、オモリの号数をそろえてオマツリを防ぐといった紳士協定的な規則もある。

勝山のマルイカは2回目。前回は1パイしか釣れず残念な思いをしたけど、沖漬けのうまさは感動ものだった。こんなおいしいものはもっと釣らないわけにはいかない。萬栄丸のHPをチェックしてみると、このところ成績がよくていい人で50パイは釣っていた。今がチャンスと見て午後船に乗り込んだ。

最初のポイントを目指す途中、船頭からオモリ50~60号を使うようにという指示があった。えっ、と思った。竿が合わない。今日用意した竿はメバル用の20~30号負荷のものだ。重くても40号までだろう。どうするか迷った。重さが極端に違うとオマツリの原因になるし、50号を背負うとオモリ負けしてアタリがとれなくなる。左右の人は50~60号らしき大きさのオモリをつけている。30号でやってみてオマツリするようなら50号に換えることにしたが、結局オマツリは1回ですんだ。同じ重さのオモリを使っても1回ぐらいはオマツリするので、オモリが原因のオマツリではなかったと思う。共同社会の掟破りだったが、社会秩序を乱さずにすんでほっとしている。

軽いオモリが奏功したのかイカのアタリがよくわかった。底からゆっくり指示ダナまで引き上げる途中、くっと重さを感じる時があった。それがアタリだ。アタリはほんのわずかな手応えしかないので、穂先に神経を集中させておかないと見逃してしまう。感度が鈍い竿だとちょっと苦しいかもしれない。それでもアタリをかなり見落としているのだろう、底を取り直すのに仕掛けを落としたら落ちないので、聞いてみたら乗っていたなどということが数回あった。それに釣ってもいないのにスッテにスミが付いていることがあった。これなんかも乗ったのがわからず、スミを吐いて逃げていったのではないか。

今回はスッテの選択に幅を持たせられるようにした。前回は借り物のスッテだったので、バリエーションもなくいろいろ試すことができなかった。そこで渋谷のサンスイで店員さんのアドバイスを聞きながら8種類のスッテを購入した。仕掛けはもちろん自作である。8種類のスッテを5個色違いに並べる組み合わせは6720通りあるらしい(嫁が計算したので怪しいと思う)。とうてい全部試すことはできないので、勝負色を3色固定して、そのほかの色を換えることにした。幹糸とエダスの接続に回転ビーズを使ったら、エダスを通す穴になかなかエダスが通らないのには焦った。40代だというのに老眼が入ってきた目にはつらい作業である。

釣りはマズメを釣れという格言どおり、クライマックスは日が傾いた18時頃に訪れた。アタリはわずかな手応えしかなくても、乗ると結構いい引きをする。アタリを感じて乗せた、という満足感とマルイカが水面に現れるまでの期待感を夕日が差す船上で十分味わうことができた。20パイ以上のマルイカが生け簀で泳いでいるのいるのを見ると、さらに満足感がこみ上げてきた。

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このまま冷蔵庫で1昼夜寝かせる


終了の合図で素早く道具をしまうと、お待ちかねの沖漬けタイムだ。生け簀で元気に泳いでいるイカを麦茶用のアクリル性ポットに入れる。ポットの中には醤油、みりん、酒を混ぜて作ったタレが入っていて、イカが入ったとたん猛烈な勢いでタレを噴射する。このときイカの全身にタレが回るという寸法だ。

手前みそのようだが、船上で作る沖漬けは街で売っているものや居酒屋で出すものとは明らかに違っている。イカの種類が違うのだろう。売られている沖漬けのイカはスルメイカを使っているようだが、マルイカのもちもちとした歯ごたえや肉の甘みはスルメイカでは味わえない。親戚にプレゼントしたら絶賛されて奪い合いになったほどだ。1昼夜ほどタレに漬けたらジップロックに移し替えて冷蔵庫に保管すると1週間ぐらいはおいしく食べられる。作るのが簡単で人にあげると喜ばれる一品だ。

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飴色に仕上がった沖漬け

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2004.05.29

大貫のメバル(04年5月23日)

釣りの楽しみの一つに仕掛け作りがある。悩むことも多いので苦しみになる場合もあるが、自分で工夫した仕掛けで釣れればやはり楽しい。初めての魚の場合は本や船宿のHPの仕掛けをそのままコピーして作っても、2回目からは自分なりに工夫している。この自分なりというのがくせ者で、改悪する場合が多々ある。たとえば細いハリスがよかろうということで号数を落としたら糸よれが多発してしまったりとか。

仕掛け作りで参考になるのは常連さんの仕掛けだ。よく釣っている人の後ろからこっそり仕掛けをのぞいたり、単刀直入に聞いたりしている。釣れている人は機嫌がいいからわりと気軽に教えてもらえる。場合によっては釣り方まで教えてもらえたりするので、常連さんとの接点は大切にしたい。

大貫のメバルは以前から釣りたいと思っていた魚の一つだ。メバルは明石で毎週のように狙った魚なので、明石の仕掛けと道具が内房でも通用するのか興味があった。その大貫で大きいメバルが釣れているという情報を新聞で見つけた。「30cm近い大型がいい人で20尾以上は狙えるでしょう」とは話半分でも凄い。黙って伝三郎丸の電話番号を携帯に登録した。

