観音崎沖のタチウオ(06年1月20日)
内房金谷港から出船するタチウオ船はエサに生きたイワシを使う。生きエサのアピール度は素晴らしく、アタリが頻繁にあり釣れるサイズも良型が多いのがこの釣りの特徴だ。
いつもだと12月にシーズンに入るが、今期はやや遅れて1月になってトップが10尾以上と、ようやく釣果が上向いてきた。待ちに待った好機到来、これは行かずば!
お世話になったのは惣四郎丸。3名の釣り人が乗船すると港内の生け簀からシコシワシをたっぷり積み込んで6時30分に出港した。
ポイントの観音崎沖にはすでにタチウオ船団ができていて、その端でスローダウン。
「水深98メートル。底から10メートルまでを探ってください」
船長からタナのアナウンスがあり、シコイワシを弱らせないようスプールをサミングしながら送り込む。
着底するとハリス分巻き上げてゆっくりシャクリながら上へ上へとタナを探る。すると底から5メートルでコツンときた。
ゆっくり聞き上げながら食い込みを促すと、グイッと穂先を押さえるアタリに変わった。間髪入れずにアワセをいれればガツンと竿が止められた。自分なりに完璧と思えるハリ掛かりだった。
巻き上げ中にタチウオは海面に向かって泳ぐため、一瞬負荷が軽くなる。バレたかと勘違いするが、騙されてはいけない。その後また強い抵抗をみせながら上がってきて、海面ではキラリとサーベルようなシルバーを輝かせる。
一投目で取り込んだのは1メートルオーバーのいわゆる5本指サイズだった。今季初のタチウオが良型で、全身が熱くなった。タチウオ釣りはこうでなくっちゃ。
続く投入もアタリが頻発する入れアタリ状態だった。ところがその半分もハリ掛かりさせることができない。ハリ掛かりに失敗すると頭がカーッと熱くなり、成功して取り込むと身体が熱くなった。
それでも釣果は順調に伸びて、足もとのクーラーボックスはタチウオで埋まっていった。開始から3時間で10本を超えた。しかもほとんどが100センチ前後で、内径60センチのクーラーボックスに納めるのに苦労するほどだ。
後半は潮が止まったためか、アタリが小さくて知らないうちにエサを取られることが多くなった。あの大きな体で繊細な食い方をするもんだと感心してしまう。
釣るのが難しくなれば、それだけやる気をだして集中するのだが、後半はポツリポツリの展開となり12時半に30分早い沖揚がりとなった。
私の釣果は14本で、船中では3~14本だった。この釣りは、とにかくアタリは頻繁にあるので、釣り方や仕掛けの工夫しだいでもっと釣果は伸びるはずだ。それと熱くなりすぎるのも判断を狂わせるので、できるだけ冷静に対応することを心がけたい。



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