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釣果のメバル15尾
新聞の情報通りいいサイズが揃った


大貫港に着くとすでに常連さん2名が乗船していて、船に荷物を引き上げてくれた。とても親切なので船頭さんか中乗りさんと思っていたら、竿を持っていたので常連さんとわかった。いい人と船をともにできるのは気持ちがいい。呉越同舟とは正反対だな、などと思っているうちに船は3名の釣り客を乗せて7時半に港を出た。

5分ほど走った後、大貫港の目の前のポイントで停船した。ブザーの合図で仕掛けを投入すると、なんと水深が8mしかない。オモリ12号という指示だったので浅いとは思っていたが、8mとは驚いた。もう一つ驚いたのは海底がほぼ平坦なこと。船を流していくうち、たまに50cmから1mぐらいの根が出てくる程度なので根をかわす竿の操作はほとんど必要ない。こんな場所で30cm近いメバルが釣れるのか、これまでの知識からは考えられなかった。ところが答えはすぐにでた。

穂先にコツという前あたりがあって、しばらくするとメバルらしい力強く鋭角的な引きが竿を絞る。間違いなくメバルだ、と確信してゆっくりとリールを巻く。なにしろ水深が浅いのでメバルの抵抗は最後まで衰えない。かなりの抵抗ののち水面に現れたのは25cmのメバル。こんなに浅く根が小さい海にも大きいメバルがいることがわかった。それからは何の疑いもなく大型のメバルを狙って集中した。

この船の流し方は明石の船とはずいぶん違う。明石では特定の根を狙って船をぶつけるような流し方で、根を通過したら仕掛けを揚げる。ここではひと流しがとても長く、底を幅広く探るような釣りになる。また潮の流れが緩いので、同じ場所にとどまることができる。そのため根掛かりが少なく、アタリもとりやすい。前アタリが明確に伝わるので、すごく釣りやすかった。コツ、コツと2回前アタリがあって竿を引き込んだら、ダブルでかかっていた、などということもあった。

こちらが順調に数を伸ばしているのに、二人の常連さんの竿はなかなか曲がらない。仕掛けの情報を交換したがハリスの号数は1号で同じだった。ただ、鈎が違っていて、常連さんのはずいぶん大きいと思った。明石では小さい鈎に細ハリスが常識になっていて、鈎は5~6号が主流だった。ところが常連さんのを見ると8号ぐらいあったと思う。鈎は魚とのインターフェースなのでとても重要なアイテムだ。請われるままに鈎を差し上げたので、きっと次回は同じような鈎でチャレンジされるだろう。またお会いしたときに結果を聞くのが楽しみだ。

常連さんに教えてもらうのを常としているが、逆だと少し面はゆかった。それにしても、鈎を1本頂戴と頼まれたときは驚いた。こういう研究熱心さが次の釣果につながるんだな、と感心し魚以外の釣果を得た思いだった。


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2004.05.16

勝山のムツ(04年5月15日)

ムツという魚は粕漬けや味噌漬けにして切り身で売っているのを見たことはあるが、刺身とか干物とかいうほかの食べ方ができるのかわからなかった。そこで、釣っていろんな食べ方をしてみようということで、夜釣りのムツを狙うことにした。食べたさ6割釣り4割といったところか。同行はいつものS名人と二人。

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40cmオーバーのムツ

初めてのムツ釣りは夜釣りだ。船は勝山の萬栄丸。出船時間の16時半のかなり前にその日の釣り客全員が集合した。常連の客と船頭さんとや仲乗りさんとの濃い会話を聞いていると、けっこういいサイズのムツが釣れているらしい。それにしても使っている道具がすごい。みなさんぶっとい青物用の竿に最大クラスの電動リールをセットしている。確かにオモリ150号を使うけれど1kg足らずのムツにはちょっと大げさな道具立てに見える。その理由は後でわかるのだが。

萬栄丸は勝山港を出て約1時間で洲崎と大島の中間地点に到着した。ここが今日狙うポイント。ムツは深海の釣りに属しているが、夜になると浅場に移動するのだろう、80~110mがポイントの水深だ。釣りを開始してしばらくすると、ミヨシで大きなムツが2尾あがった。明るいうちに釣れるのは大型が多いそうなので、竿を持つ手に力が入る。すると、穂先にがつんというあたりがあり、ふっと軽くなった。ムツは食いあげするんか、と首をひねりながらリールを巻くと確かに魚の手ごたえを感じた。大事に取り込もうと中速回転で巻いていると船頭から、最高速度で巻くように指示が飛んだ。ええっと驚きながら指示に従いあがってきたのはいいサイズのアジだった。よくバレずにあがってきたものだ。船頭の指示は、巻き上げの途中でサメに食われた人がでたために、それをかわすよう出されたものだった。常連さんのごっつい仕掛けはサメがかかったときのためだということがわかった。

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ムツを狙う職漁船

真っ暗い海上に船の明かりがぽつんぽつんと灯っていた。ムツを狙う職漁船らしい。専業の漁師が狙う海域で同じ夜釣りができるということで期待したが、結局ムツの釣果は5尾に終わった。名人もムツは7尾だったが、かるく3kgは超えていそうなメダイを釣っていた。最初はサメかと思ったそうだ。夜釣りは大物の可能性が高い。それが本命であれ招かざる客であれ。

ムツは刺身、から揚げ、煮付け、味噌漬け、塩干物にする予定だ。味噌漬けと塩干物は仕込が終わり、熟成を待つだけだ。今日は雨なので塩干物は冷蔵庫の中で乾燥させた。

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2004.05.09

勝山のマルイカ(04年5月8日)

関東の沖釣り専門誌の「つり情報」と「つり丸」はほぼ毎号読んでいる。会社帰りに駅の売店で買って読んでいるが、記事に没頭して通勤時間を忘れさせてくれるのはありがたい。しかし、朝から読むのはさすがにはばかられるので、朝は普通のサラリーマンらしく、新聞の朝刊を小さく折りたたんで読んでいる。これがタブロイド判の「つりニュース」に変わったら、いよいよサラリーマン人生も怪しくなるのかもしれない。

「つり情報」5月15日号に勝山のマルイカ釣りが紹介されていた。しかも8日に釣行予定の萬栄丸に乗船した記事だったので、目を皿のようにして読んだ。誘い方やスッテの選び方など参考になる内容であったが、待てよ、という思いも浮かんできた。どんな釣りでも、仕掛けや釣り方は千差万別で、釣り人の数だけバリエーションがある。この仕掛け、この釣り方しかない、ということはないだろう。しかも、うまい人ほど状況に合わせて変化させるものだと思う。状況をどう読むか、状況判断の結果として仕掛けや釣り方をどう変化させるのか、そこが釣りの難しさであり奥深さだと思う。

状況をどう判断するかを言葉にするのは難しく、いわゆる経験に裏打ちされた勘という要素が強い。雑誌の記事は参考になるけれど、記事を読んだだけでは釣りは上達しない。釣果の決め手は自分の経験とテクニックと判断にかかっている。テクニックと判断力を磨くには釣行を重ねるしか手はないのである。

萬栄丸は13時半出船の午後船に乗船した。午後船だと朝はゆっくりできて帰りは渋滞を避けられるので、たいへんありがたい。今回同行したのはS名人と名人の会社の方3名だ。名人とTさんは何度か萬栄丸に乗っていて、ここのマルイカ釣りのおもしろさを解説してくれた。先週、先々週のマルイカ釣りと大きく違うのは狙うポイントの水深だ。ここのポイントは勝山港の目の前にあり、水深は30~50mまで。そのため使うオモリも30号という軽量ですむ。軽いオモリの何がいいかというと、まず体が楽だ。先週は100号を使ったけど、一日中竿を持って誘っていると、背中と腰にくる。それでも電動リールがあるからまだ救われるが、これが手巻きリールだったらたぶん釣りには行かないと思う。

萬栄丸のマルイカは軽いオモリとライトタックルで繊細な釣りを楽しむことができる。今回使った竿はサクラの硬調子メバル竿、3mでオモリ負荷20号とういものだ。この竿は穂先がピンとしているので、微妙なアタリをとりやすい。富津のエビスズキでも十分使えるほど腰もしっかりしている 。

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朝船が勝山港に帰ってきた

港から5分ほどでポイントに到着した。港の目の前に島があり、その北側に船を止めた。水深45mで5本スッテの仕掛けが着底した直後、明確なアタリがあった。さい先よく一投目から乗ったようだ。釣り上げると、小さなムギイカが一杯だけだったが、巻き上げる途中も何回かくいっと竿を絞ってくれるのは、ライトタックルのおもしろさだ。船は同じ場所には長くはとどまらず、マルイカの群れを追いかけて移動を繰り返した。ただ、群れが小さくて、移動範囲が狭いせいだろうか、島の北側半径100m足らずの範囲内での移動だった。そのため、移動時間が短くて効率的な釣りができた。

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港から5分でポイントの島に到着

誘い方は雑誌で紹介しているしゃくる方法はとらなかった。せっかく繊細な釣りができるタックルを使っているのだから、ゆっくしりとした動作でどんな微妙な前触れやアタリも逃すまいと集中した。そうやって、6時半までの5時間粘ったが、釣果は伸びなかった。マルイカ1パイとムギイカ4ハイで合計5ハイという結果だった。アタリがあって乗らなかったのが1回あったので、都合6回のアタリを楽しむことができた。ライトタックルで繊細なイカ釣りは釣れた、ではなく釣ったという感覚が強いと感じた。それだけに釣れなかったときのショックも大きい。ちなみに名人はしっかり12ハイ釣ったので、腕がよければ釣れるということを証明してくれた。

3連敗中のマルイカだが、釣行を重ねることでテクニックと判断力を磨かねばという思いを強くした。そして沖漬けにしたイカのおいしさに感動して、たくさん釣りたいという欲がむらむらと湧いてきた。

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マルイカとムギイカの沖漬けは超美味!

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2004.05.02

内房のマルイカⅡ(04年5月1日)

マルイカは評判通りの味だった。透明の身に包丁を入れるときゅっと縮まり、いかにも新鮮で旨そうだった。これは刺身で食べるしかないと思い、ゲソもエンペラも刺身にした。内臓はスミとあえて、アルミホイルで包み焼きににした。たった2ハイだったけれど、満足度は高かった。そうなるとまた食べたくなる。今度はいつ行こうかなどと考えていたら、S名人から誘いのメールが来た。博打の借りはすぐに返さないと気が済まないし何より旨いし、で、マルイカの釣行が即決した。

船はおとといと同じ川崎丸。マルイカを狙う船としては二人にとって最も近い場所にある船だ。海上は直線で移動できるし信号もないので、けっこう遠い釣り場にも割と短時間で到着できる。同じ場所で釣るのなら、車で釣り場の近くまでいって乗るよりも船で運んでもらった方が楽でいい。今回の川崎丸は勝山の沖まで足を伸ばすという。GW真っ最中の房総半島はどこへ行くにも渋滞を覚悟しなければならない。勝山まで車で行くと、帰りは大渋滞を覚悟するか夜中に帰るしかない。ところが船で行くと富津からは片道1時間ぐらいしかかからない。

今回の釣り客は我々を含めて4名で、広い間隔を置いて座ることができた。仕掛けの全長が5m以上あるので、船にとっては客が少なくて大変だろうけど、隣との間隔が広いと非常に釣りやすい。今回のテーマはマルイカのスピードに負けない手返しの早さだ。おとといの経験で、仕掛け投入の合図に遅れて投入したら釣れないことがわかった。何よりもスピードが決め手の釣りである。

船は最初、前回と同じ金谷沖を攻め、その後勝山に移動した。どちらも渋くて、スルメイカがぽつぽつ釣れただけだった。マルイカはどこへ行った。船頭が他の釣り船と交信して情報をキャッチしようとしている。すると突然、船が猛スピードで走り出した。どうやら剣崎沖でマルイカの群れが見つかったようだ。しばらく走るといるわいるわ、釣り船が狭い海域に群れていた。その下にマルイカの群れもいるらしい。川崎丸はその船団から少し離れたところで船を止めた。

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剣崎沖に船団ができた

ブザー1回の合図で仕掛けを投入して、オモリが着底するやいなやにググッいうアタリがきた。本日初ヒットだ。そしてあがってきたのは25cmぐらいのマルイカ。そのときすでに昼を回っていた。待ちに待ったマルイカを生け簀に入れて、さあこれからと気合いを入れ直したが、結局本日の釣果はこのマルイカ1パイとスルメイカ2ハイに終わってしまった。

またしても負けてしまった。他船の状況も良くなかったようで、まだ水温低下の影響が残っているみたいだ 。しかしこの釣りはおもしろい。勝負が早いし、スッテ、タナ、誘い方など釣り人の工夫によって釣果のひらきがかなり大きくなると思う。もうしばらくするとかなり浅いところで狙うらしい。そうなるとライトタックルで狙え、ゲーム性も高くなるのではないか。釣りたい魚がまた一つ増えてしまった。

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マダイ残念でした

とく@ろん さん こんにちは

松輪瀬のマダイ残念でしたね。釣れれば値打ちがある魚だけにボーズのリスクも高いですね。東京湾から内房にかけては南風の影響で急に水温が下がったとか。HPで見ると、どの船もイマイチでした。GW後半に持ち直してくれればいいんですけど。

スズキ釣りはいつ頃行かれます?5月22日(土)は潮回りがいいそうです。スズキは旧暦の2日~4日がいいとか。5月22日は旧暦の4月4日になります。

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内房のマルイカ(04年4月29日)

ツバメが飛び交う季節になった。この鳥は人の手が届くような場所にも巣を作る。ここまで人間に対する警戒感が希薄な野鳥はほかには見あたらない。カラスなどの天敵から巣を守るための知恵だそうだが、おかげで巣の中で育つ雛の様子まで見ることができて楽しい。それにしても雛たちにエサを運ぶ親鳥の努力には感心してしまう。食欲旺盛な雛の要求を満たすべく、雄も雌も休みなくせっせとエサを運んでいるのを見ると、いじらしくて思えてくる。

ゴールデンウィーク初日の釣りはマルイカを狙わないか、という提案がS名人からあった。外房のヤリイカで満たされなかった欲求を埋めるべく、即座に同意した。今回は名人の会社の同僚Tさんも同行することになり、仲間が増えて楽しい釣りになりそうだ。S名人のことは何回か書いたが、ここで少し詳しく紹介したい。

名人は神戸の人だが今は単身赴任で姉ヶ崎に住んでいる。化学製品メーカーの情報システム部門につとめていて、千葉の事業所のシステム構築を手がけている。知り合ったのは、名人が通っていた明石の船宿が紹介してくれたからだ。その船宿には私も2年間通い詰めていて、毎週顔を出すぐらいの常連だった。名人とはタイミングが合わず、船上で顔を合わせることはなかったけれど、噂は船宿の女将さんから聞いていた。

東京に転勤してきてこちらの釣りがわからず、右往左往していたときだったので船宿の紹介はありがたかった。しかも「超」がつくぐらいの名人なので、いっしょに釣りをして得るものも多く、私にとって非常に貴重な出会いだった。名人の釣りに対する姿勢は強烈だ。一匹でも多く、少しでも大きくという釣りの原初的エネルギーが桁外れに大きい。かといってがつがつしたところがなく自然体なのだ。大きなエネルギーは仕掛けや釣り方や船宿の研究に昇華しているのだと思う。船頭も名人の釣りを見て、これはできると思うのだろう。名人への接し方が他の客と比べて明らかに違う。こんな人が常連になってくれれば船頭もハッピーに違いない。

S名人とK名人。この半年で二人の名人と釣行をともにできるようになった。すばらしい出会いに感謝したい。

さて、ようやくタイトルのマルイカ釣りについて。マルイカとは剣先イカのことで、関東の釣り人の間ででこう呼ばれている。味はヤリイカよりも上だとはS名人もT名人も認めるところだ。そのマルイカを狙って、富津の川崎丸に乗船した。この日はGW初日ということもあって12名の乗客で賑わっていたが、釣り座には余裕があり快適だった。

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金谷沖から見る鋸山

この日は数日前に吹いた強い南風の影響で水温が急激に下がったらしい。そのため、博打ですよと前もって名人から念を押されていたが、そうは言っても何にも釣れないことはなかろうとお気楽な気持ちで出かけた。マルイカは初めてなので、名人から仕掛けを借りることにした。仕掛けは自分で作る主義だが、スッテの選択と順番にノウハウがあるらしく、名人のせっかくの申し入れなので使わせてもらうことにした。

船が金谷沖の水深60mの場所に到着し、いよいよマルイカ釣りがスタートした。タナはほとんど底近くということなので、底から5mまで誘い上げたらまた底に戻すという作業を繰り返した。オモリが着底して糸ふけを取るとググッとくるアタリがあった。静かに竿を上げるとさらに強いグググッというアタリ。何かがかかったという確信をもって電動リールのレバーを倒す。巻き上げた仕掛けの一番下のスッテにマルイカがかかっていた。生け簀に入れたマルイカは透き通ったクリーム色をしていて見るからにおいしそう。こんなんが10パイも釣れたら文句ないな、なんて名人と顔を見合わせて笑った。しかし、金谷のマルイカは水温と同じぐらい冷たかった。

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マルイカ

マルイカの群れの移動はやたらと速いそうだ。船もその群れを追って移動を繰り返す。しかも魚探で群れを見つけながらだから、一回の移動時間が長い。その間、釣り人は仕掛けを手直ししたりしても手持ちぶさた気味になる。ついつい船頭の方を見て、早くマルイカを釣らせて、と無言のプレッシャーをかけてしまう。ツバメの雛もこういうプレッシャーをかけているに違いない。船頭は親鳥さながらに、目を皿のようにして魚探や他船を見ているが、なかなかお目当ての群れには遭遇できないようだ。

ようやく群れを見つけたらすぐに船を止めてブザーを1回鳴らす。ブザーと同時に仕掛けが投入できなければ、まずマルイカは釣れない。それくらい足が速いのである。待つ間の緩とブザーが鳴ってからの急。肉体的にも精神的にも素早い切り替えが要求される釣りである。

結局この日、マルイカは2ハイに終わった。どうやら博打には負けたようだ。しかし、博打は打ち続ければいつかは勝てるという法則もあり、マルイカもそうだろう。次回こそはと心に誓った。

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2004.04.25

洲崎のイサキ(04年4月24日)

正直に言うと、先週釣った金谷のアジは刺身ではイマイチだった。船に海水をくみ上げる循環式の生け簀がなかったので、釣った端からクーラーに入れてしまった。クーラーには氷と海水を入れて、アジを急速に冷やして絞めるようにしておいたけど、血抜きはしていない。そのため、身に締まりがなく、舌触りがぬるっとした感じでよくなかった。今まで当たり前のように血抜きしていたので、していない魚と食べ比べたことがなかったが、刺身でおいしく食べるには血抜きが必須だということがよくわかった。それでは生け簀がない船に乗ったときどうするか。釣れている時合いでは血抜きまで手が回らないので、いったんバケツに入れておいて、こまめに絞めてクーラーに移すしか方法はなさそうである。それでも気温、水温が高い時期はちょっとつらいかもしれない。

刺身ではイマイチだったけど、干物は大成功だった。まだそれほど脂は乗ってなかったけれど、30cmを超えるマアジは肉厚があり、焼き上がりがジューシーで身にはほどよい旨みがあった。干物は刺身と違って血まで旨みにしてしまうのかもしれない。6~7月のマアジは脂が乗ってきてさらにおいしくなってくるだろう。今から楽しみだ。

房総半島は洲崎を境に内房と外房(南房)に分かれる。そのためか潮の流れや海底も複雑で、魚種が多く型もいいとの評判である。しかし房総半島の南端という位置で高速道路が未整備なため、釣り客が少なく釣り船もさほど多いとはいえない。時間、体力、資金に余裕があれば入れ込める地域なのかもしれない。

今回乗船する海老丸が停泊する伊戸港までは自宅から3時間以上かかるため、午後の出船で釣ることにした。途中でS名人を乗せて一路洲崎を目指したが、心配していた渋滞もなく13時の出船に余裕で間にあった。道中の会話で、名人が去年イサキを60尾釣った話で盛り上がった。そんなに釣れなくてもいいから、30cmオーバーの良型が10尾ぐらいで満足やね、なんていつものとらたぬである。

午後船のいいところは、午前の釣れ具合がわかることだ。潮の状況や風などの情報があれば、道具立てや仕掛けに工夫もできる。船頭も午前に釣れた場所を引き続き攻めることができるので、時間のロスも少ない。ただそれは午前に釣れたときの話で、もし釣れてなかったら重たい雰囲気を引きずっていくことになる。昨日の午前船が帰ってきたとき、釣り客も船頭も口が重く、いやーな予感がした。

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伊戸港から布良を望む

13時に港を出た海老丸は一路平砂浦沖を目指した。ポイントに到着すると船頭から20mという指示ダナのアナウンスがあった。本に書いてある通り、指示ダナの3m下、つまり17mまで仕掛けを降ろしてから1m間隔でコマセを振リあげる。PEの色を見て、仕掛けがきっちりと20mのタナにあうようにしてアタリを待つと、2投目にガクガクっという明確なアタリがあった。ゆっくりリーリングすると、待望の初イサキだ。イサキは沖釣りではアジと同じくらいポピュラーな魚だけど、今回が初チャレンジなのだ。初めてのイサキは30cmオーバーには遠く及ばないが正直嬉しい。しかしさあこれから爆釣だ、と気合を入れて1尾を追加した後はイサキから何の音も沙汰もなかった。

隣の名人を見ても大して釣れてない。目が合うと首をかしげているので、去年とは勝手が違うのだろう。周りを見ても釣れている様子がない。釣れている人がいれば、仕掛けやコマセ方などをパクるのだけど、今回は何がいいのかわからないのでパクりようがない。

結局17時半頃まで粘ったけど、イサキは2尾だけだった。船頭が何度もすみませんと頭を下げていたので、釣れる日もあれば釣れない日もあるから釣りはおもしろいんだ、と言ってやろうと思っていたが、下船後に話をするチャンスがなかった。実際、名人は去年大釣りをしているわけだから、しょせん巡り合わせが悪かっただけだと思う。

イサキの釣果は伸びなくても、アジやサバなどいろんなお客さんが釣れて退屈はしなかった。真っ赤で異形な魚が釣れたので、後で調べるとチカメキントキだった。深場の魚で、煮付けがおいしいらしい。今回のアジは刺身でおいしくいただくためにきっちり血抜きした。やはり生け簀に海水が循環していると楽だ。
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チカメキントキ

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2004.04.18

金谷のアジ(04年4月17日)

釣れなくてボーっと穂先を見ていると、釣り以外のいろんな思いが頭に浮かぶ。仕事のことが浮かんだとき、以前はかぶりを振って邪念?を追い払おうとしていた。せっかく仕事を忘れようと釣りにきているのにかえってストレスがたまる、という思いがあった。しかし最近は思うに任せている。仕事を思い出してもほんの一瞬で、釣りの気分を壊すようなこともないことがわかったからだ。それにごくたまにだけど、いいアイデアが浮かぶこともあり、かえって釣りの効用と思えるようになった。とはいえ釣れなくてボーっとしている時間は、短いに超したことはない。

金谷のアジは2回目になる。前回はサビキ釣りの対象になるぐらいの小さなアジを20尾ほど釣っていた。そのときは朝一番と納竿直前に良型を狙えるポイントで釣ったが、結局ボーっと穂先を見る時間になってしまった。今度こそは良型を釣りたくてまた勘次郎丸に乗り込んだ。

勘次郎丸のアジ船は人気が高いのだろうか。前回と同じように満員だった。HPを掲載していない船は客が少ない、と勝手に想像していたけど、そんなことはないようだ。常連客が多くついている船はHPよりも船頭の腕を買われているのかもしれない。

12人で満席状態の勘次郎丸が最初に向かったのは、東京湾フェリー(金谷-久里浜)とタンカーなど大型船の航路が交わる場所付近で、浦賀水道のまっただ中だ。すでに遊漁船がたくさん集まってきている。その集団から少し離れた場所でスタートした。

船で借りたビシにイワシのミンチを詰めて仕掛けをおろす。底から3mが指示ダナなので、底に着いて糸ふけを取り、2m巻いてからコマセを振る。そして1m巻き上げてアタリを待つ。教科書通りの手順だ、と思っていたら これが大きな間違い。指示ダナとはビシのタナではなく仕掛けのタナのことだ、と最後まで気づかずに釣り続けてしまった。両隣が釣るのを見て焦りながらも何が悪いのかをチェックした。仕掛け、コマセ方は問題なさそう。タナかもしれないと、あれこれ探って、ようやく本当のタナを探し当てることができ、アジが釣れだした。しかし、たった1mの違いで釣れかたが激しく違ってくるのには驚いた。沖釣りはタナが重要ということを改めて痛感した。

最初のポイントは数は釣れるけど小さい、ということで常連客が何人もキャビンへ行き、船頭にもっと大きいのを釣らせろ、とささやいていたようだ。だからというわけではないだろうが、上げ潮にかかる10時半頃に移動し、いよいよ良型と巡り会うポイントへ向かった。今度はぐっと岸よりの鋸山前のポイントだ。そしてクライマックスの入れ食いタイムが始まった。

水深57m、タナは底から5~6mという情報が船頭から伝わった。まだビシのタナを指示ダナにあわせると思っていたいたので、底から4m巻いてコマセを振り1m巻き上げてアタリを待った。すると一投目から穂先にがつんとくるアタリが訪れた。前のポイントとは比較にならない強い引き。期待に胸をふくらませて巻き上げると30cmオーバーの見事なマアジだった。2投目、3投目も同じようなサイズが釣れた。両隣の人はまだ釣れてない。そう、船頭の指示が1m高かったのだ。けがの功名とはまさにこのこと。両隣の人にタナを教えると、二人とも同じように釣れだした。タナは本当に重要だ。

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2番目のポイントでは30cmオーバーの良型が約2時間釣れ続けた。けがの功名もあって、良型ばかり15尾も釣ることができ、釣果は全部で35尾まで伸びた。おかげでボーっと穂先を見ることもなく、釣り以外のことが頭に浮かぶこともなかった。

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2004.04.11

外房のヤリイカ(04年4月10日)

出張で博多に行ったときに活きたイカのお造りをごちそうになった。水槽で泳いでいるイカを捌いてすぐ食べるというのが売りで、確かに活きの良さは申し分ない。店の生け簀で飼った魚には否定的な意見が多いが、ことイカに関する限り鮮度=味の良さと評価されているようだ。興味津々で箸を付けるとビンとはじける弾力がわかる。噛むうちに旨みというかあまみというか、が口の中にじわっと広がってくる。イケル!げそまでうまい。それまで釣り人か漁師ぐらいしか味わえなかった活きたイカのお造りを、博多の町なかで食べられるようにした人の功績は大きいと思った。たぶんかなり儲けていらっしゃるんじゃないかな。

博多の経験が尾を引いていて、いつかこの手で釣ったイカを食べたいと思うようになったが、チャンスは意外に早く訪れてきた。会社の先輩のKさんがヤリイカに誘ってくださったのだ。もちろん二つ返事である。ここでKさんについて少しふれたい。Kさんは沖釣りの大ベテランであり名人でもある。過去、竿頭として新聞紙上に名前が載ることを狙って、ずいぶん釣行されたそうだ。どの世界でもトップをとるのには汗と努力と時間と、そしてお金がかかる。Kさんも持てるリソースを余すことなく釣りに投じたそうだ。去年は2回同行させてもらったが、しなやかな身のこなしと慧眼に圧倒されてしまった。船頭さんは「Kさんが乗ってくれるとありがたい」という。翌日の新聞の釣果欄が充実するからだそうだ。船頭にここまで言わしめる、釣り人として最高の栄誉ではないだろうか。

前振りが異常に長くなってしまったが、初めての外房のヤリイカについて書こう。乗ったのは川津港の伸幸丸。出船が5時なので、自宅を出たのが2時30分だった。早朝というより深夜といった方がいい時間帯だ。釣りをしない人から見れば、こんな夜更けに出かける人種をきっと理解できないだろう。しかし港の駐車場は理解不能な人たちの車で一杯だった。

協約に従って5時30分に釣りを開始した。水深130mでオモリは150号を使う。リールからすごい勢いで道糸が繰り出されるが、130を過ぎても糸の出が止まらない。150m超えたところでおかしいと思って、リールのクラッチを戻した。どうやら二枚潮らしい。話では聞いていたが経験したのは初めてだ。隣のKさんが首を横に振っているいるので聞くと、こんな日はヤリイカは釣れないらしい。まあしかし海に文句をいっても仕方ないので黙々と釣る。海底から5mぐらいとおぼしき場所で誘っていると穂先にガクンとくるアタリを感じた。イカもタコと同じように重くなるだけと思っていたら、明確なアタリだった。電動リールのスピードを抑えめにして慎重に巻き上げる。あがってきたのは小さいが紛れもないヤリイカだった。博多で食べたのと同じイカだが、サイズがちょっと小さい。たぶんこのサイズでは商品にならないと思う。

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船の移動中、Kさんの仕掛けを見せてもらってビックリ。大型と中型のタッパーの中には、仕掛け巻きに巻かれたヤリイカ専用の仕掛けがビッシリ詰まっていた。その数はおそらく50や60ではきかないだろう。なんでも、潮の色や乗り方によってプラズノの色が違ってくるのだそうだ。いろんなケースを想定すると膨大な仕掛けができあがるらしい。

結局この日は全部で4ハイのヤリイカを釣り上げることができた。Kさんが7ハイだったのでやはりいい潮ではなかったのだろう。もしいい潮に当たれば名人クラスで60パイぐらいは釣れるそうだ。私のような者でも10パイは越せるかもしれない。ヤリイカは5月いっぱいは釣れるそうなので再チャレンジしてみたい。そのときは自作の仕掛けをタッパーに入れて持参することになるかな。

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2004.04.04

東京湾のエビスズキ(4月4日)

天気予報では一日中雨、しかも気温が低い。それでも気持ちは釣りに向いてしまう。寒いのも冷たいのもお構いなしの釣り馬鹿だ。

4月4日にもう一人の釣り大好き人間S名人と東京湾でスズキを狙った。名人は神戸の人で、関東でスズキを釣った経験がないという。それではぜひトライしようということになり、富津港の鹿島丸に乗船することにした。出船5時、集合が4時半なので3時に鎌ヶ谷の自宅を出たが、富津港についたのが集合時間ぎりぎりだった。そのためすでに座席を選ぶ余地はなく、指定された右舷ミヨシに名人と並ぶことになった。

最初のポイントには港を出て20分ほどで到着した。エサの海エビを針に刺して仕掛けを降ろす。仕掛けはもちろん自作だが、初めてのスズキ仕掛けなので出来は良くないと思う。タナは9mジャスト。富津のエビスズキではタナがほとんど9mで通すことが事前にわかっていたので、前もって幹糸に目印を付けておいた。その目印が海面すれすれにくるようにしてアタリを待つと、早くもコツンというアタリがきた。そのまま食い込みを待っていると、第二第三のアタリがきて竿がグイッと引き込まれた。

間髪入れずにアワセると細いさくらのメバル竿が大きな弧を描いた。乗った、してやったりと心で叫びながらリーリング。ハリスが4.5mと長いため手でたぐり寄せ、船頭さんが差し出すタモに収まった。50cm弱だが船中一号のスズキ(フッコ)だった。この一尾を皮切りに船上のあちらこちらでスズキが取り込まれた。時合いは約一時間ほどだったが、その間に名人も見事なスズキを手にすることができた。

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最初のポイントでのアタリが遠のいたため、船は第二海堡にポイントを移した。ここでも60cmクラスを一尾追加することができた。スズキは海面近くまで上げられると、猛烈な力で抵抗する。二尾目のスズキを手前に引き寄せようとすると、船の下に突っ込んできた。竿の弾力でかわすことができたが、フィニッシュで油断してバラすことがよくあるらしい。ぜひオーバー70cmクラスの引きを味わってみたいものだ。

この日の時合いは朝の一時間だけだったようで、第二海堡でも船中で数本しかあがらなかった。私も最後まで粘ったものの二尾という結果に終わった。しかし、スズキの小さな前アタリから食い込みまでの「静」と、針がかりしてからの「動」が瞬時に切り替わるドラマ性に魅力を感じた。また、メバル竿でもスズキとのやりとりに十分耐えられるし、柔軟さゆえに引きを楽しめることもわかった。スズキ専用の竿はたいてい腰のある短竿だが、短い竿で釣るのがもったいないような気がした。

スズキの旬は夏。それまでに何度か釣行して旬に備えようと思う。

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2004.03.14

東京湾のエビメバル

開花予想では、東京の桜の開花は全国で一番早くて来週だという。そんなぽかぽか陽気の東京湾にメバルを狙って繰り出した。

釣友と二人、船橋の内木丸に集合時間の6時半ぎりぎりに到着し、そそくさと身支度を調えて乗り込んだ。船にはすでに10人ほどの釣り客がスタンバッていて、私たちが空いているトモに座席を決めるとすぐに出発した。目指す最初のポイントは川崎沖のバースだ。

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期待でわくわくしながらはじめのポイントに仕掛けを落とす。水深約25mでオモリが着底。底を数センチ切るか切らないかというすれすれにキープしながらアタリを待つ。しかし、ここではアタリなし。船はバース周りをあちこち移動しながらメバルのポイントを探るが、船中数匹あがるだけだ。釣友の竿の穂先がぐんと海中に引き込まれ、メバルらしきアタリをとらえたが、根掛かりであえなくばらしてしまった。バースから出る配管に引っかかったようだ。

潮が動かないためか、このあともほとんど釣れず、船は30分ほどで最初のポイントをあきらめて本牧ふ頭を目指した。本牧ふ頭では防波堤前のポイントで少しずつ移動させながら広い範囲を攻めた。ここはメバルよりもカサゴがよく釣れる。船ではカサゴ用にサバの切り身かキビナゴのどちらかを選べるようにして配っていた。私はサバを選び一番下の針にちょんがけしてカサゴを狙った。このポイントはけっこう根がきつい場所があり、根掛かりに注意しながら底を探っていく。ガツガツと竿を揺するようなアタリがありゆっくり巻き上げると25cmの良型カサゴがあがってきた。本日最初の一尾を手にしてほっとした。

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気がつくと内木丸以外にも東京湾でメバルを狙う船が集まってきている。潮の状態から、この時間帯は本牧沖が釣れると判断したのだろう。内木丸でもカサゴ中心にぽつぽつあがっていた。本牧沖のポイントは防波堤の表と裏のどちらでも釣れるので、潮が早すぎた時の潮待ちに向いているのかもしれない。私の予想では、ここでしばらく潮待ちして、下げ潮がゆるんだ頃大型のメバルが出るポイントに移動するのではと思っていた。

ところが昼前から南風が強くなりだしてきて、あれよあれよと思う間に沖の方では白波が立ちはじめた。これで本牧からの移動がなくなり、大型メバルもアウト。ちょっと心残りな釣行になった。しかし、天気予報では一日凪で風も穏やかなはずだったのに、いつもながらアテにならないことがよくわかった。

本日の釣果:カサゴ 18~25cm    5尾
        メバル リリースサイズ 10尾

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